橘(たちばな)丸。 | ゆっくり行くべした。

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〜 ぼちぼち生きてます。〜

東京は竹芝と、三宅島、御蔵島、

八丈島を結ぶ客船です。

 

(橘丸。)

 

同じく「東京の島」である伊豆大島とは、

航路が違う。

 

あまり知られていないんじゃないかな。

自分も、大島に住むまでは、

全く知りませんでした。

繋がってるもんだとばかり思っていた。

 

(こんな感じ。)

 

赤色は、伊豆大島、利島、

新島、式根島を経由して、神津島まで。

 

青色は、三宅島、御蔵島を経由して

八丈島までを、それぞれ結んでいます。


航路を分けなければならない

理由があったんですよね、たぶん。

海流や、航海時間とか。

 

(入港。)

 

でも、もし一本に繋がっていたら、

行動の幅が

グッと広がっていたんじゃないかな、と。

 

いま住んでいる三宅島から、

近くにハッキリ見える神津島へ。

直接行くことができないから、なおさら

そう思うのかも。

 

(この位置関係。青は三宅、赤は神津。)

 

とは言いつつも、少し手間が

かかる旅の方が、より、記憶に残ったり

するんですけどね(笑。

 

(三宅島が遠ざかる。)

 

さてと。話を橘丸に戻します。

 

客室はグレードによって

特等、特1等、1等、特2等、2等に

分けられています。

 

1等以下に

乗船したことがあるのですが、その中で、

私がよく利用するのは特2等。

 

(2段ベット。)

 

狭くても、自分のスペースがある方が、

落ち着くんですよ。

 

一つ一つのベッドに

コンセントと読書灯が備わっていて、

カーテンを閉めれば個室です。

 

床にはマットが敷かれているから、

背中が痛くなりにくいんだよな。

長時間を過ごすから、重要なポイント。

 

ライトの隣には、小物をのせる網棚が。

自分は、眠るときに外したメガネや

腕時計の置き場として使っています。

 

写真左上に見えるのは、

鍵付きのコインロッカー。

トイレなど、ちょっとだけ外に出る時、

貴重品を入れておけるから、

本当に便利。

 

投入した100円が戻ってくるから、

なおさらありがたい(笑。

 

(煙突。)

 

閉じこもって、

ベッドでスマホをいじったり、

読書をしたり。

 

それに飽きたら、気分転換に甲板へ。

 

波の音にエンジンの音。

潮風と、重油なのかな。

燃料の燃える、かすかな匂い。

 

(秒単位で景色が変わる。)

 

空と雲を眺めながら考え事。

しばらくしたら、また特2等の船室へ。

 

旅行と違って、帰省の交通手段なので。

7時間は長い、という意見が多い。

 

同僚は、新中央航空をよく利用しています。

なんたって、三宅島と調布の間を、

50分ほどで移動できる。

 

でもなぁ…。

 

私が、ボーっとするのが好きなタイプの

人間だから、かもしれませんが。

 

この、個室と甲板のループ。

繰り返していると、7時間程度の乗船時間を、

けっこう短く感じます(笑。