ここんところ、空席が目立ち始めた?というvol.enjoyでしたが、15日は満員でした。
アームストロング最後の日だったからでしょう。

☆漫才:3ヒントクイズ
本日も、ちんぺいのゆっちゃんに「ふたりはプリキュア」と紹介された二人。
「まぁ、女性人気あるからね!」とプリキュアを受け入れる。
プリキュアに戦隊モノ同様いろんな色があることまでは、知っている二人。

藤「何プリキュアやねん。」
井「…そりゃぁ、ブラック?」
藤「プリキュアにブラックなんてあんのか?」
井「あるやろ。」
藤「じゃぁ、俺、ホワイト」

プリキュアは今でこそ、昔のセーラームーンのような色使いですが
初代の頃は、そのものズバリ「ブラック&ホワイト」でした。
ライセンスのお二人は適当に言ってみたようですが笑。
私は今でも、初代のブラックの衣装が一番可愛いと思ってます。
今はアイカツ人気に押されてるのかな。


さて、我らがBlack&Whiteは、「3ヒントクイズ!」をやりたい、と。
まずは、井本さんが出題することに。

井「じゃぁ、動物、黄色、首長い。」
藤「キリン!じゃぁ、俺の番。動物、鼻長い、ゾウ
井「…!!答えだと思ったの言ってるやん!」
藤「答えはパオーンや!」

後半は、もはや3ヒントでなく、同窓会に行ったおかんの物語に…。

☆VTR:ボンが憑いてる
幽霊の格好をしたぼんさんにとりつかれた藤原さん。
井本さんには見えるが藤原さんには見えない。
タクシーに乗ってもずーっと会話を無視してた藤原さんですが、
不意のボケに吹き出してしまう。
ボンさんは、タクシーのドライバーさんに話しかけるのですが、
これが「ちょっとめんどく臭いタイプ」の人で…。

☆コーナー:ボンさんと森木さんにコントを作らせる
ボンさんと森木さんにコントを作らせることに。

藤「二人は舐められている。それを払拭するために笑わせればいい。」

楽屋でネタ作りをはじめるボンさんと森木さん。
実は、隠しカメラですべてが撮られていて、ステージに中継されてる。

ステージではお客さんは、作られたネタに思いっきり笑うように要請。
ネタを披露する前に、マカレナを踊るヤスさん。
笑えなくなったらヤスさんを思い出して笑うようにとのこと。
事情を知らない森木さんとボンさんは、お客さんのウケに手応えを感じる。
それを2回繰り返したあと、突如、クリさんを突っ込む藤原さん。
クリさんは、ドッキリの裏側を知ってるから、戸惑う。

が、なぜか、ネタ合わせの途中で森木さんとボンさんのやりとりに
完全に飲み込まれて、生き生きしだすクリさん。

井「バカの感染力が強すぎる。」(モニターを見ながら。)

3回目のネタ見せは、「思った通りに反応して」と言われたので
笑ったのは皆無ではなかったものの、客席の反応は概ね静か。
困惑する二人を連れて、クリさんが、楽屋の隠しカメラを見せネタばらし。

☆コント:相席
相席を頼まれた井本さん。
なんの気なしにOKをするが、相席の相手は5人のおばさん。
夫婦の営みについて明け透けな話をされたり
藤崎マーケットに間違えられたり、
ドリンクバーを誰が取りに行くかジャンケンや、
仲間内のサプライズバースデイパーティに巻き込まれ
井本さんは、ひたすら困惑する……。

☆アームストロング、お別れ会
ステージが明るくなると、中央に祭壇が置かれている。
大きなアームストロングの宣材写真には黒いリボンがかけられている。
上手には、ハンカチを握り締める喪服姿のメンバー。
アームストロングの実績を読み上げる井本さん。

メンバーが代わる代わる弔辞を読み上げるようにして、
最後に見たいアームストロングのネタをリクエストしていく。

最初は安達さん。
ヤスさんのギャグ10連発、クリさんのギャグだかわからない所沢のやつ3回。
爆笑する会場。

重さんは、

次は三瓶さん。プライベートで親交はあったが逆にネタをあまり見てない。
二人のつかみのネタ。そしてクリさんはナメ渕を披露。

森木さん。「成長を見せるために英語で手紙を書いた。」と宣言。

ディア ヤス、アンド、クリまでは良かったのだけれど、
「ストレートセイ」は率直に言ってかな、とか
「ロングタイムサンキュー」は長いあいだありがとうだとか、
「ゴーゴードリンク」は飲みに行こうね、なのはわかった。
あと、「ジャパンドロップアウト」は、ダメ人間と言いたいのか、とか。
「スーパーアンクル」は、「超おっさん」と言いたかったんか、とか。
「2バック」「ルックルックルック」は最後まで謎が解けず。
部分部分は拾えたんだけど、文脈がさっぱりわからないっ!!

