アドラー心理学では、

相手を傷つけ、

生きる自信を

無くしてしまうような行為を

「勇気くじき」と呼んでいます。


勇気くじきには、

大きく4つの特徴が

あるそうです。


今回は、

1つ目の特徴

「ダメ出し」について

考えてみます。


相手の否定的な

側面ばかり見て、

ダメな点を指摘する

(ダメ出し)


↓本で学びました。

 

以前の私は、

「ダメ出し」は

とても大切な行為と

考えていました。


ダメ出しこそが、

問題点を解決してくれる

貴重なものと考えていたからです。


ですので、

専業主婦であった元妻にも、

ダメ出しを

しょっちゅうしていました。


私は、

自分がお気に入りの

インスタントスープのストックが

無くなっていることに気づくと、

「常にストックを確認して、

購入が必要なアイテムを

メモしておいて、

効率的に買い物したら!」と

不機嫌にダメ出ししていました。


確かに、

そのスープの

ストックは切れていました。


スープだけ見れば、

それは事実ですが、

元妻は、専業主婦として、

膨大な家事、

育児をこなしてくれていました。


その膨大な

元妻の仕事量の、

上手にこなしてくれている面は、

感謝はおろか、

当たり前のものとして無視し、

ほんの小さな

スープのストック切れを

クローズアップして、

ダメ出しをされるのです。


元妻からすれば、

たまったものでは

なかったと思います。


元妻から捨てられ、

離婚されてしまった今では、

私の愚かさが

よく理解出来ますが、

当時は、


「上手くいっている面は

無視して、

ダメな部分を改善することが、

向上していくためには

とても大切」

と考えていたのです。


この考え方の

決定的な間違いは、

家事の機能面しか

考えていない点だと思います。


元妻の「心」を、

まったく観ていないのです。


このような、

私の浅はかな考え方による

愚かな行為によって、

元妻は、

とても傷つき、

疲れ果て、

自分と子供達のために、

私を捨て、

離婚する決断を

したのだと思います。