私は「JFK」という

法廷映画が大好きです。

 

 

この映画はご存じの方も

多いと思いますが、

ケビンコスナー演じる

正義感あふれる熱血漢の弁護士が、

巨悪を法廷で追い詰めていく

ストーリーです。


正義の味方が、

巨大な悪に

立ち向かうというストーリーに、

とても魅力を感じます。


時には、雄雄しく、

激しい口調で、

悪を追い詰めていくシーンには

シビレます。


このような好みがある私は、

以前はよく、

仕事で納得いかないことがあると、

会議の場や上司に、

激しい口調で

食ってかかるようなことを

よくしていました。


アドラー心理学では、

その人の根っこにある

考え方のクセを


「ライフスタイル」


と言います。


 

私のライフスタイルに、


自分が巨大な悪を倒し、

ヒーローになりたい


という願望があると感じます。


その願望を実現させるため、

嫌いな上司や、会議の場は、

好都合でした。


ですので、会議には、

戦闘モード、ケンカ腰で

参加していました。


会議の発言者で、 

自分と意見が合わない相手には、

容赦なく議論をふっかけ、

激論を戦わせていました。


おそらく、その時の私は

とても怖い表情で、

時には、相手を追い詰めるような

物の言い方もしていたと思います。


このような言動を

繰り返していた私は、

議論で勝っても、

なぜか孤立しているという

状態によくなっていました。


自分では、論理の正しさこそ

大切だと考えていましたので、

孤立状態になってしまう

原因が分からず、

私をのけ者にする

人達を恨んでいました。


今は、なぜ私が

のけ者にされたのかが

よく理解出来ます。


人は、

どんなに正論を言っていても

自分を傷つけるような

言動をする人のことは

本能的に嫌い、

避けるのです。


私が、

元妻を傷つけてしまい、

捨てられ、離婚されてしまった

原因も同じです。


こんな私も、

離婚の大ショックにより

自分のライフスタイルを

見直しました。


その効果なのか、

最近は、穏やかに

会議に参加出来るようになりました。