切削粉の再利用 | ボトラキチのブログ

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模型を製作されている方はわりと自然に使われていると思いますが、ヤスリ切削粉の再利用方法について少しご紹介いたします。工作の際にプラ板積層やパテ盛りをした後は、最初に金ヤスリをかけますが、この際に削り粉がたくさん出ます。


これを茶こしに入れて、細かい粉だけ残して容器に貯めておきます。


残った荒い粉は捨てます。


こうやって貯めた粉を、パテの替わりに使います。パテと違って硬度が固いので比較すると削りにくいですが、待ち時間がほとんど要らないのと、剥離しにくいのがメリットです。

<方法1>
1)隙間埋め、欠損部の補修、形状を盛り上げたい部分に高粘度瞬間接着剤を塗ります。
2)接着剤の上から粉をかけて、少し指で押さえます。量が足りなければ繰り返します。
3)すぐに硬化するので、金ヤスリで形状を出します。ここで出た粉もまた再利用します。
4)形状が出来たら、細かな巣穴があるので、今度は低粘度瞬間接着剤を表面に塗ります。
5)表面に粉を薄くかけて、ヤスリで表面処理します。
6)最後は溶きパテを塗って通常のように表面処理して完成です。

<方法2>
1)プラ板箱組み内側の補強や、裏打ちしたい場所に予め粉を載せて、指で押さえます。
2)ダイソーの3gボトル入りの液体瞬間接着剤(しゃびしゃびです)を粉へ流し込みます。
 この際に高温になって揮発しますので、目に入らぬよう注意して下さい。
 また、一気に流しすぎると温度でプラ材が変形します。
3)固まれば補強完成です。


今回のプレトリオでも、腹部や足首のかさ上げ隙間埋め、バックパックや肩アーマーの裏打ちなど、この粉をたくさん活用しております。