気になって仕方がないことがある。
自民党国会議員と旧統一教会との間に何らかの接点があると判明した379人中、179人の国会議員の面々は自身の行動によって国家に与えた影響をどのように感じているのだろうか?またどのように責任を取るつもりなのだろうか?
カルト的な教会との関係が明らかにされた時点で、何を、誰に謝罪すべきなのか考えたことがあるだろうか?
 
顔が売れている政治家が広告塔にされて信者集めに利用されてしまう事はよく聞かれるが、実際のところ誰に、何を謝罪すべきなのか分かっているのだろうか?
 国葬理由として一番目に掲げられている、8年8カ月にわたる長期安倍政権。この間、この教会との関係が続いていたとみられている。実際、安部氏による票の差配、教会からの選挙協力も日常化していた。また、閣僚の一人である山際氏は2016年にネパールでの関連団体のイベントに出席するなどの密着ぶりである。ブラックリストに挙げられている細田氏も然り。
 
また、
霊感商法などで悪名が高かった旧統一教会が、コンプライアンスを強化したとされる2009年以降も信者に献金を強要するなどのケースは60件以上あり係争中も含め、総額7億9000万円以上になることが報告されているという。(9月16日、NEWSWEBより)
 
これらの事から明々白々なのは、
謝罪すべき相手は、政権維持のために宗教もどきの旧統一教会とズブズブの関係に甘んじ、その足元で苦しみ続けた信者の方たち、‟国民に対しての謝罪”である。

政治家が一番に守るべきことは何か?

 

政治家が国葬に参加、不参加を表明するにしても、ごちゃごちゃ美辞麗句で誤魔化す?ことは止めてほしい。礼を重んじるため、あるいは人生観、日本人の死生観に鑑み粛々と出席して追悼する等々。

 

光の当たる部分しか見ていない政治家に失望する。

 

今まで、
国葬の出欠に関する問題で、一番飾らず正直だったのは自民党の村上誠一郎氏ではなかろうか。安倍元首相の国葬に「最初から反対だし、出るつもりもない」。あるいは、安倍氏の政権運営においても「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」と批判したという。国賊という言葉が適切なのかどうかは分からないが、現在多くの国民が国葬を反対する理由として国葬手続きの不備は勿論、安部氏の就任期間の8年8カ月に渡る安倍氏の業績についても、村上氏の指摘に肯く点が多いのも事実である。
 
ストレートに自分の意思を表す・・・勿体ぶって日本人の慎みに欠けると眉をひそめる欺瞞にウンザリする。