工場の規模が大きくなると、切削部門、組立部門、
塗装部門など製造を分担して行うようになる。
また、材料を運ぶ運搬部門、修理を担当する
修繕部門、事務を担当する工場事務部門など、
製造部門をサポートする部門もできる。
製造部門
切削部門、組立部門、塗装部門など
補助部門
運搬部門、修繕部門、工場事務部門など
複数の部門がある場合、部門ごとに原価を
計算する事を部門別計算という。
製造直接費はどの製品にいくらかかったかが
判るので各製造指図書に賦課される。
製造間接費はどの製品にいくらかかったかが
判らないので、配賦基準に基づいて
各製造指図書に配賦される。
この時、配賦基準が適切でないと、配賦計算が
不正確なものになる。
また、部門が違えば発生する製造間接費の
内容も金額も当然異なる。
これを無視して1つの配賦基準で配賦すると、
原価の計算が不正確なものになる。
そこで部門別に製造間接費を集計し、
それぞれの部門に適した配賦基準で
配賦する。
部門別計算は
①部門個別費と部門共通費の集計
②補助部門費の製造部門への配賦
③製造部門費の各製造指図書への配賦
の3ステップで行う。
①部門個別費と部門共通費の集計
部門個別費
特定の部門で発生したもの。
該当部門に直接賦課する。
部門共通費
複数の部門で共通して発生したもの。
適切な配賦基準で各部門に配賦する。
(ex.建物減価償却費は占有面積、
電力料は電力消費量といった具合。)
部門個別費と部門共通費を足して
各部門費を計算する。


