物事の良し悪しなんて
過ぎ去ってみなければ分からなかったりするんじゃないかと思う
全ての事に理由をつけるなんて難しすぎるよ
おのずとそのチョイスがどうだったか
そう振り返る時が来ると思う
その時まで確信は持てないね
でも明確に決断に間違いはなかったと
遠いこの先の僕に言ってもらえる気がしてる
分からないけどね
君は
将来の僕は過去の僕に何て言葉を掛けてくれるんだい?
手厳しいかもしれないな
物事に理由を後付するのがとても簡単な事を僕らは知ってる
言い訳は実に簡単な事を
言い訳出来ない環境に身を置く
今まで不甲斐ない自分を完全に変える
そう意気込んでの転職なんだ
僕は7月31日に退職をする
2年と2ヶ月お世話になったこの会社にサヨナラを言う
様々な想いを抱えて辞める
今となればそんな事さえ少し懐かしく寂しく思う
なんでだろうね
当時は泣き叫びたいぐらいだったのにね
人は思い出を美化するのがとても上手い
既に決めてしまった僕が穏やかに当時を回想するからなのか
分からない
支店長に3時間、慰留され
和田さんはもう泣いていた
池田君はマジでっ!!と連呼して
後輩は半泣きだった
まだ彼らにしか言ってない
9日の終礼で皆が知ることになる
僕はそのセリフを今考えてる
何も浮かばない
ただみんなとの思い出が溢れ出してくる
支店長も部長もひとつも怒りもしなかった
あんなに可愛がってもらったのに
恩を仇で返してしまった僕は本当に最悪だと思った
同期で年は上だけど私生活でも仲の良かった和田さんの反則気味の涙には
僕も帰り道涙が出た
和田さんとの思い出がどれだけあるか
馬鹿みたいにあるよ
泣く人なんかじゃないのにさ
せこいよ… まったく
池田
君がこの記事を見つける事も読むこともないと思って書く
本当にありがとう
楽しかったよ
寂しいな
もうお前と一緒に昼飯を食べれないなんて
一緒に今日はどこにするって言いながら昼飯を決めれないなんて
一緒にもうサボれないなんて
馬鹿みたいな事で笑えれないなんてさ
後輩よ
俺が一番可愛がった後輩よ
自分に後輩が出来たら俺みたいな境遇に合わせたくないから
誰よりも教えてきた
お前が一番心配なんだよ 今でも
最後の日までアイツの最高の先輩でいたいと思う
みんなに公言したら
お世話になった人
仲良くした人
そんな人達の事をまた思い出すんだろうな
全員にちゃんとサヨナラを言わないまま僕は次のステージに行くんだね
もう決めた事なんだ
未練なんてない
極限られた親しい人にしか本当の退職理由を言ってない
俺は自分の手で年収100万アップを勝ち取ったんだ
営業成績も5本の指に入る今を捨ててチャレンジするんだ
本気で明日を変えにいく
だけど日が経つにつれて思う
いかに僕がいろんな人に可愛がられていたのか
気づかなかったんだ
数字が全てだと思ってた
一緒に戦ってきた渉外
この支店のみんな
野球部のチームメイト
もうあの5番を着て僕は打席に立ち
サードを守れないのか
転職が決まった日にそんな事思いもしなかった
想像もしてなかった
この職場を去ることがこんなに堪えるとは
必ず
成功してきます
その日まで
さようなら
ありがとうございました