【あいさつ】
はじめまして、ボルと申します。
レーティングバトルではメガメタグロスを軸にした構築を愛用しています。
徹底攻略ではν(ニュー)というネームで活動しております。
以後お見知り置きを。
本記事では、S16で自身初のレート2100台を達成し、S17では2ROM2100以上、最高レート2205を達成した構築を紹介したいと思います。
・シーズン16
最高&最終レート2106(127位)
・シーズン17
メインロム:最高&最終レート2114(125位)
サブロム:最高&最終レート2205(28位)
【概要】
私 は 物 理 受 け の 存 在 が 許 せ ま せ ん で し た
…
陽気or意地っ張り
思念の頭突き/バレットパンチ/冷凍パンチorアイアンヘッドorアームハンマー
シーン11からシーズン15までメガメタグロスはこの構成が最も強いと信じて使い続けてきました。
事実、タイマン性能が非常に高く、エース、受け出しもそつなくこなせるとても強い型ではありますが、物理受けに簡単に止められてしまうのが欠点でした。
メガメタグロスの耐久はギリギリで、物理受けにゴツメダメージを入れられるだけでメガガルーラの不意打ち、メガボーマンダの地震や大文字、スカーフガブリアスの地震等の確定圏内に入ってしまい、本来タイマンで殴り合える相手に一方的に縛られるようになってしまいます。
また、物理受けに簡単に止められるとこちらに不利なサイクルが発生してしまい、裏に負担が掛かってダメージレースで負けたり、相手に釣り出しや交代読みのチャンスを与えてしまいます。
サザンドラを始めとした物理受けを崩すポケモンをメタグロスと組ませたところで、それを対策出来るポケモンが相手の構築に採用されているとこちらにとって不利なサイクル戦になりますし、そうでなくとも物理受けにサザンドラを繰り出すタイミングで相手に釣り出しを決められるとこちらが逆に崩されてしまいます。
これでは勝率も立ち回りも全く安定しません。
もはや物理受け相手に何も出来ないという欠点が長所を完全に潰しているように感じたので、シーズン16では上記の型を使うのを諦め"物理受けを崩せるメガメタグロス"を軸に構築を組むことからスタートしました。
そして完成したのが次の項で紹介する構築です。
【使用構築】
メガメタグロス
165 185 171 135 108 170
思念の頭突き/バレットパンチ/草結び/アームハンマー
メガクチート
145 165 145 * 115 90
じゃれつく/不意打ち/叩き落とす/炎の牙
ガブリアス@拘りスカーフ
183 200 116 * 105 154
逆鱗/地震/ストーンエッジ/捨て身タックル
ファイアロー@拘り鉢巻
181 146 96 * 89 146
ブレイブバード/フレアドライブ/蜻蛉返り/寝言
サザンドラ@拘り眼鏡
167 * 110 194 111 150
悪の波動/流星群/ハイパーボイス/火炎放射
ボルトロス@オボンの実
170 * 93 158 100 179
10万ボルト/気合玉/めざめるパワー氷/悪巧み
構築のメンバーはシーズン16〜17通して同じで、細かい調整を加えつつ最終的にはこの構成で使っていました。
型の変遷については【個別解説】の項で解説します。
【構築のコンセプト】
"メガ枠で物理受けを崩して後続を一貫させる"ことをテーマに構築を組んでいます。
メガメタグロスとメガクチートで
相手の高耐久の物理受けを崩して、
鉢巻ファイアローとスカーフガブリアスの一貫性を作るのがこの構築の勝ち筋です。
眼鏡サザンドラと悪巧みボルトロスですが、
+
+α
これはグロスクチートどちらを選出しても崩すのが難しいクレセドランや受けループ等の並びに対する崩しの駒として採用しています。
個別解説に入ります。
【個別解説】
国際孵化産D抜け5V個体
メガメタグロス
無邪気(31 31 31 31 13 31)
H76 A156 B4 C76 S196
