決算等、一定の時期に銀行から当座預金の
残高証明書を発行してもらい、帳簿の残高と
比較する。
この時、一致していなかったら正しい残高に
調整する。
この時に作成するのが銀行勘定調整表
作成方法は3つ。
両者区分調整法
企業残高基準法
銀行残高基準法

不一致の原因は次の6つ。
ポイントは
両者の差異がいつ解消されるか?
1.時間外預入
(企業側は処理済、銀行側が未処理)
 銀行に入金しているにも関わらず、
 銀行ではまだ処理していない。
 翌営業日になったら処理される。
∴銀行残高にプラス
こちらでは当座預金を増やす処理をしているので、
仕訳不要

2.未取立小切手
(企業側は処理済、銀行側が未処理)
 他人振出の小切手を受け取って、当座預金を
 増やす処理をしている。この小切手を銀行が
 取り立てていない。
 銀行が取り立てたら差異は解消される。
∴銀行残高にプラス
こちらは既に当座預金を増やす処理を
しているので、
仕訳不要

3.未取付小切手
(企業側は処理済、銀行側が未処理)
 取引先に振り出した小切手で、こちらは
 当座預金を減らす処理をしているが、
 取引先がまだ銀行に行っていない状態。
 取引先が銀行に持ち込んだら差異は解消される。
∴銀行残高からマイナス
こちらは既に当座預金を減らす
処理をしているから、仕訳不要

4.連絡未通知
(企業側が未処理、銀行側は処理済)
 当座預金に出入金があったにも関わらず、
 こちらにその連絡がない状態。
ex.当座預金に売掛金20の入金があったが、
 こちらにその連絡がなかった。
 こちらが当座預金を増やす処理をすれば、
 差異は解消される。
 ∴企業残高にプラスし、
 修正仕訳が必要
 当座預金20   売掛金20

5.未渡小切手
企業側は処理済、銀行側が未処理)
 既に小切手を振り出して、当座預金の減少の
 処理をしているにも関わらず、
 取引先に渡していない状態。
 
 ex.買掛金20の支払いの為、
  小切手を振り出したが、
  まだ取引先に渡していなかった。

 こちらは当座預金を減らす処理をしているのに、
 実際は減っていないからこれを取り消す。
 ∴企業残高にプラスし、
 修正仕訳が必要
 小切手を振り出した時
  買掛金20   当座預金20
      修正仕訳は逆仕訳
  当座預金20   買掛金20

 広告費等の費用を支払う為に
 振り出した場合は、
 未払金で処理をする。
 当座預金20  未払金20

6.誤記入
 ex.売掛金50の振込みがあったがこれを60と
 記入していた。

 10多く記入しているので、これを減らす。
 ∴企業残高からマイナスし、
 修正仕訳が必要。
 (誤)
 当座預金60  売掛金60
    これの逆仕訳
 売掛金60  当座預金60
    (正)
 当座預金50  売掛金50
    逆仕訳と(正)を合体させると
 修正仕訳となる。
 売掛金10   当座預金10
  3級でやった訂正仕訳!

銀行勘定調整表の作成手順
以下の取引を例にとる。

両者区分調整法
入金未通知、未渡小切手は当座預金にプラス
誤記入は当座預金からマイナス
時間外入金、未取立小切手は銀行残高にプラス
未取付小切手は銀行残高からマイナス


企業残高基準と銀行残高基準は
両者区分のやり方をマスターしたら
たすき掛けになっている事に気づくと
それだけで完成する。

銀行残高基準をマスターし、両者区分の方は
検算する方法を取る。
本試験では前T/Bの当座預金の欄が
空欄になっている事がある。