私は、自分のモラハラが原因で、

妻から離婚されてしまった

元モラ夫です。


今は、一人暮らしをしています。


月一回の子供との面会交流は、

とても大切な幸せな時間です。


面会交流は、

元妻と子供達が住む最寄り駅で

待ち合わせをします。


用事がある時は、

元妻も私がいる改札階まで

来てくれることもありますが、

大体は、1階のエレベーターに

子供だけ乗せて、元妻は

私に会わないように

待ち合わせをします。


面会交流を終えて、

子供と別れる時は、

2階の改札階から、

私が子供をエレベーターに乗せて、

1階で元妻が子供を迎えます。


子供と別れる時、毎回

子供と私は、ハグします。


子供は、きまって

「次はいつ会える?」と聞いてきます。


「うーん…一ヶ月後かな〜」


子供

「えー…もっと早く会いたい!!!」


そして、子供はエレベーターに乗り、

エレベーターのガラス扉が閉まると、

ガラス扉越しに、お互い手のひらを

合わせます。


ガラス越しに、子供は、

私の瞳をまっすぐ見つめてくれます。


大体は笑顔で、時には悲しげな瞳で…。


私は、面会交流をするたび、

子供にこんな想いをさせてしまう

ことになってしまったことに、

深い罪悪感を感じます。


本当に取り返しのつかないことを

してしまったと…。


その一方で、

「離婚しなければ、

 こんなにまっすぐに、

 子供と瞳を見つめ合うことは

 あったのだろうか…?


 子供との時間を

 こんなにも大切に感じることが

 出来たのだろうか…?」


 とも感じるのです。


私は、自分の未熟さによって

妻をモラハラで傷つけてしまった…。


この罪は消えない。


その罪は、慰謝料と養育費を

支払いことなどを通じて、

償っていくしかありません。


養育費などは高額で

私の生活は厳しいが、

自分の罪だから仕方ない。


そうした深い失意と悲しみの中、

離婚という大失敗のおかげで、

子供と、心の底からの深い愛情と、

心の交流が出来るように

なったとも感じるのです。


エレベーターのガラス越しに

子供と見つめ合うあの瞬間、

とてつもなく強烈な悲しみと同時に

心からの深い愛を感じることが

出来るのです。


あの瞬間は、私の罪悪とともに、

天からのプレゼントで

あるような気がするのです。