165 185 171 135 108 170
思念の頭突き/バレットパンチ/草結び/冷凍パンチ→アームハンマー
・思念の頭突きで181-120メガガルーラが確定2発で落ちる(50~60%)
・草結び×2で207-135スイクンが高乱数で落ちる(49~57%)
・草結び×2で215-118オボンカバルドンが確定で落ちる(63~75%)
・A194メガガルーラの地震、A177メガガルーラの猫騙し→地震を確定で耐える
・C110スイクンの熱湯×2+ゴツメダメージ×2を確定で耐える
カバルドン絶対殺すメタグロス。
構築の軸です。
"相手の物理受けを崩すエース"が主な役割ですが、 鋼の耐性を活かした受け出しも担います。
物理受け崩しの他には、メガガルーラ等の耐久力の高いポケモンを後続の確定圏内に入れるための削り要員としての役目もあります。
概要で述べたように、シーズン16からは物理受け相手に何も出来ないメガメタグロスは絶対に採用しないと決め、行き着いたのがこの型でした。
物理受けを崩せるメガメタグロスの型は、有名なものだとクレセリアを崩すことが出来る爪研ぎ型、毒身代わり型等がありますが、物理受けを崩すために技構成を2つも割くとメタグロス本来の対面性能を損ねてしまいます。
物理受けを崩したいがために汎用性を落としてしまうようでは本末転倒だと考えたので、テンプレメタグロスの基本構成である思念の頭突き+バレットパンチ+αの構成を維持できる草結びメガメタグロスを採用しました。
草結びはカバルドン、スイクン、ヤドラン、ドサイドン、ラグラージ、ヌオー等様々なポケモンに刺さる上に、これらのポケモンはメガメタグロスに受け出ししてくるので簡単に崩すことが出来ます。
草結びで弱点を突ける物理受けが採用された構築への刺さり方は尋常ではなく、easy winが出来た試合は数え切れません。
物理受け相手に止まらないメガメタグロスは最強のポケモンでした。
技構成はコンセプトである草結びは確定で、削れたポケモンを仕留めたりガルーラ相手に択を仕掛けられるバレットパンチは絶対に切れない技なのでこれも確定、
メインウェポンは一貫性が高くボルトロスやロトムに通る思念の頭突きを採用し、最後の枠はアームハンマーを採用しました。
アームハンマーを採用することで、HDポリゴン2、ナットレイ、ブラッキーも崩せるようになります。
これらのポケモンは後述のメガクチートの役割対象ですが、カバルドン+ポリゴン2orナットレイのようなメガメタグロスとメガクチートの役割対象が混在している構築相手でもメガメタグロスを通すためにアームハンマーを採用しています。
アームハンマーはカバルドンと一緒に採用されやすいルカリオやドリュウズへの打点としても役に立つほか、思念の頭突き→アームハンマーでABメガガルーラを確定で落とせるので、メガガルーラとのタイマンでも役に立ちました。
アームハンマーの枠は冷凍パンチに変えて運用することもありましたが、この構築のメガメタグロスの役目は"崩し"なので、半端な役割は捨ててより崩せる範囲を広げられるアームハンマーの方がこの構築には合っていました。
配分ですが、カバルドン軸に積極的に選出したいポケモンなので、カバルドンと一緒に採用されやすいメガガルーラ、メガリザードン、進化前のルカリオを上から殴れるようにSに補正をかけて最速ガブリアス抜きにして、汎用性を重視しました。
残りの努力値でメガガルーラ対面で動ける耐久、Cは草結びでスイクンを高乱数2発、Aは無振りメガガルーラを思念の頭突きで高乱数2発で落とせるように調整しています。
ちなみにこのメタグロスは14匹目の国際孵化産色違い個体です。とてもかっこいいです。
D抜けの非理想個体ですが6V個体の厳選は流石に辛すぎたので妥協しました。
D個体値がVだとC189メガボーマンダの大文字やC182ゲンガーのシャドーボールを耐えるようになるので、サンムーンでは真っ先にこの子に王冠を使ってあげたいですね。
