サザングロスガブアロー【S12:2098】 | 俺はメタグロス

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二枚目はレート2000達成時のもの、三枚目は最終レート
2000達成時には7割維持していた勝率ですが、最終的には6割切りました()


サザンドラ@眼鏡
167 * 110 194 111 150
悪の波動/流星群/ハイパーボイス/火炎放射

メタグロス@メガストーン
167 186 170 * 130 178
アイアンヘッド/バレパン/思念/冷拳

ガブリアス@スカーフ
183 200 116 * 105 154
逆鱗/ドラゴンクロー/地震/岩雪崩

ファイアロー@プレート
185 102 91 * 133 146
ブレイブバード/鬼火/挑発/羽休め

サーナイト@メガストーン
151 * 85 212 155 165
ハイパーボイス/ショック/気合玉/挑発

スイクン@ゴツメ
203 95 167 130 135 94
熱湯/神速/絶対零度/吠える


S11で使っていた構築を改良したものです
最高レートは2100にあと僅かに届かない悔しい結果になりました




【構築の経緯】


最も単体性能が高いと考えるアイへ採用のメガメタグロスを軸に、


メタグロスと並べることで対面構築相手に圧倒的に強くなり、メタグロスの苦手な炎タイプ全般を処理しつつ、積んだメガリザードンやウルガモス、早い電気タイプに後出しから確実にダメージを入れられるスカーフガブリアス


ギルガルド、ゲンガー、バシャーモに繰り出せて鬼火挑発羽休めで展開、もしくはブレバで削りを入れられる慎重HDファイアローを採用
持ち物のプレートについては後述

前期で使った構築ではこの3匹の並びが強かったので、S12でも継続して使っていくことにしました


上記の三匹の並びで苦手なロトムスイクンに強いポケモンとしてメタグロスと相性の良いサザンドラで補完
前期の構築では構築全体のパワーの低さが課題だったので、有利対面からの制圧力が高い眼鏡型で採用

この4匹が構築の軸であり、この4匹の削りの連携で以下の確定数が満たせます

・A186メガメタグロス+C194サザンドラ(眼鏡)
アイへ+悪波で203-120-120メガガルーラがほぼ確定(200~)
227-189-150クレセリア確定

・メガメタグロス+A200ガブリアス
アイへ+逆鱗で203-120メガガルーラ確定
アイへ+地震で167-170ギルガルド確定

・メガメタグロス+A102ファイアロー(プレート)
ブレバ+バレパンで135-101メガゲンガー確定
アイへ+バレパン+ブレバで203-120メガガル確定
思念+ブレバで153-131メガリザードンX高乱数(148~)
冷拳(威嚇込み)+ブレバで181-150までのメガボーマンダ確定

・ガブリアス+ファイアロー
逆鱗+鮫肌×1+ブレバで203-120メガガルーラ確定
地震+鮫肌×1+ブレバで175-171メガバンギラス確定
逆鱗+ブレバで171-129メガギャラドス確定

この削りの連携でダメージレースに勝っていくことがこの構築のコンセプトであり、特にメガガルーラや積みポケモンに対してこの想定が活きました
今シーズンにサザングロスでレート2100を達成された方も削りの連携を重視しており、今後フルアタメタグロス軸の戦い方のテンプレになっていくと思われます


裏選出として、メタグロスを選出することが出来ない受けループや物理受け+高耐久鋼のような硬い並び全般に強いメガサーナイトを採用


メガサーナイトを選出する=メタグロスを選出しない場合、アタッカー+受けの並びに対して物理に投げるクッション枠が必要だと感じたので、上記の5匹で重めなファイアロー、ガブリアス、砂ドリュウズに強く、単体性能が高く腐り辛い零度スイクンで補完し構築が完成

サーナイトの枠は受けに比重を置いた並びに強ければなんでもよく、他の候補にメガガルーラ、メガカメックス、メガヘラクロス、メガ枠以外では悪巧みボルトロス等が採用候補として挙げられます



【個別解説】
前期で採用していたものと同じ個体は説明を省略


自慢の国際孵化産理想個体
・メタグロス
構築の軸であり、ストッパー、エース、受け、クッションなんでもこなせる枠です
前期から引き続きアイアンヘッドを採用したものを採用
メガガルーラの数が多い高レート帯では相変わらずほぼ確定選出の枠となっており、体感ですが選出率は9割を超えています

