ー予約販売ー
予約金の受取時
現金×××前受金×××
商品の引渡時
前受金×××売上×××
ー工事契約ー
土木、建築、造船など顧客の指示に従って行う長期に渡る物。
認識基準
工事収益、工事原価は工事進行基準、工事完成基準の2通りがある。
工事の進行途上において、進捗の成果が確実に認められる場合には工事進行基準を適用し、そうでない場合は工事完成基準を適用する。
成果が確実に認められるには、工事収益総額、工事原価総額、決算日における工事進捗度が、信頼性を持って見積もる事が出来る事。
工事進行基準
工事収益総額、工事原価総額、決算日における進捗度を合理的に見積もり、当期の収益と原価を認識する。
原価比例法
工事収益総額×当期に発生した工事原価÷工事原価総額
最終年度は
工事収益総額-今までの工事収益
契約条件等の変更があって、工事収益、工事原価が変わった時は、変更後の価額を使う。
工事完成基準
引渡しを行なった時点で収益と工事原価を認識する方法。
第1期
工事収益総額 100000
工事原価総額
過年度に発生した工事原価累計
なし
当期に発生した工事原価
22080
完成までに要する工事原価
69920
第2期
工事収益総額 110000
工事原価総額
過年度に発生した工事原価累計
22080
当期に発生した工事原価
49200
完成までに要する工事原価
27720
第3期
工事収益総額 110000
工事原価総額
過年度に発生した工事原価累計
71280
当期に発生した工事原価
27720
完成までに要する工事原価
なし
とした場合、
第1期の工事原価見積額は
92000
その内22080かかった。
∴第1期の工事収益は
100000×22080÷92000
=24000(24%)
第2期は
工事収益総額が110000
工事原価総額が99000に変更。
∴工事収益は
110000×71280÷99000
=79200(72%)
79200-24000=55200
第3期は
110000-79200=30800
工事完成基準は110000
ー会計処理ー
工事進行基準
第1期
現金受入時
前受金33000
未成工事受入金33000
製造原価消費時
未成工事支出金22080
材料等22080
決算時
未成工事受入金24000
工事収益24000
工事原価22080
未成工事支出金22080
第2期
現金受入時
前受金33000
未成工事受入金33000
製造原価消費時
未成工事支出金49200
材料等49200
決算時
未成工事受入金42000
工事未収入金 13200
工事収益55200
工事原価49200
未成工事支出金49200
第3期
製造原価消費時
未成工事支出金27720
材料等27720
完成引渡時
工事未収入金 30800
工事収益30800
工事原価27720
未成工事支出金27720
工事完成基準
第1期
現金受入時
前受金33000
未成工事受入金33000
製造原価消費時
未成工事支出金22080
材料等22080
決算時
仕訳不要
第2期
現金受入時
前受金33000
未成工事受入金33000
製造原価消費時
未成工事支出金49200
材料等49200
決算時
仕訳不要
第3期
製造原価消費時
未成工事支出金27720
材料等27720
完成引渡時
未成工事受入金66000
工事未収入金 44000
工事収益110000
工事原価99000
未成工事支出金99000
工事進行基準は法的な請求権を持っていないが、会計上法的な債権と同等に見れるくらいまで成果の確実性が高まった場合、これを収益として認識する。
故に工事進行基準を適用した場合、進行中の未収入金は金銭債権として扱い、貸倒引当金の設定対象となる。