5月8日。日刊スポーツ配信。
「立民の若手・中堅議員が泉健太代表らへ『背水の陣』覚悟せまる次期衆院線へ向け緊急提言を発表」報道。
立憲民主党の若手・中堅衆院議員32人が、国会内で次期衆院選へ向け、「与党に対峙する野党第一党として、共に背水の陣で戦う覚悟を決めてほしい」と泉代表や執行部に対して緊急提言を発表。
やっと、本気になってくれた、、、と思う。
選挙の結果が悪ければ総括として持ち上がるのは、相も変わらず執行部交代、あるいは分裂し他の野党に吸収合併かという安易な逃げ道。いつまでこのような野党の定番の選択に逃げ込むのだろうか。
”責任の取り方があまりにも安易すぎる”
“政権を執る”ことに、執念を持ち続けなければ、政権奪還など夢のまた夢ではないか。加えて、世界情勢が不安定になっている現状で、現下での自民党の問題点を提示しつつ自民党にない選択肢を国民に示す必要がある。しかし、いつまでも自民党の後追いをしているようでは国民はなかなか国政を立憲に任せようとは思わない。国民が理想とするのは、安心安全をゆだねられる政党であることに変わりはない。
先の統一選で感じたことは、立憲と自民党、他の野党との考え方の違いが明確ではなかったように思う。
憲法改正、あるいは少子化、防衛、増税他様々な事案についての考え方の違いが曖昧で立憲の考え方が十分に国民に行きわたらなかったように思う。特に、維新との違いは明確にしておくべきで、同様に他の野党からの立憲に対する非難、あるいは間違った解釈をそのままにすることはあってはならないことで、その都度しっかりと否定すべきだと思う。相手の間違いをそのままにすることはその間違いを認めてしまうことで、骨の折れることであっても広報部門として早くからの対処が必要だと思う。悪評の類は、ほっとけば消えていくものではなく、恐ろしいことに事実であるかのように一定数の国民の間で定着した考え方になってしまう。本来ならこれらのデマに対する危機管理を徹底させておくことも必要ではないかと思う。
立憲の再生を安易に泉代表や執行部交代だけに求めるのではなく、むしろ立憲民主党に所属する一人ひとりの政治家の覚悟が求められる。上を排除しても立憲民主党は再生できない。
本来なら、
政治家一人一人の意思が結集された形として、党の意志、あるいは執行部の意志が形成されるのが自然な形であるように思う。
その意味で、今回の立憲の若手・中堅衆院議員、32人の勇敢な行動は希望が持てる。
頑張ってほしい。