一時期アームハンマーを採用していましたが、クレセリア相手に本当に何も出来ない点、メガクチートに弱くなる点、何より技外しのせいで負ける試合が目立ったのでアイヘに戻しました
陽気メガメタグロスの場合上から怯ませた時点でタイマンでの勝ちが確定し、確実に削りを入れられるアイヘを採用したほうが対ガルーラ性能は高くなると思います

S12ではこのポケモンのカモであるボルトランドのような受けの薄い構築が消えたこと、不意打ち持ちのガルーラが増えすぎてタイマンがますます安定しなくなったこと、アームハンマー持ちのメタグロスが認知されたことでメタグロス対面で突っ張らないメガガルーラ、マンムーが増えたことから前期よりも動かし辛さが目立ちました

アイヘを撃った相手の大半がメガガルーラとマンムーなので、やはりアイヘの枠はアムハンでも良いかもしれませんが、技を外すメタグロスを採用するくらいなら裏選出を用意して崩せる範囲の住み分けをさせたほうが良いとも考えており、何とも言えないところであります



・ガブリアス
こちらも前期で採用していたものと同じ個体
スカーフガブリアスの数が増えたのが原因か知りませんが前のシーズンと比べてかなり動かし辛かったですね

受けの薄い構築相手ならメタグロスとガブリアスで殴ってるだけで勝てますが、再生回復をもつ物理受けとのサイクル戦になると一貫して負担をかけられる技がないという欠点が浮き彫りとなっており、リスキーな釣り出しをするプレイングを強いられました



・ファイアロー
前期との違いは持ち物をラムからプレートに変更しているところです
削れたメガガルーラ、メガリザードンにブレバをミリ耐えされたり、ゲンガーに後出ししても返り討ちにされる事が多かったりと火力の低さが目立っていたのでプレートを持たせて火力を補強しました
プレートを持たせることで167-101メガゲンガーが確定2発になり、構築の概要で説明した通り取り巻きとの削りの連携で様々なポケモンがブレバ圏内に入るのでプレートを持たせたのは大正解でした
対ゲンガーの立ち回りですが、ブレバ+バレパンで135-101メガゲンガーが確定、ブレバ+鬼火+バレパンで167-101メガゲンガーが高乱数になるので、ゲンガーに繰り出した際に受けたダメージ量を見て、Cに振っていたらブレバ、それ以外だと鬼火から入ることでメタグロスのバレパン圏内に入れていきます



こちらも国際孵化産理想個体
・サザンドラ
控えめ
H4 C252 S252
167 * 110 194 111 150
悪の波動/流星群/ハイパーボイス/火炎放射

アタッカー+物理受けの並びにメタグロスやガブリアスを強引に通す為に重要になるポケモンなので、前期と違って選出率はかなり高めです
持ち物は火力を確保出来る珠か眼鏡のどちらかで迷っていたのですが、今シーズンでは零度スイクンが解禁されている関係で瞑想スイクンの数がやや減っており、サザンドラでスイクンを遂行しやすい環境になると踏んだので207-135スイクンをほぼ2発でもっていけるC特化の眼鏡型に決めました
この読みは当たっておりこのポケモンで何度もスイクンを葬ることができました

配分はスイクンを悪波で2発で飛ばす為にC特化は先述した通り、残りはC222メガゲンガーやC177珠ボルトロスの気合玉を耐えられるHD振りにするか、Sに振るかで迷いましたが、遅いメガガルーラの上を取りたい機会の方が多いのでS振りにしました

悪の波動と並んで撃つ機会が多かった技がハイパーボイスです
ロトム等の役割対象+フェアリーの並びに一貫し、腹太鼓後のマリルリを処理出来たり、またどくまも勢やレパルダスの身代わりを貫通して削りを入れられる非常に便利な技であり、ハイパーボイスは眼鏡サザンドラには必須の技だと思いました

不意打ちの採用率が低めな陽気メガガルーラにはメタグロスが強く、不意打ち所持率が高くアイへを二発耐えてくる意地っ張りメガガルーラはHPを削ればサザンドラで安定して倒せるので、サザングロスはメガガルーラ入りに比較的強めな軸と言えるのではないでしょうか
今シーズンではガブグロス選出よりもサザングロス選出のほうがガルーラ入りへの勝率が良かったですね



・サーナイト
臆病
H52 C220 S236
151 * 85 172 135 143→151 * 85 212 155 165
ハイパーボイス/サイコショック/気合玉/挑発

