岸田内閣支持率17% 「裏金疑惑で続落、不支持58%自民支持も2割切る…時事世論調査による。

(12月14日のJIJI.COM報道の記事)

 

安倍政権から続いた国民への侮り。

岸田政権も同様に、安倍政権を真似て国会を無視し、国内政策より外交に力点を置いてはいるものの所詮は安倍政権の亜流。安倍氏の成功体験を真似るだけの政権ではすぐ行き詰る。依って立つべき思想がなく根本にあるのは安倍政権に共通するポピュリズム。支持率を気にするあまり政策の根本を見失う。加えて起承転結無き答弁では国民の理解は得られない。

安倍政権以来、自浄能力を失い政権としてのコントロールも効かなくなってるように見える。何より深刻なのは、国民への理解を求めることすらサボタージュする政治に未来はない。体のいい独裁?政治家から見れば国民への理解を求めることは無駄な時間と捉えているのかもしれない。

 

〝侮られる国民から卒業しよう!!”とブログに書いた。あれから4年。何一つ変わらず経済も含めずるずると右肩下がりに落ちていく。政治家の質も。

今日の朝日新聞社説「留置場での死亡」「人権意識が低すぎる」の記事には本当にめげる。民主主義の根幹でもある人権意識までこんなありさまとは・・・ホントいやになる。

ここに、2019年に書いたブログを再発信したいと思う。再々度、「侮られる国民から卒業しよう」の意味を込めて・・・

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「沖縄、土砂投入から一年」 2019年12月14日のブログより

 

昨年、12月14日に沖縄県名護市辺野古の沿岸部に土砂を投入。

あれから1年になる。

2018年12月15日の朝日新聞を取り出して見る。一面、「辺野古土砂投入を強行」の横見出し。そして政府の基地建設米軍キャンプ・シュワブの護岸に囲まれた海域に投入される土砂の写真(14日午後2時38分、沖縄名護市、本社ヘリからの撮影)の真下に、黒地に白抜きの文字で、「想像してほしい これが自分の街なら」のたて見出し。

一年前も、今も、怒りに似た感情がわいてくる。

 

今日、2019年12月14日、沖縄タイムス配信のニュース。

「辺野古、土砂投入1年で1%の不透明さ 長期化必至で普天間の危険性放置か」の見出し。

全て予想されてきたことだ。

・何年、工事にかかるか分からない。

・費用もいくらかかるか分からない。

・大浦湾側の水面下90メートル軟弱地盤に技術面でクリアできる保証があるのか、わからない。

 

たとえ安全保障に関する取り決めであっても、唯々諾々とこれほどいい加減な工事を国の事業としてする国は世界の中でも稀有なのではなかろうか?普天間の危険除去を言いつつ、地位協定などは無視され現在ある危険除去には及び腰という有様。

 昨年、苛立つ自分の気分を静めるために、おとぎ話風なものをブログに書いた。泥色に染まる海を眺めて、人間の愚かさが身に染みた。あの海を埋めるために沖縄の山が削られ剥き出しになる。海の霊、地の霊が騒いでいる。

鎮魂を込めて、昨年12月14日のブログ「現代版、沖縄昔話」を再発信する。

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「現代版、沖縄昔ばなし」 2018年12月14日のブログより

昔、むか~し桃源郷のような村があった。

小さな村は南国の果実がたわわに実り、碧い海は魚たちの天国だった。

ある時、この村の娘に目を付けた悪~い鬼どもが娘を差し出さないと村を焼き払うぞ、と言ってきた。

昔から村人たちは魔物を追い払うために鬼への貢物を欠かさなかったが、娘の命ともなれば話は違う。

村の長たちが集まり話し合った結果、鬼を怒らせないために娘を取られるのは仕方がない、ということになり泣く泣くその娘を差し出した。

 

月日が流れ、鬼に差し出された娘も老いて体を壊し動けなくなり鬼どもの用事をこなせなくなってしまった。

そして、今度も鬼どもは娘を返してやるからその妹をよこせと言ってきた。おとなしく妹をよこせば二度とお前たちに悪さをしない、と鬼の使い走りをしている小僧を使って伝えてきた。

これまで何度も裏切られた長たちは怒りに震えこの鬼どもと戦う事を決めた。

しかし、長い事、銃剣などと言う物騒なものを手にした事がない村人たちはどう戦えばいいのか分からず途方に暮れた。

・・・長たちとその村人はその後どうなったかは知らない・・・

 

その言い伝えを聞いた村人が毎年12月14日、辺野古の海に鬼への貢物を固い石に括り付け、村人の無念の涙と共に海に沈めている。

その貢物の為に海はどす黒く濁り、魚は死に絶え、かっての碧い海は姿を変えてしまったそうな。

                                       おわり            

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2019年12月14日

そろそろ、この国、まともな国になって欲しい。

森友、「桜」と続く中でこの国のいい加減さと、へらへら笑ってやり過ごす政治家。「現実的」ということばを言い訳に、無策であることを隠している政治家。彼らに共通するのは、論理的思考ができずまともな日本語が話せない。

せいぜい記者を相手にすごんで見せる事や、自身の失敗に目を背け誰かのせいにする、あるいは国民の理解能力を蔑み分かり切った嘘を重ねる。頭のいいお坊ちゃまである官僚は国民を欺くことをゲーム化して楽しんでいるように見える。

 

もう、ウンザリだ。

侮られる国民でいることから卒業しよう。

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