「とにかく、みんなと居ればハッピー!」


 行って参りました!

 と言いますか、体験して参りました!



 我が人生、『エクソシスト・シャーク』映画館で観る日が来るとは、思っていませんでした。

 しかし今回はそれ以上、斜め上にも斜め上にも、信じられません!余りにも有り得ない、出来事でした!


 まさか我が人生、『エクソシスト・シャーク』を映画館で、二度目に観る日が来るとは!


 まさか!

 まさか!


 『エクソシスト・シャーク』!

 

 そもそも、色々と微妙な作品多く、そうしてその、微妙さ愛でて楽しむのがサメ映画好きの世界ですが。

 そういった人達の間に於てさえ、余りに余りに凄いと評判に成った、作品。

 いや本当、凄かったです!

 手前味噌ですが、一年前観て来た時の感想、リンク貼らせて頂きます!


 映画・『エクソシスト・シャーク』


 と言いますか、改めて丁寧に、語る気力無いです!


 一度観れた事、実に良かったです。

 同時に、その喜び越えまして。

 観た事正しかったのか、有限なる人生の有限なる時間、損失してしまったのではないかと疑惑に駈られたりも。

 そんな訳で、今回!

 もう一度上映会、開催と言われましても!

 流石に、二度目は!

 二度目は!


 だったのですが。


 今回、10周年記念上映という事でした。

 主催の方達も、確信犯かと思われますが。

 普通、周年という物は。

 会社なりお店なり、或いはアイドルとかであったり、営業や活動がその年月続いた事を祝います。

 映画の場合。

 どんな作品であれ!

 時間という物が流れていく限り、どんな作品であれ!

 自動的に、公開から周年、過ぎて参ります。

 どんな作品も、1周年、10周年、100周年迎えます。

 良く考えてみますと10周年、凄くおめでたいのか?皆で集まって、お祝いする事なのか?

 繰り返しますが主催の方達も、確信犯かと思われますが!


 とにかく、記念上映。

 幾つか企画、行われるという事です。

 まず今回、いわゆる応援上映です。

 御存知無い方に説明致しますと、最近流行りといいますか、行われる様に成った形式ですが。

 言う迄も無く、基本静寂を旨とするのが映画館での鑑賞ですが。

 イベントとして、内容に沿って声や音を出して構わない、出すのが奨励される上映。例えばライブの場面で、本物のライブの様に手拍子や声援有りといった様な?

 それ込みで、皆で楽しもうという上映です。

 但し作品、『エクソシスト・シャーク』ですから。

 応援というより、皆で突っ込みまくる状況に成るのは、はっきりしていますが!


 ただ、それだけだったならば。

 観に行ったかは微妙です、正直。

 しかし、今回!

 何と!

 何と!

 もう一つ、特大企画が!

 何と!

 主演を務めた、ボビー・ケレックさん、アンジェラ・ケレックさん、特別ゲストとして、海を渡って来場するという!

 因みにお二人、御夫婦です。

 何と!

 そんな企画が、実現したとは!

 赤字覚悟という事で、確かに諸々考えますと、そうだろうなという。

 まさか!

 こんな企画が!

 

 なお、主演の二人と書きましたが。

 まともな物語が有るとも言い難い此の作品に於いて、一応主演という物が有るとするならば、まあ此の二人になるのかな、というのが本当の所ですが。


 とにかく!

 これは!

 行くべきでしょう!

 企画した心意気の、為にも!

 来て下さる御二人の、為にも!

 行くべきでしょう!

 再び『エクソシスト・シャーク』に、耐えねばならないとしても!


 結果!

 非常に非常に、楽しい時間でした!

 満員の、座席。

 わざわざ『エクソシスト・シャーク』観に来ようという方達の、集まり。

 場内に満ちる、仲間意識。

 友情。

 エレベーター内でも、互いに仲間な事を感じ合って挨拶交わしたり、なんて事も有りました。

 最初から皆、出来上がっています。

 様々なる、サメアイテム。

 応援アイテム。


 主催の方達の、前説から始まります。

 応援上映という事で、声出し練習。

 上映中に声上げるというのには背徳感と、快感有ります!


 応援上映、と銘打っておりますが。

 『エクソシスト・シャーク』です。

 応援?

 応援?

 突っ込み上映、とでもいった方が適切な物に成るであろう事は言う迄も無く、そうして実際、そうなりました。

 人生二度目の、『エクソシスト・シャーク』。

 人生、二度目。

 人生の、正に浪費かもしれない時間。

 二度目で良いのは、時の経つのが少し、早い所です。

 そして、そう、応援上映です!

 数分おき?

 もっと早く?

 飛び交う、突っ込みの声。

 勿論、自分のそれも入っております。


 そうしてそれが、楽しかったのです!

 普通なら、どんなに酷い作品だろうと客席では、耐えて耐えて腹の底に、飲み込まねばなりませんが。

 あらゆる突っ込み所に声を上げ、皆と共有出来る素晴らしさ!


 燦然と並ぶ、良く判らない画面。

 意味の判らない、画面。

 良く判らない展開と言いますか、展開の欠落。

 伝わらない、演出。

 伝えようとする何かが有るのか判らない、演出。

 変な、台詞。

 変な、動き。

 時々、カメラマンが中々上手かったりするのが又、厄介です!


 ただ、繰り返しますが今回は、それらに突っ込んでいけます。

 皆で共感、共有出来ます!

 ストレス、かなり減殺されます。

 あ、失くなるとは言いません。

 色々楽しく、そしてやっぱり色々キツく、時間が流れていきます。

 どんな物にも終わり、やって参ります。


 さあ、そして、トークショーです!

 因みにお二人、やっぱり観たかったのか、上映途中から客席に、入られてました。

 本当、これは本当、楽しい時間でした!

 非常に素敵な、お二人です。

 人柄も良く、疑問といいますか悩み所は、こんなに素敵な二人が何故、こんな映画にといった様な事は、いや、言うべきでは無く!

 御本人達も、此の作品がわざわざ日本で上映され、それに招待されるなどというのは余りに、想定外な事だったかと思われます。

 温かく、そして熱気に包まれた、場内!

 沸き起こる、笑い!

 事前に集められていた質問に、答えて頂く形でしたが。

 何だかんだ、意外な事実も出て来たりします。やっぱり撮影、かなり混沌していた感じも?


 素晴らしかったです。

 祭りです!

 祭りです!

 『エクソシスト・シャーク』という神を崇めるというのか、呪いに掛かってしまっているというのか。

 祭りです!

 最高の時間だった事は、間違い無く。

 問題有るとすれば、映画そのものだけ?


 主催の、皆さん!

 映画館の、皆さん!

 ケレック御夫妻!

 集まった、皆さん!

 有難うございました!

 有難うございました!