このところニュースをのぞくたびに「エぇ~ッ」となるニュースが多い。
旧統一教会、国葬問題のニュースの洪水に加えて荒波の間から見え隠れする汚職事件。東京五輪・パラリンピックにまつわる一連の出来事は、既に現役からリタイアしたような年齢にあっても、そのあさましさに辟易する。加えて、腐った根からは腐った実がなると見えて、五輪マスコットを巡る汚職が発覚。これもあの悪名高い高橋元理事の名前が見え隠れしている。さらに毎度おなじみの広告最大手「電通」の名前も。
つくづく、このままでは日本は持たないのではと思ってしまう。世の中が悪すぎる。富を手にれてもその上の富、額に汗して得るお金ではなく地位を利用しての荒稼ぎ。下品としか言いようがない。
若い世代がまともに働く気がしなくなるのが怖い。
そんな中、
9月25日、FNNプライムオンライン配信…「立憲・岡田幹事長『内閣葬なら反対しない』」の記事。
8月25日、フジテレビの「日曜報道THE PRIME」で立憲幹事長・岡田氏が「国葬ではなく内閣葬で行われるのであれば『反対しない』」と述べたことに対し、同席していた小野寺氏が意見を述べている。
ここからが冒頭の「エぇ~ッ」に当たる部分で、「内閣として内閣府設置法に基づいてできると判断した。手順に瑕疵があるから反対だというのはとても残念だ」、、というもの。
元防衛相という地位にあって、小野寺氏は、国、すなわち国会による議決が必要な国葬を一内閣の判断でできるとする法解釈に自信を持っているようだが、内閣府設置法による解釈だけで国葬儀における法的根拠とするには無理がある、というのが一般的な見方ではないか。
国民の目から見ても全く理解できない。今回のドタバタ国葬判断はおよそ政治家らしからぬ分別のある判断とは到底言えない。ただ情に流された安倍フアンの暴走に見える。
小野寺氏によれば、この国葬判断は単なる手順においての瑕疵(ミス)程度だと理解しているのだとすれば、そのような軽~い気持ちでは小野寺氏の専門とされている国防なんぞ恐ろしくて任せられない。もっと言えば防衛を預かるのであれば、単なるミス程度でも大きな火傷を負う。なお許せないのは、国会軽視という大きなミスを犯しても自覚すらしていないことである。
立憲幹事長・岡田氏の「内閣葬であれば反対しない」とする意見は、野党としてギリギリの譲歩だと理解している。