アドラー心理学では、

人間にとって最も大切な価値観として

他者との協調性をあげており、

その感覚を「共同体感覚」と

表しています。

 

 

以下は、↑本からの引用です。


共同体にとって重要なのは、

ほどほどの従順と適応性であり、

協力し、他者を助けることの出来る

能力だ。

他者より優れているという

主導権を誇示することではない。


私は、この本で

"ほどほどの従順"という言葉を

読んで、

「なるほどー!!!」

と感心しました。


完全な従順は、自分の主体性が

無くなってしまうからダメ。


とは言え、自分の主体性に

こだわり過ぎると、他者との

衝突が起き、人間関係が

ぎくしゃくしてしまう。


「ほどほど」がいいのだと。


私は、自分の主体性こそ

尊いと考えて生きてきました。


自分の主体性を曲げて

迎合することは、卑しいことであると

感じていました。


まあ、シロかクロかの

極端な二元論であったかも知れません。


ですので、

離婚されてしまった妻にも

「自分の主体性が大切!」という

私の価値観を押し付けていました。


妻は、協調性が高い人でしたから、

私のそのような価値観には

戸惑っていたようでした。


ですから、私と、よく意見が食い違い、

ケンカになることがありました。


「ほどほどの従順」を理解していれば、

妻とも、そのような衝突は

避けられたかも知れません。


これからは

シロでもクロでも無い、

グレーな「ほどほどの従順」を大切に、

他者と仲良く生きて行こう!