自分の信念に基づき、

上司にも、自分の意見を、

冷静に、丁寧に、

伝えることが出来るようになった。


以前は、会社での出世欲を優先し、

上司に言いたいことを我慢し、

ストレスを溜めていた。


そのストレスを家庭に持ち帰り、

家庭で不機嫌な態度をとり、

フキハラをまき散らしていた。


「仕事で稼ぐのは家族のため」

ということを盾に、

フキハラを正当化していたが、


妻は、

「ストレスをためるくらいなら

 出世しないでいいよ」

と言ってくれていた。


本音では、


「同期に出世競争で負けたくない」

「なんとしても管理職になりたい」


という自分の欲求が

仕事への原動力でした。


ですから、

自分の出世欲、承認欲求のために

妻にストレスをぶつけるというのは

完全にお門違いな話だったのです。


このような私の

モラハラ、フキハラにより

妻は深く傷つき、

自分を守るため、

離婚という決断をしました。


離婚は、私にとっては、

考えてもいないことで、

本当に辛く、悲しいことでした。


私は、離婚により、

自分の人格を見つめ直し、

出世より大切なことがあることを

遅ればせながら学びました。


管理職になりたくて

がむしゃらに仕事をしたけど、

家族を失ってしまった。


そして、今は、出世より

自分の信念を大切に

出来るようになった。


人間、一つ得れば一つ失い、

同時に多くを得ることは出来ない

ということでしょうか…。