今までは購入単価を実際の価額で計算してた。
しかし材料はいつも同じ価額で買える訳ではない。
時期によって価額は違うので、材料費が異なる
事がある。
また、総平均法で計算してると
一定期間経たないと消費単価が計算できず、
材料費の計算が遅れる。
そこで、実際の単価に代えて、
あらかじめ決められた単価
(予定消費単価)で材料費を計算する。
ex.今月、材料を80枚消費した。
予定消費単価は@12である。
以下の仕訳になる。
仕掛品960 材料960となる。
月末の処理
実際の単価が1120だった。
今月の材料費は予定消費単価960で
計算されている。
その差額160だけ少なく計上されているので、
その分消費を増やす。
この差額160は予定と実際の単価の違いから
生じた物。
以下の仕訳になる。
材料消費価格差異160 材料160
この差異は予定よりも実際の消費額が多かった。
コストがかかりすぎた!
これはこちらにとっては良くない。
このような差異を不利差異という。
(借方差異)費用の増加だから。
もし仮に、実際消費額が880だったとする。
予定よりも実際の方が少ないなら、
コストはあまりかからなかった。
これはこちらにとっては良い事!
この差異を有利差異という。
(貸方差異)費用の減少だから。
仕訳は以下のようになる。
材料80 材料消費価格差異80
差異とは費用のような物。
借方差異なら費用の増加なので不利差異
年度末の処理
月末ごとに計上された材料消費価格差異は
年度末にその残高を売上原価勘定に振り替える。
ex.材料消費価格差異160(借方に計上)を
売上原価勘定に振り替える。
以下の仕訳になる。
売上原価160 材料消費価格差異160
もし貸方残高なら
材料消費価格差異80 売上原価80
材料消費価格差異が不利差異の場合、
売上原価の借方に振り替える
→売上原価が増える。
有利差異の場合は売上原価の貸方に振り替える。
→売上原価は減る。
材料副費の予定計算
材料副費
材料の購入から出庫までにかかった付随費用
入庫までにかかった物を
外部材料副費
検収費や保管費などの、入庫してから
出庫するまでにかかった物を
内部材料副費という。
先に見た通り、材料副費は購入代価に含める。
この時、実際にかかった材料副費の金額ではなく、購入代価の何%を材料副費として
処理するというように
予定配賦率を使って材料副費を計算する事がある。
これを材料副費の予定配賦という。
ex.材料1000を掛けで購入した。
尚、材料副費については購入代価の
1%を予定配賦する。
以下の仕訳になる。
材料1010 買掛金1000
材料副費10
材料副費という勘定で処理する。