工場で働く人にかかる賃金や給料等、
人にかかる費用が労務費。
次のような物がある。
①賃金
工員に支払われる給与を賃金という。
製品の製造に直接関わる人を直接工、
直接関わらない人を間接工という。
②給料
工場で事務を担当する人や工場長など、製品の製造に関わらない人に支払う給与を給料という。
③従業員賞与手当
従業員に支払われる賞与や家族手当、
通勤手当などの手当も含まれる。
④退職給付費用
退職に備えて計上する退職給付費用も
労務費である。
⑤法定福利費
従業員の健康保険料や雇用保険料などの
社会保険料は会社が一部負担する。
この負担した社会保険料も含まれる。
賃金の内、直接工の直接作業分が直接労務費。
それ以外は全て間接労務費となる。
賃金・給料の消費額の計算
ex.7月の賃金支給額は800だった。
尚前月未払額(6/21〜6/30)は30
当月未払額(7/21〜7/31)は40である。
(給与計算期間は毎月20日締めの25日払い)
原価計算期間は毎月1日から月末まで。
ところが、通常はズレがある。
このような場合はズレを調整して
消費額を計算する。
給与計算期間は6/21〜7/20
原価計算期間は7/1〜7/31
賃金支給額800の中に30の前月未払額がある。
7月分には関係ないので引く。
800-30=770
7/1〜7/20まではOK!
賃金支給額800の中に当月未払額40が
含まれていない。
7/21〜7/31分を加える。
770+40=810
7月の賃金消費額は810となる。
仕訳を示すと以下の通り。
月初の処理(再振替仕訳)
未払賃金30 賃金30
賃金支給時
賃金800 現金800
月末の処理(費用の見越計上)
賃金40 未払賃金40
労務費の処理
ex.8月の直接工の賃金消費額を計上する。
直接工の賃金消費額は1000、
作業時間は50時間だった。
(直接作業40時間、間接作業10時間)
まず消費賃率を求める。
1000/50時間=@20
これに直接作業時間と間接作業時間をかける。
直接作業@20×40=800
間接作業@20×10=200
直接作業分は賃金(貸方)から
仕掛品勘定(借方)へ、
間接作業分は賃金(貸方)から
製造間接費勘定(借方)へ振り替える。
仕掛品 800 賃金1000
製造間接費200
間接工の賃金消費額は全て間接労務費。
従って賃金(貸方)から製造間接費(借方)へ
振り替える。
給料や従業員賞与手当、退職給付費用、
法定福利費も全て間接労務費となる。
製造間接費xxx 賃金xxx