国際孵化産理想個体♂
メガクチート
意地っ張り
H156 A196 S156
145 165 145 * 115 90
じゃれつく/炎の牙/はたき落とす/不意打ち
・A-1炎の牙で157-145メガクチートが高乱数2発で落ちる
・A194メガガルーラの地震→不意打ちを高乱数で耐える
・C154珠ゲッコウガのめざ炎を確定で耐える
裏のメガ枠です。
大まかな役割はメガメタグロスと同じですが、こちらはメガメタグロスを通し辛い相手に選出します。
まず、草結びメガメタグロスではクレセリアが採用された構築を崩せないので、メタグロスの型が決まった段階でクレセリアに強い裏メガ枠を採用することを決めていました。
裏のメガ枠はメガガルーラ、メガヘラクロス、メガサーナイト、メガギャラドス、メガバンギラス等色々試していたものの、メガメタグロスを選出することを前提に構築を組んでいたせいかメタグロスと裏のメガ枠とでは補完のメンツが噛み合わず、上手く構築が組めずに悩んでいました。
この問題を解決してくれたのがメガクチートでした。
メガクチートとメガメタグロスは一見役割が被るように見えます。実際役割は被りますが、得意な相手と苦手な相手が正反対である事に気が付きました。
例えば上記のメガメタグロスはクレセリアを苦手としますが、メガクチートはクレセリアに強く出られます。
一方でメガクチートはカバルドンを苦手としますが、カバルドンは草結びメガメタグロスでカモにすることが出来ます。
更に掘り下げて説明すると、メガメタグロスが苦手なクレセリア、ポリゴン2、ブラッキー等にメガクチートが強く、メガクチートが苦手なキノガッサ、オニゴーリ、カバルドン、スイクン、メガヤドラン、ドサイドン等に草結びメガメタグロスが強いです。
このように崩せる範囲の相性補完が奇麗に出来ています。
この二匹の並びでネックになる点はタイプが被ることですが、逆に言えばタイプが被るということはメタグロスと相性のいいポケモンは当然クチートとも相性がよく、これは補完のメンツを共有しやすいと言えます。
また、メガメタグロスとメガクチートはどちらも鋼タイプであり、先制技持ちでタイマン性能が高いメガ枠という点が共通しているのでどちらのメガ枠を選出しても同じ戦い方ができます。
これがつまりどういうことかというと、環境に存在するほぼ全ての構築に"メガ枠で物理受けを潰してガブアローで全抜きする"という構築コンセプトに沿った立ち回りが可能になるということです。
技構成は、メガクチートの基本であるじゃれつくと不意打ち、クレセリアとポリゴン2を崩すために叩き落とすを採用、最後の枠はメガメタグロスとの攻撃範囲の補完を重視して炎の牙を採用しました。
炎の牙を採用することでナットレイ、ハッサム、クチート等を対面で倒せるようになります。
ポリクチやラティハッサムはメガメタグロスでは崩せないので、それらの軸に強くなる炎の牙の採用は非常に上手く噛み合いました。
メガクチートは冒頭で説明した通り、メガメタグロスを通し辛いクレセリア、ポリゴン2、ブラッキー、ナットレイ、ハッサム、クチート等が採用された構築に選出します。
役割対象に素早さ種族値が60~65のポケモンが多いので、それらのポケモンを上から叩けるように素早さに振りました。
配分に関してはエアームドやニョロトノの上をとりたい場面が多かったのでSにもう少し振るべきだったのが反省点ですね。
ちなみに、クレセリアは持ち物を叩き落とした後だと確定2発で倒しきれなくなりますが、クレセリア側もクチートに打点がないので叩き落とすを連打して月の光のppを枯らせることで自殺に追い込んでいました。(笑)
このポケモンはメガメタグロスのカモの選出を強要させる選出圧力があるので、そういう意味でもメガメタグロスとの相性が良かったです。
色違いメタグロスとお揃いにしたくてこの子も色違いの個体を厳選しました。
メタグロスと相性抜群で見た目もかわいいお気に入りの子です。
