北斗の進化 の巻 by Hiroshi
北斗 拳太郎 プロ4戦目
松戸の祐介は前日に語った。
「今の北斗さんハッキリ言って強いよ。」
「ヘビーから落としてきた元全日本ヘビー級ランカー?
そんなの関係ないッスよ。」
「対戦相手のサイズがでかいって?
別に(笑)
北斗さんのパワーはモンスターだよ。K-1のヘビー級とやっても行けちゃうんじゃない。」
「まぁみんな瞬きしないでリング見ててよ。答えはでるからさ」
北斗拳太郎は控え室にいた。
拳「全日本キックボクシングの元日本ヘビー級ランカーですよね?そりゃワクワクしてますよ。」
拳「相手は大きいらしいのでテクニックがどれだけ上がったか確認させてもらいます。」
拳「今回のテーマはペトロシアンです。ボスジムのテクニックが世界一だということを証明したいと思います。」
「世界一ってかっこいいじゃないですか?まずはテクニックを証明したいんですよね。」
な、なにぃ!!?
祐介「ペトロシアンか…北斗さんらしいや」
※松戸の祐介は北斗の直属の後輩である。その強さを一番身近に感じてきた男である。…しかし彼が一番憧れている選手はハルク大城。「な、にゃにぃ!!」
相手選手は元ヘビー級 日本ランカー。過酷な減量をし人類最激戦区 ミドル級に階級をロックオン。
ミドル級タイトルを視野に入れているに違いない。
キャリアは拳太郎の数倍上、ウェイトはヘビー級当時なら91キロ~以上
減量をし、ミドル級に転向したといえ、その体格差は否めない。
しかし、拳太郎の言葉には力強さがある。ペトロシアンを超えるテクニック、なかなか口にできるものではない。大器の片鱗を感じさせずにはいられない。
拳太郎にはその自信を裏付ける血の滲むような努力、厳しいトレーニングがある。
普段からヘビー級のラオウのような男と試合さながらのスパーリングをこの2ヵ月、100ラウンドはこなしてきた。
並の人間なら首がむち打ちになるか、逃げ出すところだ。
その厳しいトレーニングが、北斗拳太郎にここまでの自信を持たせるのだろう。
この階級を超越した、ハードトレーニングはレジェンド イワン・ヒッポリット先生に通じるものがある。
時はきた。
場内に心地好いアナウンスが響きわたる。
北斗 拳太郎選手ぅ
入場!!
北斗 拳太郎が姿を現す。
会場にいた観客は度肝を抜いた
デ、デカイ!
北斗の見事にビルドアップした身体にジージャンが悲鳴をあげる。
ジージャンを脱ぎ捨て上半身を露にする!!
モ、モンスター!!!
場内がザワつき震えた。
お馴染みのコスチューム。そのクオリティもさることながら、そのビルドアップした身体は本当にミドル級なのか!?
北斗 拳太郎
堂々のリングイン!!
リングインとともに会場は大きく揺れた!!
やはり元ヘビー級選手と並んでも拳太郎は一回りデカイ。
お客さん「北斗のパンチが当たれば一発でKOだぜ」「あいつは衣装が面白れぇだけじゃねぇからよ、よく見とけよ」
「ハルクも色もんに見えて違っただろ」
リングにあがり歓声を受ける北斗拳太郎!
松戸の祐介こと彦一は昨日こうも語った
「北斗さんは有言実行や!この日の為にUFC選手の身体になったんや。身体をいじめぬいて来たんや!今の北斗さんはモンスターやで!!要チェックや!」
試合開始のゴング
北斗拳太郎が緩やかなステップを刻む。
様子をみるのか
そう思った瞬間、雷が墜ちた。「ビカっ!」
その刹那、相手選手の足が弾けて曲がった
物凄い高速の回し蹴り!!
そう、北斗拳太郎は相手選手が反応できない程のローキックを放ったのだ!
場内がたった一発のローキックで沸く!!
相手選手は元ヘビー級ファイター、打たれ強いはずだが…ローキックからストレートフック、回し蹴り。拳太郎の回転は止まらない。
そして物凄い高速のストレートを叩きこむ!
{み、見えていない!!
相手選手は、元全日本ヘビー級ランカー!弱い筈はない。しかし、蹴りパンチ、膝を混ぜられ、オランダ仕込みの対角線コンビネーション!ニュージェネレーション北斗拳太郎に翻弄される相手選手。
2ラウンド目
ペトロシアンのように相手選手の攻撃を全て見切ってみせる北斗拳太郎
蝶の様に舞い蜂の様に刺す!
