3級は商品売買業の簿記だったが、2級では
運送、飲食、レジャー、教育等の
サービス業の簿記が加わる。
商品売買業でもサービス業でも、
収益を計上するが、
使用する勘定科目が違う。
収益
商品売買業→売上
サービス業→役務収益(収益)
原価
商品売買業→売上原価
サービス業→役務原価(費用)
尚、先に費用を払ったが、それに関するサービスを
まだ提供していないという場合は
その費用を仕掛品(資産)で
処理する。
ex.〇〇学校は資格試験の受験指導というサービスを
提供している。開講予定の講座(期間1年)について
受講生から受講料300を現金で受け取った。
受講料を受け取った。
→これから1年間講義をしていく。
今、現金を受け取った時点では、
受講生はこれから1年間勉強していく。
学校側は1年間講義をしていく事になる。
つまり、学校側はノウハウを
提供していかなければならないという
負債が発生している事になる。
∴以下の仕訳になる。
現金300 前受金300
ex.〇〇学校は第1回目の講義に向けて、
教材を作成し、
作成費用100を現金で支払った。
この費用はサービスの提供に直接費やされた物で
ある事が明らかな費用である。
サービス業においては提供した時に収益を
計上するとともに、その提供分の費用を計上する。
その為、まだ提供していないサービスにかかる
費用は仕掛品(資産)で処理しておく。
上の例なら、テキストでノウハウを教えて行く
事になる。
教材を作成した時点ではまだサービスを
提供していない。
テキストを渡し、講義でノウハウを教えて
初めてサービスが提供された事になる。
∴以下の仕訳になる。
仕掛品100 現金100
決算時
サービス業においては、
サービスを提供した時に
収益を計上する。
上のような受験指導を行なっている会社では、
①カリキュラムの進行状況に応じて
収益を計上する。
②全カリキュラムが終了した時に一括して収益を
計上する。
の2通りがある。
ここでは①の方法とする。
ex.決算日現在、講義の6割が終了している。
受講料300は前受金で処理しており、講座にかかる費用100は仕掛品で処理している。
全体の6割が終了しているので、
前受金の6割を役務収益に
振り替える。
前受金180 役務収益180
また、計上した収益に対応する分を
仕掛品から役務原価に振り替える。
役務原価60 仕掛品60
決算時の仕訳は以下のようになる。
前受金180 役務収益180
役務原価60 仕掛品60
全講座が終了した時
残りの4割は
役務収益及び役務原価を
計上する。
前受金120 役務収益120
役務原価40 仕掛品40
②の方法
決算時は仕訳不要
全講座が終了した時に前受金を役務収益に、
仕掛品を役務原価に振り替える。
前受金300 役務収益300
役務原価100 仕掛品100