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おんどとりとHEMSで測ってみよう!

地元HMで建てたおうちのいろんなことを測ってみます。

来年から日本でも一般向け小売電力の自由化が始まります。

自由化が始まるとどうなるのか?
良くわからないので、参考になりそうな自由化の先進地である米国について調べてみることにしました。
最初はちょっと調べるだけのはずでしたが、けっこう面白かったので、米国の電気料金事情について、これから何回かに分けて紹介しようと思います。

まず、最初に書いてしまいます。
米国の電気料金の一番の特徴は、州によって制度も料金体系も料金水準も全然違うということです!

なので、「米国の電気料金は~」、と一口で語るのはなかなか難しいです。
電力中央研究所などで、海外との比較データがまとめられていたりしますが、あれはあくまでも数字上の平均値に過ぎないように思えます。
日本の場合は、金額の大小はありますが、おおむねどこに住んでいても料金水準や料金体系はだいたい同じです。
北海道に消雪用メニューがあるとか、北陸電力が地味に安いとかありますけどね。

一方、米国はなんせでかい国ですから、気候も住環境も制度も州によって違いは大きいようで、それに従って電気の使い方、提供の仕方もいろいろあるようです。

今回は、テキサス州について、書いてみます。
テキサスといえば、南部、油田、大農園、カウボーイ、ステーキ、ブッシュ一族、と、なんかある意味で米国の代表というイメージなんですが、電気料金制度的には、電力規制緩和がとても進んでいることで有名です。一般家庭でも複数の電力小売会社から気に入ったところを選んで契約することができます。

米国政府のエネルギー情報統計を見ると、テキサス州の人たちが、電力的な意味で、どんな生活をしているのか、おおよそ知ることができます。
まず、ガスなどを含むエネルギー消費の総量は米国平均より少ないのですが、電気消費は多いです。それを裏付けるように、暖房に使うエネルギーは比較的少なく、エアコンに使うエネルギーが多いこともわかります。
暖房設備も半分は電気暖房で、エアコンはほぼセントラルエアコンです。ザ・アメリカの邸宅って感じですね。
一軒家に暮らしている人が多く、その多くは70年代以降の建物です。しかし、ペアガラスを使っている家はそれほど多くないようです。建物に関しては、東海岸北部の歴史の古い街を抱える州と比べると違いが良くわかります。

予備知識はこれくらいにして、とりあえず、テキサス州に引っ越したつもりで、インターネットを検索してみましょう。
googleに、
「texas electricity company」
と打ち込んでみましょう。
一番トップに表示されるのは、(たぶん、)
「Power To Choose | Home」
というページだと思います。これをクリックしてみます。
すると、こんなページが現れます。

これは、Public Utility Commission of Texasの電力会社検索画面です。
Public Utility Commissionというのは、米国では州や自治体を単位として、その地域の水道や電力、ガスなどの公共サービスの規制・監視を行う団体のことです。米国は市場主義オンリー的なイメージが強いですが、こうした住民による監視制度などもしっかり根付いています。


どうやら、真ん中のスペースに住んでいる地区の郵便番号を入れると、利用可能な電力会社を教えてくれるようです。
郵便番号を入れないとここから先を見ることができないので、なんかだますようで申し訳ない気分になりますが、ヒューストンの郵便番号(77019)を入力します。


すると、283件のプランから選ぶことができるのがわかります・・・ 
そんなにたくさんあるんですか。(^_^;)
その283件の一覧を見てみます。

なんだか、価格.comか楽天トラベルの画面みたいです。
上から安い順に並んでいます。
値段だけでなく、苦情の多さなんかもわかるようになっています。顔マークが少ないほど苦情が多いプランということのようです。

会社の数を数えてみたところ、このページに登録されているところだけでも53社ありました


一番上の4CHANGE社の料金は¢4.9/kWh@1,000kWhと、とても安いです。
では、一番高いのはいくらでしょうか。


並び順を安い順から高い順にします。
こちらのACASIA社の料金は¢13.7/kWh@1,000kWhと、けっこう高いですね。

値段だけではなく、面白い特色を持ったプランがたくさんあります。

例えば、こちらはclearviewという会社のFree Green Saturdays Dec 2015という名称のプランです。

なんと、100%再生可能エネルギーです。
ただし、単価も高いうえに、15ヶ月しばりで、中途解約すると$200支払わなくてはなりません。この辺は日本の通信業界みたいです。
Fact Sheetを見るともう少し詳しいことがわかります。

どうやら二つの発電会社から一つを選べるようです。地域会社を選んで、料金プランを選んだ後に、発電会社まで選ばなくてはならないんですね。
自由度高すぎます。( ̄□ ̄;)
そして面白いのは、土曜日は電気料金ただ!という点ですね。
レオなら何しようかな。
ホットプレートとか電気をたくさん使うの使って、料理でもしてみようかな。(^▽^;)
テキサスに限らず北米大陸南部は太陽光発電の適地なので、こういったプランが可能なのでしょうね。それにしても夜間はどうしてるんでしょう。水力?バイオマス?


そのほかにもいろんなプランがあります。日本で耳慣れない点をまとめてみます。


○契約期間の間に料金が変わらないプランと、変動するプランがあります。

 これは、例えると、住宅ローンの固定金利と変動金利みたいなものです。固定プランを選ぶことで、燃料費高騰などによる料金値上げリスクを避けることができます。(約款をよく読むと、もしかすると値上げできるケースについて書いてあるかもしれません)
 それから市場単価を選べるプランもあります。こちらはいまいち仕組みがわかりません。


○日本で一般的な後払いのほか、先払いプランが選べます。
 先払いプランというのは、いまいち利点がわからないのですが、プリペイド携帯同様に、あまり電力を使わない場合などは便利かもしれません。あるいは、支払いの信用が低い人向けなのでしょうか?でも、先払い分が無くなったら、突然停電するのでしょうか?


○たくさん使っても単価が高くなるとは限らない。
 日本ではどの電力会社でも、従量料金分は使えば使うほど単価が高くなりますし、ブレーカーの容量も大きくすればするほど基本料金が高くなります。つまり、たくさん電力を使う人はよりたくさんの負担をしなければならない制度になっています。
 ここテキサスでは、いくら使っても従量料金分は変わらないのが一般的なようです。また、無制限ではないにせよ、ある程度までは使えば使うほどお得なプランというのもあります。大きな変動があるよりも、一定量だけ常に使ってもらったほうが発電コストが小さいということでしょうか。


テキサス州の電力料金についてわかったことは以上です。
専門家ではないので、特にバックグランド知識は勘違いが入っているかもしれません。
間違っているところなどありましたら、ぜひ、コメント欄で教えてくださると助かります。

さて、日本でも一般向け自由化が始まると、テキサスのようにめまいがするほどのプランから選べるようになるのでしょうか。それはそれで、選べなくて困っちゃいますね。(;^ω^A


HEMSがあると、どのプランがお得なのか計算できるようになります。
きっと、比較サイトなんかでてきて、そこにHEMSのデータを入れると一番お得なプランがわかるようになるんではないでしょうか。


次回は、また別の州の電気料金事情を書いてみたいと思いますので、お楽しみに。ヾ(@^▽^@)ノ



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