会社はなるべく低コストで効率的に製品を
製造しようとしている。
その為、あらかじめ目標となる原価
(標準原価)を設定し、この範囲内で
収まるようにする。
また、目標となる原価と実際にかかった原価
(実際原価)を比べて
どこにムダがあったかなどなどを見つけ、
改善を行う。
このように標準原価によって製品の原価を
計算し、実際原価との差額を把握・分析する
方法を標準原価計算という。

今までやってきたのは
実際原価計算という。


標準原価計算の流れ
①原価標準の設定
 まず製品1個あたりの標準原価を決める。
 (ex.@10とする。)
②標準原価の計算
 原価標準をもとに完成品や月末仕掛品の
 標準原価を計算する。
 (ex.製品10個の標準原価
   10×10=100)
③実際原価の計算
 実際にかかった直接材料費、直接労務費
 製造間接費を集計、実際原価を計算する。
 (ex.製品10個の実際原価は110だった。)
④原価差異の把握
 実際原価と標準原価を比べて
 原価差異を把握する。
 (100-110=△10)
⑤原価差異の分析
 原価差異を更に細かく分析し、
 原価の改善を行う。
 (ex.材料を使いすぎた、
  時間がかかりすぎた。)


原価標準の設定
原価標準は直接材料費、直接労務費、製造間接費に
分けて設定する。
まず、製品1個をムダなく作った場合の
直接材料費、直接労務費、製造間接費を
計算する。
直接材料費
標準単価@50で2枚使う。
50×2=100
直接労務費
標準賃率@20で3時間で行う。
20×3=60
標準製造間接費
標準配賦率@30で標準操業度
(ここでは直接作業時間)で配賦する。
30×3=90

①から③を合算した金額が原価標準となる。
原価標準は以下の
標準原価カードにまとめられる。