ファイアロー@拘り鉢巻
意地っ張り
S16
H172 A252 B4 D28 S52
175 146 92 * 93 153
S17
H220 A252 B36
181 146 96 * 89 146
ブレイブバード/フレアドライブ/蜻蛉返り/寝言
※S17の調整意図
ファイアローは真っ先にグロクチの並びに採用することを決めたポケモンです。
物理受けを崩したときの先制ブレイブバードの制圧力は言うまでもありませんし、グロクチが苦手なバシャーモ、ウルガモス、ゲンガーに強く地面技を透かせるため相性補完も上手く出来ています。
型は当初剣舞型やゴツメ型等色々試していましたが、A146鉢巻ファイアローのブレイブバード+A185メガメタグロスのバレットパンチで無振りガブリアスが高乱数で落ちることを発見してからは2シーズン通して鉢巻型で使っていました。(70~84%+26~32%)
この構築ガブリアスどうしてんの?と思われた方がいるかと思いますが、ガブリアスはファイアローでメガメタグロスの先制技圏内まで削ることで処理していました。
ガブリアスを削るために1匹捨てる立ち回りになりますが、削れたガブリアスはメタグロスのメガ進化の起点に出来るのでむしろ好都合な局面も少なくありませんでした。
また、この構築が誘うゲンガーやゲッコウガをワンキルもしくはバレットパンチ圏内に入れる火力がある鉢巻ファイアローは構築に上手く噛み合いました。
勿論エースとしても強力で、物理受けを崩した後は何度も全抜きを決めてくれました。
対戦を重ねるにつれて、B120メガガルーラへのブレイブバードの反動ダメージ+A192メガガルーラの秘密の力を乱数で耐えることに気付いたので、シーズン17では高乱数で耐えるようにHBに厚くした配分のものを使いました。
(S17配分→反動ダメージ23~27%+A192秘密の力66~78%)
反動+秘密の力を耐えることでメガガルーラと相打ちをとることが出来ます。
この構築は初手にガブリアス、催眠ゲンガー、ゲッコウガを呼びやすいのでファイアローを先発に置くことが多いです。
その為メガガルーラとの初手対面が非常に多いのでよく活きてくれた調整だと思います。
ガブリアス@拘りスカーフ
意地っ張り
A252 B4 S252
183 200 116 * 105 154
S16
逆鱗/地震/岩雪崩/捨て身タックル
S17
逆鱗/地震/ストーンエッジ/ステルスロック→捨て身タックル
・A185メガメタグロスの思念の頭突き+逆鱗で197-122メガガルーラが確定で落ちる。
この構築のエースです。
上記の並びで一貫する電気の一貫性を切れて、リザードンxyどちらにも強く、同じ採用理由を満たせるランドロスよりも攻撃性能が高いことから採用に至りました。
とはいえこの型は毎シーズン使っているので、半ば思考停止気味での採用です。
持ち物も"意地っ張りスカーフガブリアス以外使う気にならないから"という雑な理由で拘りスカーフを持たせています。
グロクチで物理受けを崩してこのポケモンを通すという明確な勝ち筋を作ったおかげで今季はとても活躍してくれましたが、やはり意地っ張りスカーフはメタられていて動きづらさも感じました。
異彩を放つ捨て身タックルですが、これはフェアリー+浮いたポケモンの並びに一貫して通せる技として採用しています。
具体的に言うとメガリザードンY+マリルリ、ロトム+ニンフィア等の並びですね。
スカーフガブリアスはこの構築のエースとなってもらうポケモンなので、攻撃を一貫させることを最重視しました。
とはいえあまり撃つことのない技だったので、シーズン17では流行りのステルスロックを採用しました。
ステルスロックを撒くことで流行っているリザードンやウルガモスをメガメタグロスが上から縛れるようになります。
また、岩雪崩ではボルトロスやサンダー相手に火力が足りないのでS17では思い切って岩雪崩をストーンエッジに変更しています。