完璧なタイミングでカウンターパンチを炸裂させる。
まるで闘牛士、タイミングを見計らっていた様だ。
3ラウンド目
このラウンドで仕留めにいく。
北斗のギアが一段階上がった。物凄いスピードのパンチと蹴りを放つ!
そしてライトニングコンビネーション!!
ワンツーフック!!左ボディ!右ハイキック!!!
高速のコンビネーション!!
強靭な身体を持ってしても、北斗拳太郎の狙いすましたハイキックで顎端を打ち抜かれてはひとたまりもない。
腰から崩れ落ちる相手選手!!
「脳が、脳が揺れているのか!!?」
レフリーが慌てて割って入りカウントを数える。
ダメージは明らか
相手選手は強靭な精神力でなんとか立ち上がる。
しかし、そこを見逃す拳太郎ではない。
物凄いキレのパンチと蹴りをお見舞いする!!
パンチ、キックの雨は止まらない
ベルリンの赤い雨 byブロッケンJr.
ここで試合終了の鐘。
30-27
元ヘビー級ランカーに大差の判定勝利。
北斗拳太郎は思う存分に世界に通ずるテクニックを見せつけた。
(やっぱりテクニックあるね~人気もあるし盛り上がったよ!これでランカーだね 笑)
関係者の方に声をかけていただく。
北斗拳太郎はその破壊力にモノをいわせ毎回1ラウンドKO勝利を奪ってきた。
しかし、それでは見えないものがある。
強くなればなるほど、上にいけばいくほど、僅差の接戦になる。
今回の作戦は3ラウンドで倒す。
どれだけ闘えるのかを確認する。
必ず強い相手と闘えばその時が来る。その時の為、今日は完璧な試合が行えました。
拳太郎の良さが随時に光り、課題も見えた。
元ヘビー級ランカー相手に、テクニックで完封勝利して見せた北斗拳太郎に大きな拍手を贈りたい。
北斗拳太郎の延びしろは怪物的だ。
お忙しい中、応援して下さった皆様、熱いご声援本当にありがとうございました。
これからも応援よろしくお願いいたします。
押忍。
松戸の祐介は前日に語った。
「今の北斗さんハッキリ言って強いよ。」
「ヘビーから落としてきた元全日本ヘビー級ランカー?
そんなの関係ないッスよ。」
「対戦相手のサイズがでかいって?
別に(笑)
北斗さんのパワーはモンスターだよ。K-1のヘビー級とやっても行けちゃうんじゃない。」
「まぁみんな瞬きしないでリング見ててよ。答えはでるからさ」
北斗拳太郎は控え室にいた。
拳「全日本キックボクシングの元日本ヘビー級ランカーですよね?そりゃワクワクしてますよ。」
拳「相手は大きいらしいのでテクニックがどれだけ上がったか確認させてもらいます。」
拳「今回のテーマはペトロシアンです。ボスジムのテクニックが世界一だということを証明したいと思います。」
「世界一ってかっこいいじゃないですか?まずはテクニックを証明したいんですよね。」
な、なにぃ!!?
祐介「ペトロシアンか…北斗さんらしいや」
※松戸の祐介は北斗の直属の後輩である。その強さを一番身近に感じてきた男である。…しかし彼が一番憧れている選手はハルク大城。「な、にゃにぃ!!」
相手選手は元ヘビー級 日本ランカー。過酷な減量をし人類最激戦区 ミドル級に階級をロックオン。
ミドル級タイトルを視野に入れているに違いない。
キャリアは拳太郎の数倍上、ウェイトはヘビー級当時なら91キロ~以上
減量をし、ミドル級に転向したといえ、その体格差は否めない。
しかし、拳太郎の言葉には力強さがある。ペトロシアンを超えるテクニック、なかなか口にできるものではない。大器の片鱗を感じさせずにはいられない。
拳太郎にはその自信を裏付ける血の滲むような努力、厳しいトレーニングがある。
普段からヘビー級のラオウのような男と試合さながらのスパーリングをこの2ヵ月、100ラウンドはこなしてきた。
並の人間なら首がむち打ちになるか、逃げ出すところだ。
その厳しいトレーニングが、北斗拳太郎にここまでの自信を持たせるのだろう。
この階級を超越した、ハードトレーニングはレジェンド イワン・ヒッポリット先生に通じるものがある。
時はきた。
場内に心地好いアナウンスが響きわたる。
北斗 拳太郎選手ぅ
入場!!
