衛藤、ベレス、本当にありがとう。 | 我らが徳島ヴォルティスと共に

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11月28日、全体練習最終日。このチームで全員が集まる最後の日となった。練習前に選手全員(別メニューを除く)で輪になった。また胸を痛める時期が来た。この光景を見てそう感じたサポーターも少なくないだろう。


キックベースボールのような遊びを交えたアップで身体を温めた後、ミニゲームを行った。通常練習よりも早く練習を切り上げ、選手はクラブハウスへと向かう。


練習を切り上げて戻る衛藤と立ち話。その内容は今日は書かずにおく。ただ、彼は徳島が好きだという事と、この徳島ヴォルティスという設備を含めた環境に感謝していたと言う事だ。


今年の衛藤、試合に使われなかったシーズン前半が特に調子が良かった。怪我が治り、復帰間近で再度の故障。やっとの故障明け。でも、長い離脱のために使ってもらえない。その頃が一番調子が良いと本人も話していた。ただ、小林監督のやり方は、故障明けは練習試合に出ないと使わないのが方針だった。衛藤はタイミングが悪く、練習試合の間隔が開いていたので、使われる前にコンディションのピークは過ぎていた。もし、あの時に使っていたらもっと良いパフォーマンスを見せてくれていたはずだ。それは本当に悔やまれる。





去年引退した千代反田とは個人的に付き合いがある。衛藤が彼の後輩である事もあって、衛藤も応援していた。衛藤は物静かで落ち着いた印象だが、意外に気も強い。真面目で真っ直ぐで、そして笑顔が良い。彼はまだまだ現役で活躍できる力がある。本人もやりたいと言っていた。今後の活躍の場が早く決まる事を切に願う。

 

 

 

昨シーズンの途中から徳島の仲間に入り、今シーズンは完全移籍の形で共に戦ったベレス。彼は特に子供に優しい。いつも笑顔で優しく対応していたのが印象的だった。それとは対照的にピッチでの彼は攻撃的で、守備も攻めの守備を見せてくれていた。今シーズンの働きは光っていたし、サポーターの誰もが来シーズンも残って欲しい選手の筆頭にあげていただろう。その彼が突然の引退。衝撃だった。だが、この時期での引退発表は本人の意思以外にはあり得ない。彼が選んだ道ならば、甘んじて受け止めよう。本当に頼もしかった。ありがとう。


ベレスのスパイクに日の丸が入っていたのを何人の人が知っているだろうか。写真は去年撮ったのものだが、彼が日本を愛してくれていたのがよくわかる。これを見た時、すごく嬉しい気持ちになったのを覚えている。




これからも何人もの選手が徳島の地を去るリリースが出るだろう。その度に、同じような思いをする。新たな活躍の場へ笑顔で送り出したい気持ちと、残念で寂しくなる気持ちが交差するのがこの季節だ。



最後に、やはりこう言いたい。

衛藤選手。エステバン選手。徳島へ来てくれて本当にありがとう。これからも、頑張って下さい。いつまでも応援しています。