10月17日から始まった衆院予算委員会。やっと開かれたという思いで見ている。新執行部を迎えた立憲民主党。どのようなテーマを選択するのか、重要度に応じて変わるテーマの時間配分も興味あるところの一つかもしれない。

 国会審議は、党の主張、政策が反映される場でもあり、分かりやすく、かつ合理性(優先課題とする理由)が見えなければ、単なる党のパーフォーマンスと取られ、国民の共感も得られない。いわゆる空振りに終わる。

 

17日の逢坂氏の質疑。寺田稔総務相の妻の政治団体の「脱税疑惑」についての追及だったが、もともとこのニュースは12日の週刊文春を通じて知らされ、新聞を含むテレビのメディアでも取り上げられておらず、国民にとってはよく理解されていないニュースだった。従ってよく知らないオジサン(寺田総務相)の繰り返される弁明も国民には良く伝わらなかったように思う。

 

19日の参議院国会で、立憲の打越さく良氏の秋庭復興相の脱税疑惑、杉尾秀哉氏によってこれも寺田総務相への追及が続いたが、杉尾氏の追及は文春の情報を基に相手の弁明を確認するだけの追及に終わっていた。雑誌を情報源とする場合、よほど証言のウラを取っていなければ質疑に載せる段階からかなり苦しいものになるのは当然である。

 この寺田総務相は元財務官僚で税務署長の経験もあると雑誌では紹介されている。税の事にかけては相当の自信があるらしく質疑者に対し薄笑いを浮かべ余裕しゃくしゃくの態度は自信にあふれている。そんな中、これまで寺田氏に不利な証言をしているキィパーソンの迫田秘書官だが、19日参院質疑での寺田氏証言では、迫田氏自身がこれらの証言の不備を認め取り消すと言う。

 

迫田氏。このまま大臣秘書官として寺田氏の側らで働き続けるのだろうか。

本来なら、

寺田氏に不利な証言をした理由で首?!にされていて当然だと思うが・・・旨み、双方の旨みでつながっている?・・・不思議な世界である。

cf:文面上の表示に誤りがあり、本日22日に訂正しました。

訂正内容ー19日の参院での打越さく良氏の追及対象は寺田総務相の脱税疑惑ではなく秋葉復興相の誤り。