北斗 拳太郎が姿を現す。
会場にいた観客は度肝を抜いた
デ、デカイ!
北斗の見事にビルドアップした身体にジージャンが悲鳴をあげる。
ジージャンを脱ぎ捨て上半身を露にする!!
モ、モンスター!!!
場内がザワつき震えた。
お馴染みのコスチューム。そのクオリティもさることながら、そのビルドアップした身体は本当にミドル級なのか!?
北斗 拳太郎
堂々のリングイン!!
リングインとともに会場は大きく揺れた!!
やはり元ヘビー級選手と並んでも拳太郎は一回りデカイ。
お客さん「北斗のパンチが当たれば一発でKOだぜ」「あいつは衣装が面白れぇだけじゃねぇからよ、よく見とけよ」
「ハルクも色もんに見えて違っただろ」
リングにあがり歓声を受ける北斗拳太郎!
松戸の祐介こと彦一は昨日こうも語った
「北斗さんは有言実行や!この日の為にUFC選手の身体になったんや。身体をいじめぬいて来たんや!今の北斗さんはモンスターやで!!要チェックや!」
試合開始のゴング
北斗拳太郎が緩やかなステップを刻む。
様子をみるのか
そう思った瞬間、雷が墜ちた。「ビカっ!」
その刹那、相手選手の足が弾けて曲がった
物凄い高速の回し蹴り!!
そう、北斗拳太郎は相手選手が反応できない程のローキックを放ったのだ!
場内がたった一発のローキックで沸く!!
相手選手は元ヘビー級ファイター、打たれ強いはずだが…ローキックからストレートフック、回し蹴り。拳太郎の回転は止まらない。
そして物凄い高速のストレートを叩きこむ!
{み、見えていない!!
相手選手は、元全日本ヘビー級ランカー!弱い筈はない。しかし、蹴りパンチ、膝を混ぜられ、オランダ仕込みの対角線コンビネーション!ニュージェネレーション北斗拳太郎に翻弄される相手選手。
2ラウンド目
ペトロシアンのように相手選手の攻撃を全て見切ってみせる北斗拳太郎
蝶の様に舞い蜂の様に刺す!
完璧なタイミングでカウンターパンチを炸裂させる。
まるで闘牛士、タイミングを見計らっていた様だ。
3ラウンド目
このラウンドで仕留めにいく。
北斗のギアが一段階上がった。物凄いスピードのパンチと蹴りを放つ!
そしてライトニングコンビネーション!!
ワンツーフック!!左ボディ!右ハイキック!!!
高速のコンビネーション!!
強靭な身体を持ってしても、北斗拳太郎の狙いすましたハイキックで顎端を打ち抜かれてはひとたまりもない。
腰から崩れ落ちる相手選手!!
「脳が、脳が揺れているのか!!?」
レフリーが慌てて割って入りカウントを数える。
ダメージは明らか
相手選手は強靭な精神力でなんとか立ち上がる。
しかし、そこを見逃す拳太郎ではない。
物凄いキレのパンチと蹴りをお見舞いする!!
パンチ、キックの雨は止まらない
ベルリンの赤い雨 byブロッケンJr.
ここで試合終了の鐘。
30-27
元ヘビー級ランカーに大差の判定勝利。
北斗拳太郎は思う存分に世界に通ずるテクニックを見せつけた。
(やっぱりテクニックあるね~人気もあるし盛り上がったよ!これでランカーだね 笑)
関係者の方に声をかけていただく。
北斗拳太郎はその破壊力にモノをいわせ毎回1ラウンドKO勝利を奪ってきた。
しかし、それでは見えないものがある。
強くなればなるほど、上にいけばいくほど、僅差の接戦になる。
今回の作戦は3ラウンドで倒す。
どれだけ闘えるのかを確認する。
必ず強い相手と闘えばその時が来る。その時の為、今日は完璧な試合が行えました。
拳太郎の良さが随時に光り、課題も見えた。
元ヘビー級ランカー相手に、テクニックで完封勝利して見せた北斗拳太郎に大きな拍手を贈りたい。
北斗拳太郎の延びしろは怪物的だ。
お忙しい中、応援して下さった皆様、熱いご声援本当にありがとうございました。
これからも応援よろしくお願いいたします。
押忍。