製造間接費の差異分析の前に
製造間接費の予算額について確認しておく。
製造間接費の標準配賦率は1年間の
製造間接費の予算額を見積り、これを
1年間の標準配賦基準値(基準操業度)で
割って計算する。
1年間の製造間接費の予算額の決め方は
固定予算変動予算がある。
固定予算
1か月の基準操業度を10時間、この時の
製造間接費を20と見積もった場合、
実際操業度が8時間の時、
基準操業度と実際操業度が違っても
基準操業度における予算額が
当月の予算額となる。
変動予算
様々な操業度に対して設定した予算額を
製造間接費の予算額とする方法。
基準操業度10時間の時は20
8時間の時は16とした時、
実際操業度が8時間だったら
8時間の予算額16が製造間接費の
予算額となる。
変動予算の中でも変動費と固定費に分けて
予算額を決める方法を
公式法変動予算という。

公式法変動予算では
変動製造間接費の予算額と固定製造間接費の
予算額を合算する。

変動製造間接費
直接作業時間1時間あたりの
(配賦基準が直接作業時間の場合)
変動製造間接費を見積りこれに実際操業度を
かけて実際操業度における
変動製造間接費の予算額を決める。
直接作業時間1時間あたりの
変動製造間接費を変動比率という。

上の例では変動比率は@10
実際直接作業時間は250時間なので
2500が変動製造間接費の
予算額となる。

固定製造間接費
当初見積もった基準操業度における
固定製造間接費が実際操業度における
固定製造間接費の予算額となる。
上の例では固定製造間接費の
予算額は7000

変動製造間接費と固定製造間接費の
合計が当月の実際操業度における
製造間接費の予算額となる。
2500+7000=9500

実際操業度の時の予算額を
予算許容額という。