ステロを入れたいウルガモスやリザードンはガブリアス対面でステロを撒かれるのを嫌がって引いてこないことが多くステロを撒く余裕がないので、結局最終盤ではステルスロックは捨て身タックルに戻して運用していました。
国際孵化産理想個体
サザンドラ@眼鏡
控えめ
C252 D4 S252
167 * 110 194 111 150
悪の波動/流星群/火炎放射/ハイパーボイス
こちらも毎シーズン使っているハイパーボイス採用の眼鏡サザンドラです。
採用理由としては、グロクチガブアローの並びで重たいロトムに強く、グロクチでは崩すのが難しいクレセドランやグロスクチートの役割対象が混在した並びを崩すためのポケモンとしての採用です。
単純にサザングロス、サザンクチートという強力な並びを作ることが出来るのですんなりと構築に入ってきました。
眼鏡サザンドラのハイパーボイスについては過去の記事(S12、S14、S15)を参照して頂くと有り難いです。
ハイパーボイスは役割対象+フェアリーに一貫する技としては勿論、メガメタグロスから冷拳を切っているせいでグライオンが重いので、ループに入ったグライオンを流す技としてもとても役に立ちました。
S16:レート2000達成まで
ボルトロス@ゴツゴツメット
図太い(26 * 30 31 31 31)
H232 B240 S36
181 * 132 145 100 136
10万ボルト/めざめるパワー氷/挑発/電磁波
S16:レート2000達成以降
ボルトロス@オボン
臆病(31 * 28 31 31 31)
H124 B32 C100 S252
170 * 93 158 100 179
10万ボルト/気合玉/めざ氷/悪巧み
上記5匹で一貫しているファイアローに強く、グロクチがガルガブと対面した際の引き先として優秀で、また受けループを崩す駒にもなるのでS16の途中までゴツメボルトロスを採用していました。
しかしゴツメボルトロスでは有利対面を作っても相手に与える負担が小さいせいか、選出しても後続の負担になりがちで足を引っ張ることが多いので臆病悪巧み3ウェポンのものに型を変更しました。
この変更が構築と上手く噛み合ったのかレートがグングン伸びていきました。
臆病悪巧みボルトロスにすることでゴツメボルトロスの役割をある程度維持しつつ、グロクチでは厳しく、サザンドラを選出しても崩せないクレセドラン+フェアリーや受けループという並びを崩せるようになりました。
霊獣フォルムではなく化身フォルムで採用してある理由はガブリアスの上からめざ氷を叩き込むためです。
ボルトロスのめざ氷+A185メガメタグロスのバレットパンチで183-105ガブリアスが落ちるので、ガブリアスを処理するルートのひとつになります。
また、化身ボルトロスにすることでグロクチが鉢巻地震で倒されたときの切り返しにもなります。
クレセリア絡みの構築はメガクチートではなく主にこのポケモンで崩す立ち回りをしていました。
10万ボルトで落としきれないポケモンをクチートガブアローで削り、ボルトロスとクレセリアを対面させて悪巧みを積めばほぼ勝ちが確定します。
【立ち回り】
高レート帯でよく当たった構築を中心に解説。
vsカバガルゲッコウガ
ファイアロー(先発)+メタグロス+ガブリアス
この構築にとって完全にボーナスステージです。負けることは滅多にありません。
というのもあまりにも草結びメガメタグロスが刺さりすぎていて対戦していて申し訳ない気持ちになってきます。(笑)
初手はほぼメガガルーラかゲッコウガなのでファイアローのブレイブバードで削って捨てて、メタグロスとカバルドンの対面で草結びを決めればガブリアスの一貫性が出来るので勝ちです。
再戦してもこの構築は草結びメガメタグロスが受からないのであまり負けませんでした。ただ、こちらのガブリアスの上をとってくるスカーフゲッコウガが採用されていると負けることもありました。
vsカバルカ+α
メタグロス(先発)+ファイアロー+ガブリアス
