朝、通勤していると、
サラリーマン、ベビーカーの母子など、
多種多様な人とすれ違う。
それぞれ役割を果たし、
つながっている。
そのつながりは
とても美しいと感じた。
アリとライオンのように種は違うが、
貴賤の差は無い。
ライオンが死んだら、
死骸はアリに食べられる。
そして、分解され、土に還る。
エコサイクル、循環である。
人間も、子供を産み育ててくれる
ママがいるから、国民が増え、
サラリーマンが作った商品を
買ってもらえるのだ。
そうして、サラリーマンは
給料をもらい、
その給料で、家族は生活出来る。
みんなつながっているのだ。
私は、離婚される前、
自分が家族を養っていると
思っていた。
だから、家長として威張っていた。
稼いでいるのだから、
威張って当然と思っていた。
つながりを見落としていたのだ。
そして、私は、
妻から捨てられ、離婚されてしまった。
離婚されてしまった後、
朝の通勤の光景を観て、
その美しいつながりに気付いた。