プレジデント本間…出陣の時…by北斗
3.19…
@大森ゴールドジム…
遂にこの日を迎えた…
齢40を超えた本間拳法家…
しかし、齢40を超えても尚強さを求め、己の強さを確かめるべく戦いの場を求め今日この戦場にたった…
そう、そのリングとはトッププロを幾人も輩出し、そのトーナメントで頂を撮ったものは必ずといっていいほどプロの世界でも頂をとる修羅の門…
J-GROWアマチュアキックボクシング大会。!!
過去ボスジムは影日ポパイを始め、剛田剛、キングオブアマチュア・編集長福田、そして勿論、現J-NETWORK&SBスーパーウエルター級王者北斗拳太郎がこの大会のトーナメントで頂を取っている。
そんな強者達が選別される修羅の門に本間拳法家は出場した。
(本来であれば秦拳法家も出場する予定であったが大会出場者の人数の問題で相手が居らず欠場となってしまった。)
本間拳法家を応援するため、出場予定であった秦拳法家、そして会員さんが駆け付けてくれた。
ハルク大城『俺の試合より応援団がいるんじゃないか…??』
ハルク大城の時も、勿論たくさんの応援団がいたが、そう思わせる位に本間拳法家の応援に集まった人数は多かった。
試合前のアップ、たくさんの応援団が居るためか肩に力が入りいつもと動きが違う本間拳法家…
この現象は私も経験したことがある。
良いところを見せようと力んでしまい、パンチのキレ、フォーム、そして動きががいつも通りにいかない。
過去、ボスジムにいた闘う獣医師さん・半井拳法家という普段は優しいが、闘いとなると虎の様に強い男がいた。
彼も試合になると緊張で普段の力を出すのに苦労した男であった。
彼の場合、試合前に私北斗とスパーリングをする事で、普段と同じ感覚を取り戻し試合に臨むという特殊な方法を取っていた。
本間拳法家も当時の半井拳法家迄とはいかないが、緊張で本来の動きが出来てはいなかった…
北斗『どうするか…スパーをするか…?
いやダメだ…、試合まで時間がないし、プロテクターがない…!』
私は考えた結果、一か八かの勝負でマインドコントロールをする事にした…
北斗は試合前に自分自身にマインドコントロールをかけ、普段以上の力を出させる…
北斗「倒せ、俺の方が強い。俺が時代を作る…」
など、普段ならなかなか恥ずかしくて言わない様な事を自分自身に言い聞かせて試合前にマインドコントロールをかけている。
私は本間拳法家の耳元で唱え始めた。
北斗『本間拳法家のパンチの威力はここにいるどの選手より強い。正直レベルが違う。普段の力を出せれば本間拳法家は勝つ。いつも一緒に鍛錬をしているのは誰だ??
北斗だ。それと比べれば今日の相手は相手にならない。自信を持って。』
それのおかげか、どうかは分からないが本間拳法家の動きがいつも通りの動きとなり、会場中にミットの爆音を響かせた。
北斗『これなら勝てる…!』
確信した。
そして試合の時…
相手は肩に刺青の入ったイケイケの選手。
本間拳法家と真逆の人種であろう…
ゴングが鳴った…!
カーーーーーン!!
本間拳法家はいきなり打ち合った!
否!!
打ち合いではない、一方的に殴っている!?
北斗は昔まだ若く天狗だった頃、相手に打ち合いが強い選手とコメントで言われたがそれに対して、「自分は打ち合いが強いんじゃなくて一方的に殴ってるんだ…間違えないでほしい…」と答えたことがあった。
そう、打ち合いで打ち勝つというのではなく、回転数、威力、スピードで相手を上回り打ち合いにさせないで一方的に打っているという理想の形を本間拳法家は作った!
ダウン寸前か!?
いや、相手の選手も必死に距離を潰し、打てない状況を作りプッシュして攻撃を返してきた。
しかし本間拳法家は止まらない。
鬼のフックラッシュ!
そして1ラウンド、2ラウンドが終了!!
判定…
青、本間拳法家!!!
判定勝利をおさめた。
しかし本間拳法家は勝って尚反省をしていた。
北斗『これはまた成長するぞ…末恐ろしい40代…!
だが、鍛錬のパートナーとして頼もしい…!!』
その後本間拳法家と応援団で祝勝会。
しかしそんな楽しい祝勝会で私は、本間拳法家の目に、次なる戦いへ向けた闘志が既に宿っていたのに気が付いた。
本間拳法家の次なる戦いを楽しみに帰路に着いた…
引き続き本間拳法家の戦いのストーリーに乞うご期待!!