地球投げ3耐え、サイコショックで輝石ラッキーを高乱3発で落とせるCを保ちつつ出来る限りSを確保した配分

構築の概要で説明した通り、メタグロスを選出したくない受けループ、クレセドランのような低速高耐久の並びに刺していくポケモンです
メガメタグロスと苦手所が被りますが、苦手なポケモンは取り巻きでカバー出来ているのでメガ枠同士の相性補完は気にせず、崩せる範囲の補完を重視しました
メガガルーラ入りに少しでも出しやすくする為に進化前のSを最速ヒードラン+2まで上げています
メガガルーラに死にだしして親子愛をトレースし、気合玉を当てることで203メガガルーラを高乱数で倒せます

採用理由的にメガガルーラのほうが良いかもしれませんが、メガガルーラよりもこの人のほうがカワイイのでこちらを採用していました



・スイクン
呑気
H220 B132 C156
203 95 167 130 135 94
A146鉢巻ファイアローのブレバほぼ2耐え
A194メガガルーラの岩雪崩捨て身耐え
C177ボルトロスの球10万15/16耐え
熱湯で197-123、205-120メガガルーラの身代わり確定
熱湯×2で185-133ファイアローほぼ確定
熱湯+ゴツメ×1+神速で173-100までのメガバシャーモ確定

採用理由は経緯で説明した通りです
技構成ですが、メインウェポンが波乗りでは相手に一貫して負担をかけられないので熱湯を採用し、C振りにして必要な火力を確保
瞑想スイクンやバトンパのような展開構築に起点にされるのを防ぐ吠える、メガガルーラとのタイマンや削れたポケモンのトドメに役に立つ神速、交代が読める場面で一貫して圧力をかけられ不利な局面でも逆転のチャンスを持てる絶対零度を採用しています
零度よりも神速のほうが役に立つ場面が多く、零度をぶっぱする以外に勝つ手段がなくなった試合は大体負けていたので零度の枠は毒々にしたかったですが、零度を削す勇気がありませんでした()



※ボルトロス
前期で採用したものと同じ配分構成
10万ボルト/めざ氷/気合玉/悪巧み

レートが伸び悩む度にこのポケモンとサーナイトを交互に入れ替えて回していました
サーナイトを採用した際の欠点であった全体的なファイアロー、瞑想スイクンの重さ、ガブリアスの地震を透かしつつ上から打点をもてるポケモンが居なかったのもあってこのポケモンを採用
メタグロスがガブリアスの鉢巻地震でワンキルされた場合に切り替えせる点も優秀ですね
ストッパーが多い構築であり電磁波が欲しい場面があまりなかったのでスイクンマンムーやクレセガルーラに強く出られるよう気合玉を採用しています
このポケモンを採用したほうがより完成度の高い構築になると思うのですが、実戦では何故かサーナイトを採用しているほうが勝率が良かったのでなんとも言えないです



【2100に乗れなかった原因】

メタグロスに仕事を任せすぎ

この一言に尽きますね…
前期の構築よりはマシになったものの、相変わらずメタグロスにフォーカスを当てすぎた構築の組み方をしているせいで、スタンパ相手にメタグロスが出せないときの選出がお粗末になっていました

ガブガルボルトのような力押しをしてくる構築にはメタグロス+ガブリアスという物理受けに弱い並びをぶつけないと厳しいので、これだけ受けポケモンの対策をPT全体で施しているにも関わらずアタッカー+高耐久の並びに対する勝率が良くなかったです

前期に苦しめられたクレセリア入りなら眼鏡サザンドラのおかげで対応出来るようになったのですが、サザンドラで崩すことの出来ないポリゴン2やブラッキー、ファイアローで受け出ししても蜻蛉で逃げてくるメガハッサムが採用されている構築はひたすら辛かったですね
ラティハッサムとか勝った試しがないです
2100チャレンジのときに運悪くラティハッサムを引いてしまい案の定負けました

特にこれらのポケモン+ガブガルのような、本来メタグロスを選出しなければならない対面性能の高いポケモンが並んでいる構築が相手だと選出画面の時点でほぼ負けが確定してしまっており、シーズン最終日は特にそういった構築が多く苦しい立ち回りを強いられました

正直なところ、勝率7割維持でレート2000を達成したときはレート2100も達成した気でいましたが、レート2000帯ではこのような構築の欠点が露呈し思うように勝てなかったです(最終日には負け越しました)

メタグロスの仕事の分散さえ上手くできればレート2100は必ず達成できると思っているので改良を重ねていきたいです