私は、離婚される前、

日曜日の夕方は、

とてもピリピリしていました。


明日の月曜日から始まる仕事に

恐怖していたのです。


まだ、あの仕事の準備が

終わっていない。

準備不足で失敗したら、

上司から怒られる。

同僚から認めてもらえない。


というような恐怖に。


アドラー心理学では、

「共同体感覚」という考え方が

とても大切にされます。


人間は、

ライオンなどの猛獣と比べて

とても弱い生き物です。


だから、

人間は、群れを作り、

協力することで

生存してきました。


群れでは、

協力が不可欠です。


だから、人間には

仲間と協力する

共同体感覚が不可欠なのです。

 

 

私は、この共同体感覚が

不足していました。


考えることは

自分のことばかりでした。


日曜日の夕方も、


明日の月曜からの仕事で、

自分が頑張らないと、

上司や同僚から自分が

非難されてしまう。


自分の評価が下がってしまう。


そして、その自分中心の恐怖に怯え、

その不安を元妻に、

モラハラやフキハラという形で

ぶつけていました。


たしかに、私の給料は

家族の生活を支えており、

私も、家族のために

身を粉にして働いていると、

自他ともに言い聞かせていました。


しかし、今振り返ると、

自分の出世、同期との競争に

負けたくないといった、

自分の承認欲求が

仕事の原動力になっていたと

思います。


元妻は、

「出世しなくてもいいよ」と

言ってくれていましたから。


そのように、

自分中心の不安に怯え生きるのと


仲間と協力して、

難局を乗り切ろう!

そのためにも、

自分が出来ることをやろう!


と考えて生きるのでは、

天と地ほどの違いがあります。


楽しく生きるには、

共同体感覚が大切です。


どんなに困難でも、

仲間との協力があれば

乗り越えられる。


今朝、そんな気持ちで

職場に向えています。