今僕はローカル線 に揺られている
何故だかとても気持ちが良い
昨日より暖かいからかもしれない
今日が僕を焦らす何かを含んでないからかもしれない
車窓から見える大きな川はゆっくりと恐らく広島湾に流れ
空は僕の着たサックスブルーのシャツの2倍は美しかった
一本しかない線路を僕は北へ向かう
彼女に逢える事が全ての気持ちの始まりだった
彼女の家へと続く2本の直線が
僕らが歩んでいくこれからを思わせた
終着駅など無く
エンドロールなど流れない
2ヶ月前まで思い描けなかった将来が
今ならぼんやりと蜃気楼のように浮かぶよ
今が過去になったって
未来が現実になる日がくる事を思えば寂しくはないだろ
未来なんて僕には分からない
君にだってだろ
でも大丈夫
僕達はきっと大丈夫
この一歩が僕等の限り無く近い未来を決めているのだから
今を
君の一瞬を生きたい
君に
振り切れる程の全力の愛を
捧ぐ