結局、日本語の元文章があるというので
ざっくりとした内容は下記のとおり。

ディア、ヤスとクリ(→ここは「ディアのままか!」と井本さんからツッコミ。)
後輩二人(2バック)が解散すること、正直(ストレートセイ)嫌です。
今からでもやめられないの?
俺とボンとクリなんて社会不適合者(ジャパンドロップアウト)なんだし、
もうおっさん(スーパーアンクル)なんだし、芸人やめてどうするんだよ。
だから、いつでも戻ってきて。
長いあいだありがとう(ロングロングタイムサンキュー)。
また、飲み行きましょう(ゴーゴードリンク)。

ジャパンからドロップアウトって規模デカくなってるやん!と井本さん
謎のルックルックルックは「お願い」と英語で言いたかったんだけれどわからなかったんで
「俺を見て!」という意味だったそう。で、ジェスチャーでお願いを伝えようとした、と。

さすがウッドフォー!!
が「二人が決めたことだから何も言うまい」という態度をとってきた他のメンバーに対し、
「解散やめて」「嫌だ」というストレートなお手紙でした。
英語は、めちゃくちゃだったけど胸に来たお客さんはいらっしゃったのでは。


ボンさんは「学級会」のネタが大好きなので、最後はそこに混じりたい。

最後なので二人だけで見たいよ!という気もしなくもなかったですが笑、
二人のネタが大好きと素直に言えるボンさんのお人柄なのかと。
こうしてみると、クリさんて演技力高いんだよねぇ。


最後は藤原さん。
「コンビは、ここが嫌というのはすぐに言えるけど好きなところはなかなか言えない。
 だから、互の好きなところを一つずつ言い合ってキスして欲しいです。」

嫌々出てくる二人(そりゃね)。
クリさんからは「朝、起こしてくれるところ。」
ヤスさんからは「俺にない発想してくれるところ。」
それに関しては、「いや、安の発想の方が凄くて…」というクリさん。
で、キスwww

が、藤原さん続けて。
「最後は嫌いなところを上げて、お互いの顔が入れ替わるくらいのハリウッドバリのキス」

クリさんは「起こしてくれるのはいいけど声が暗い。二度寝しちゃう!」
ヤスさんは「前説使う楽屋が汚すぎる!俺があとに帰って毎回片付けてたんだからな!」
そして「今度は自分で片付けるんだぞ!」と。
で、ハリウッドバリのキスwww

「起立して黙祷をお願いします」と井本さんが言い、観客は立ち上がる。。
会場暗転。すると大音量で掛かる「I was born to be love you」
スポットライトで飛び出してくるおなじみフレディマーキュリーのクリさん。
そして、同じくフレディの格好で出てくるヤスさん。
総立ちの会場(まぁ、起立させられててから笑)と手拍子。

大盛り上りで終了しました。
最後は、ライセンスの二人からの花束。
挨拶は二人とも「楽しかった。」
ヤスさんは「死んだわけじゃないし、これからもピン芸人でやってくんで笑」と。

幕が閉じる際には、ライセンスの二人がアームの二人を真ん中に立たせ、
二人は手を振り、卒業となりました。
いつもよりは20分くらい長いenjoyでした。


ギャグを見てた最初は、笑って明るく終わるかな、と思ったのですが、
二人の漫才の途中から、ボタボタと落ちるくらいの涙。

真相はよく分かりません。
ファンサイトによれば「家族を養わなければならないヤスさん」と
「今までどおり芸人をやっていきたいクリさん」に温度差がでた、とか。
葛藤あってのことだと思うし、仕方がなかったんでしょう。
周囲の先輩芸人さんたちのように、二人が決めたことに何も言うことはないんでしょう。

だけども。
カンニング竹山さんが「アツアツ」に出た時の話。
相方さんが亡くなって、もう漫才はしないって言ってたんですよ。
理由は「漫才ができるまで、なんだかんだで10年かかる。今更無理」だから。
たけしさんも同じように「きよしさんとじゃないとできないんだよな」と言ってたと。
息の合いっぷりやネタの面白さを再確認するにつけ、
やり直せないの?それ以上の相手、お互い見つけられないかもよ?と勝手に思う。
実力も認められてるのに、漫才、もうやらないでいいの?と。

だってこんなに面白いのに!

ストレートセイ、残念です。(ウッドフォー語)

もう一つ。思うこと。
アームのふたりは、高校からのお友達のコンビでした。
こういうコンビが解散するときに思うのは「夢半ばで」という残酷さと
そして「友情の終わり」を公に目撃しているということです。
PornograffittiでTamaさんが脱退した時も同じ気持ちになりました。
(3人は高校からの友達で上京してきた仲間でした。)
勝手なファン心理ですが、それがひどく切なく悲しいわけで。
思春期がダウンタウンとウッチャンナンチャンとナイナイだったせいか
学生時代の友人とのコンビに思い入れがあるのかもしれません。

そんなときに、井本さんが3月は卒業、4月は新しく旅立ちの季節である、とした上で。
「高校時代の同級生からアームストロングになって、また、元の関係に戻る
と繰り返しておっしゃっり、それでちょっと救われた気持ちになりました。

おふたりの今後のご活躍を楽しみにしております。