先発カバルドンで展開してくるのでメタグロスの草結びでカバルドンを落としにいきます。
ステロ欠伸ループに入られたらファイアローを切ってメタグロスとカバルドンの対面を作って対処します。
vsガルクレセ
後続に何がいるかで選出を変えていました。
・クレセリア+ヒードラン、クレセリア+サザンドラ
クチート(先発)+ボルトロス+α
ガルクレセドランorガルクレセサザンという選出なら相手のクレセリアにボルトロスを合わせることが出来ればほぼ勝ちが確定しますね。
メガガルーラに気合玉を当てれば、ですが。(笑)
・クレセリア+キノガッサ
メタグロス+サザンドラorボルトロス+α
こちらの構築でキノガッサの相手が出来るのはメタグロスだけなのでクチートの選出を諦めざるをえません。
キノガッサの襷を潰してボルトロスを展開出来れば勝てますが、辛い並びではあります。
・クレセリア+ウルガモス
クチート+ガブリアス+ファイアロー
こちらのクレセリア対策の駒であるクチート、ボルトロス、サザンドラがウルガモスにカモられるので厳しいです。
今季はクレセリア+ウルガモスの並びが非常に多く対処に苦労しました。
vs対面厨パ
メタグロス(先発)+ファイアロー+ガブリアス
メタグロスとガブリアスが対面したらファイアローに引いてブレイブバード、メタグロスとボルトロスが対面したら電磁波読みでガブリアスに引いて逆鱗orストーンエッジを撃ちます。
特筆する立ち回りはこれくらいで、あとは構築のパワーに任せてひたすら殴り合います。
こちらの構築は対面厨パと真正面からの殴り合いで押しつぶせるパワーがあり、メガ枠を絡めたサイクル戦を展開する柔軟な動きも可能なので勝率は良かったように思います。
vs受けループ
ボルトロス(先発)+クチート+サザンドラ
相手は間違いなくラッキー+グライオン+ヤドランorエアームドと選出してくるので、相手の初手がラッキーならクチートに引いてラッキーを流し、それ以外ならボルトロスで悪巧みを積みます。
グライオンに身代わりを決められたらサザンドラのハイパーボイスで流します。
とにかくボルトロスの有利対面を作って悪巧みを積む立ち回りを心がけました。
ボルトロスがラッキーにきちんと気合玉を当ててくれれば負けることはありません。
※苦手なポケモン、並び
・クレセリア
苦手というより、存在そのものが許せません。
・クレセリア+ウルガモス
こちらのクレセリア対策がウルガモスに弱いので選出が歪みます。
・ラティハッサム+クチートを完封してくるポケモン
ラティハッサムはメガクチートでしか崩せないのでこのような並びに当たると負けです。
・ランドロス
メタグロスから冷拳を切ったことで最も辛くなるポケモンは、ガブリアスでもボーマンダでもボルトロスでもなくこのポケモンでした。
特にスカーフランドロスが相手だとこちらの構築のポケモン全てが対面不利になるので対処に苦労しました。
・ASメガバシャーモ
メガバシャーモは進化前のメタグロスとの対面だと守ってこないことが多いので、陽気メタグロスで上から殴って出オチさせられることが多かったのですが、シーズン17はSに振り切ったメガバシャーモばかりでメタグロスが焼かれてしまう事が多かったです。
【総括】
メガメタグロス入りで史上2人目のレート2200達成という最高の形でoras環境を終えることが出来て満足しています。
この構築に関しては全体的に2メガ選出をしないと崩せないような並びが辛かった印象でしたが、最高レート2205という結果が示す通り、多少の相性の不利は覆せるパワーがありました。
ちなみに、シーズン17の最終日にノートちゃんというアプリでデータを取っていましたが、どのポケモンも満遍なく選出することが出来ていましたね。
グロクチは私にとって思い入れのある構築となったので、サンムーン環境でも使い続けたいと思っています。
最後に、グロクチを組むきっかけをくれたりんちゃん@xaickas_RinLenに感謝!!