「アサイです~!」
「ラムっす!」
「二人、合わせて…」
「アサイラムです!」
「コンビ名は、パク/オマージュです!」
「大絶賛・大好評中、『シャークネード式映画批評』!」
「『絶賛大好評中』っていうのより、日本語としては一応正しいっすけどね~!」
「今回の、作品は!」
「『アタック・オブ・ザ・キラートマト』!」
「トマト~!」
「トマトっす~!」
「全ては、トマトの為に!」
「といった作品って訳でも、無いんっすけどね~!」
「伝説の、作品!」
「これはこれで、『シャークネード』で論じるの、畏れ多い部分有るっすよね~!」
「本当『伝説』だからな~!…いや、だがしかし!」
「言いたい事、判るっすよ~!」
「我等が『シャークネード』だって、伝説として残る筈だ!」
「残るっすよね~!」
「ともあれ、『アタック・オブ・ザ・キラートマト』!」
「題名の通り、トマトが意志を持ち、人間を襲い始めます!」
「巨大化トマトも、登場!」
「軍隊の攻撃も、歯が立たないっす!」
「人類の運命や、如何に!」
「トマトが、どうやって人間襲ってるのかとか、全然判らないんっすけれどね~!」
「とにかく、ギャグ映画です!」
「設定が無論、ギャグっすが!」
「展開、描写、行動、人物、全てがシュールなギャグです!」
「ほぼ全部、スベってるっす!」
「あらゆる要素をギャグで満たした為に、こちらと共感する取っ掛かり、何も有りません!」
「単なる、訳が判らない世界に成ってるっす!」
「余りのスベりっぷり、訳が判らないっぷりに、1周と少し回って段々、楽しく成って来ます!」
「採点、しましょうっす!」
「まずは…『アイディア』!」
「『殺人トマト』!トマトが、人間襲うんっすよ~!」
「凄い、アイディアだよな~考えた人は、頭がトチ狂っ/極めて独創的、個性的頭脳の持ち主だなと!」
「『トマト』って所が、絶妙なんっすよね~!」
「『0.99シャークネード』!」
「夢の、『1シャークネード』寸前!」
「『ぶっ飛び具合』だが…」
「…ぶっ飛んでるっすよね…」
「…ぶっ飛んでるよな…」
「『史上最も、ぶっ飛んでる作品』候補かもっす…」
「『58シャークネード』!」
「遂に、出ました~此の部門史上初!夢の、シャークネード超え!そして半端な数字にも、ぶっ飛びが現れてるっす~!」
「『俳優』だが…」
「個性的って言えば、個性的な人達出てたっすけどね~!」
「優れてたから、芸が有ったから強烈だった…って訳じゃ無いからな~!」
「特徴的、ではあったっすけどね~!」
「0.7シャークネード!」
「何時もの、事っすが…『CG』、採点するんっすか?」
「当たり前だろう!採点とは、そういった物だ!」
「確かに、或る部分正しい姿勢っすけどね~CGなんて物が、世に存在して無い時代の、作品っすからね~!」
「その通り!従って、『0シャークネード』!」
「意味は、無いっすよね…」
「さて、『アクション』だが!」
「難しいっすよね~或る意味、強烈で忘れ難いアクションの、オンパレードなんすが!」
「普通の映画に於ける所の『アクション』と同列に扱って良いのか、正直判らん!」
「何事か、ではあったっすけどね~!」
「0.84252シャークネード!」
「訳の判らない半端な数字が、映画の訳判らなさを、表してるっすね~!」
「『ロマンス』だが!」
「一応、本当に一応、出て来たっすけどね~完全に、ギャグの一部だったっすからね~!」
「『0.01シャークネード』!」
「『音楽』っすが!」
「これは…何だかんだな~!」
「テーマ曲、強烈っしたよね~!」
「所々、良き曲有ったよな~!」
「結構…クールだったっす!」
「『1.65シャークネード』!」
「やっぱり、半端に刻むんっすね~!」
「さて、問題は!」
「『感動』っすよね~!」
「問題だ!」
「問題っすよね~!」
「作品をどう捉えるか、根幹に関わるんだよな~!」
「ぶっちゃけ、或る種強烈に…痛烈に、心底感動したっす!」
「でも、その『感動』は、恐るべき、余りのZ級っぷりに…トマトだから、T級って言うべきかな?」
「とにかく、言わば感動の、余りの欠落っぷり故にグルッと回って、回り過ぎて、感動しちゃった感じっすもんね~!」
「難しい!」
「難しいっす~!」
「『47X.Y2Zシャークネード』!」
「或る意味、採点放棄っすね~!」
アイディア…0.99シャークネード
ぶっ飛び具合…58シャークネード
俳優…0.7シャークネード
CG…0シャークネード
アクション…0.84252シャークネード
ロマンス…0.01シャークネード
音楽…1.65シャークネード
感動…47X.Y2Zシャークネード
「…認める!」
「…かなり…無茶苦茶っすよね~!」
「…認める!」
「仕方ないと、思うっす!」
「我等が『シャークネード』、如何に常識的で、真っ当な作品かっていう事だよな~!」
「此の作品を前にすると、そう成っちゃうっすよね~!」
「トマト~!」
「トマトっす~!」
「T、O、M、A、ト・マ・ト!」
「ト・マ・ト!」
「ト・マ・ト!」
(続く)
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