ANAインターコンチネンタルホテル東京では、500年以上の歴史を誇る銘茶地、佐賀県嬉野の「嬉野茶時(うれしのちゃどき)」というプロジェクトから7名の茶葉生産者を招聘。新感覚なお茶の淹れ方を実演したティーセレモニーと、各種嬉野茶とのマリアージュを意識した繊細な料理や、茶葉を活用した独創性あふれる逸品を楽しむことができる特別賞味会が、3階の日本料理「雲海」にて開催されました。ということで、貴重な体験をさせていただきましたので写真でご紹介します。
実は、3階の日本料理「雲海」に伺うのは、今回が初めて。
ひな祭りをテーマとした飾りも、可愛らしい。
中庭に、こんな素晴らしい庭園があるとは知らなかった。
こちらが、「嬉野茶時(うれしのちゃどき)」の7名の茶葉生産者の方々。
そして、セレモニー台と専用の茶器を使い、各々が丹精を込めて育てたお茶を自らの手で淹れるセレモニーを披露してくださいました。ちなみに、台の前方に並べられた八角錐の器は、お湯の温度を調整するために使います。
高温の釜で茶葉を炒る「釜炒り茶」発祥の地として知られる嬉野は、霧深い山々に囲まれた盆地で、澄んだ空気と清らかな水がお茶栽培にとても適しているそう。丸みを帯びた葉の形状が嬉野茶の特徴なのだとか。
賞味会では、総支配人のミシェル・シェルトー氏がご挨拶。
さらに、日本料理「雲海」の吉安健料理長が、嬉野茶と組み合わせた料理について解説してくださいました。
こちらは、食前茶の「氷出し 浅蒸し煎茶」。氷が溶けることによって、お茶を出しているのですが、さっぱりとしながらも濃厚な味わいです。
昼の部で提供された「特別御前」。器も佐賀県嬉野の肥前吉田焼を使用しており、“雲海”をイメージした雲の形が、すてき!
お料理は、佐賀牛を使った茶香の逸品をはじめ、塩ポン酢で味わう嬉野温泉豆腐の徳利蒸しなど。舌だけでなく目でも味わえるのが、すばらしい!
食中茶として、煎茶、紅茶、玄米茶、釜炒り茶、烏龍茶、冷茶の柚緑茶、青ほうじ茶から好みのお茶を。右写真の湯呑み茶碗も吉田焼で、ワイングラスと同じようにお茶の香りをより楽しめる形状にしたのだそう。
食事は、ふぐのスープと嬉野茶をブレンドした、「ふぐ 極上の嬉野茶漬け」。このスープがおいしくて、最後の一滴まで飲み尽くしてしまいました。
嬉野濃厚挽茶をつかった氷菓子もたまりません!
食後茶には、7名の茶葉生産者が自慢のお茶を持ち寄って作った「嬉野茶寮 濃煎茶」をいただきました。
実は、私の生まれ育った静岡の実家は、裏が茶畑という環境のため毎日お茶を飲んでいましたが、産地によってもこんなにも味に違いがあるのを実感。静岡のお茶は、さっぱりしているのに対し、嬉野茶は、濃厚な味わいがあります。
なお、こちらの会席コースの同メニュー(特別会席コース/特別御膳)は、3月15日(木)まで継続して提供しているということなので、ぜひ堪能してみてください!
ANAインターコンチネンタルホテル東京
http://anaintercontinental-tokyo.jp
予約・問い合わせ先/03-3505-1185(レストラン予約センター)
http://anaintercontinental-tokyo.jp/restaurants/ureshino_chadoki
嬉野茶時
https://www.ureshinochadoki.com/