2種類以上の製品を販売する場合、販売量が増減しても売上品構成割合(セールスミックス)が一定という仮定に基づいてCVP分析を行う。
1.販売量割合が一定と仮定した場合
多品種製品をセット販売したと仮定し、
1セットあたりの貢献利益を求め、それを利用して損益分岐点のセット数を求めた上で、それぞれの製品の損益分岐点販売量などを求める。
2.売上高割合が一定と仮定した場合
まず、売上高割合の重みを考慮した加重平均貢献利益率を求める。それを利用して、全社的な損益分岐点売上高などを求めた上で、それぞれの製品の損益分岐点売上高などを求める。
ex.以下の2つの製品があるとする。
製品A 製品B
売上高 200 300
変動費 160 180
貢献利益 40 120
固定費 403200
貢献利益率 20% 40%
1.販売量の構成割合をA:B=3:2と仮定した場合の損益分岐点販売量は?
A3個、 B2個で1セットとする。
Aは
売上高 3×200=600
変動費 3×160=480
貢献利益 3×40=120
Bは
売上高 2×300=600
変動費 2×180=360
貢献利益 2×120=240
なので1セットは
売上高 1200
変動費 840
貢献利益 360となる。
∴損益分岐点販売量は
売上高 1344000
変動費 940800
貢献利益 403200
固定費 403200
営業利益 0
となる所、403200÷360=1120
1120セットの販売で0となる。
Aは
1120×3=3360
Bは
1120×2=2240となる。
2.売上高の構成割合をA:B=3:2と仮定した場合の損益分岐点売上高は?
仮に売上高をA300、B200とする。
Aは
売上高 300
変動費 240
貢献利益 60
Bは
売上高 200
変動費 120
貢献利益 80 なので
合計は
売上高500
変動費360
貢献利益140
Aの貢献利益率20% 0.2は全体の3/5
∴0.2×3/5=0.12
Bの貢献利益率40% 0.4は全体の2/5
∴0.4×2/5=0.16
よって加重平均貢献利益率は
0.12+0.16=0.28 28%となる。
(どんな数字でも28%となる!)
損益分岐点売上高は
売上高1440000
変動費1036800
貢献利益403200
固定費403200
営業利益0
となる所、403200÷0.28=1440000
この内Aは3/5
1440000×3/5=864000
Bは2/5
1440000×2/5=576000となる。