アメリカは、規制緩和で新しい技術やサービスが生まれては消えていく国。

対して日本は、既得権に縛られて、社会の革新が進まない国なんだなあと改めて感じた今回の出張。

ど~も、只今北米ツアー中のMikeです!

今日はUberのお話です。 

日本のタクシーは清潔で、明瞭会計。ドライバーはプロフェッショナルでチップも不要なのでストレスは全く感じないのですが、異り国でタクシーに乗るのは結構それを感じるものです。

近距離だと悪態・舌打ちされたり、アメリカだとチップの金額で揉めたり、イタリアでは遠回りされて金額ボッタくられたりしたり、最悪強盗に遭ったりします。

Mikeも世界あちこちの都市で仕事柄タクシーに乗りますが、嫌な想いはたくさんしました。

今回、アメリカに出張に来て驚いたのは、ライドシェアサービスが身近になっていた事。

ライドシェアってカッコいい言葉ですが、要は白タクでしょ?って思ってました。ボロボロのコンパクトカーでお迎えに来るイメージが有った(ロンドンの白タクのイメージ)のですが、実情は全く違います。

イメージ的には、ちょっとカジュアルな個人タクシーという感じ。配車はUberアプリで実施され、お迎え時間、目的地到着時間も明示されます。頼んだUberがどこまで近くに来ているかも判るのです。

そもそもUberはどういう会社なのか?(以下ウィキぺディア参考)

Uberは2009年3月にトラビス・カラニックギャレット・キャンプにより設立。2015年の予約売上は108億4000万ドル(約1兆3000億円)と推定されていた。

特徴としては、一般的なタクシーの配車に加え、一般人が自分の空き時間と自家用車を使って他人を運ぶ仕組みを構築している点で、顧客が運転手を評価すると同時に、運転手も顧客を評価する「相互評価」を実施している。

 

顧客が運転手を評価すると同時に、運転手も顧客を評価する「相互評価」というのがミソ。

ドライバーも客もマナーを問われます。

相互評価ゆえ、使う車両もボロボロだと評価が下がってしまう為、そう言う車は淘汰されてしまうのかもしれません。

逆に、評価点が低い客はUber側の乗車拒否に遭っているかもしれません。(判りませんが。。。)

そして、お互いが評価点を上げる事に心血を注いているので、総合評価のポイントに価値が生まれています。

 

さて、実際にUberを使ってみます。

ここで事前準備。Uberを使う為には、事前に名前(必ずしも本名で無くても良い)とクレジットカードの登録が必要です。

名前は、お互いを確認する時に使います。支払いはクレジットガードのみです。

まずはUberアプリを立ち上げます。

Uberアプリを立ち上げると、行き先を聞いてきます。

事前配車以来(予約)も出来る様ですが、来ない事も有るので使わない方が良いと言われました。

目的地を入力します。今回はニューアークリバティ国際空港をリクエスト。


すると選択肢が3つ現れます。UberXが普通のタクシーと同じ感覚です。

Comfortは高級車でのお出迎え。(それゆえちょっとお高い)

Poolは乗り合いUberです。安いけど時間が掛かります。

出張で使うのでUberXを選択。

ちなみに到着予定は目的地に到着する予定時間であって、お迎え時間ではありません。

支払いに使うカードの番号を確認して“UberXを確認”ボタンを押すとマッチングを始め、ドライバーと

車の車種、ライセンス番号が表示されます。それと同時にお迎え予定時間と、迎えに来るUberが何処を走っているかが地図上にマッピングされますのでイライラしません。

その間に自分はアプリに入力した場所に移動し、Uberを待ちます。

Uber到着後、車種とライセンスプレートを確認し、後席に乗り込みます。

Uberで移動中、アプリのマップ上で何処を走っているのかが判るので安心。

知らなかった裏道走ったりして結構面白いです。

何より料金が最初に判り、それ以上チャージされないので遠回り&ぼったくりの心配はありません。

目的地に着いたらお礼を言って車から降りるだけ。

この時点でドライバーからのチップの要求はありません。

Uberから降りたらアプリが評価と支払いの確認を聞いてきます。

ここでチップを払いたければ払えばよいし、払わなくても良いのです。

商用利用なのでチップは特に払わないです。

非常にスムースで、ストレス要らず。

Mikeは今の所、評価が4.5以上のUberしか乗っていないのですが、アメリカではタクシーよりも清潔でドライバーの柄も良く安心ですね。

過去に利用したUberの履歴も見られます。

 

Uber体験ですが、素晴らしいの一言。

Uberhaここ数年で広がったサービスで、Mikeが帰国した6年前は全く無かったサービス。

それまでは空港まで早朝運転していって、離れたパーキングに車止めて、送迎バスで送ってもらってチップを払って。。。

なんて事していた訳で、30分早く家を出る必要がありました。出張期間が延びるとその分駐車代も上がります。

既存のタクシー業界にとってはタマッタものじゃないサービスの登場です。タクシーだけでなく、空港周りのパーキングにとっても

歓迎されないでしょう。日本では早々と業界の反発をくってライドシェアーは出来なくなりましたが、過疎地や山間部では魅力的なサービスであることは間違いありません。

安倍政権では特区に指定して特区内でこの手のサービスを広げていこうと試行錯誤している様ですが、Uberだけでは人口密度が低い地域では十分なサービスを提供出来ない可能性があります。

行きはUber、帰りはタクシー又はUber Pool、鉄道などを含めたフレキシブルな交通体系構築が必要ですね。