先週のSTさんのリハビリの最後に、透明文字盤をSTさんが出してきた。
このところ、発音練習の際になかなかうまく発音できないことが増えてきたなぁと言う自覚はあった。以前から、自分では話しにくいなぁと思っていても、聞いている方からはちゃんと話せていますよと言われることがあったので、まぁ何とかなっているのかなあと楽観していた。が、最近のトレーニングではさすがに不明瞭さが増していたのだろうと思う。それでSTさんもそろそろ文字盤の練習を始めたほうが良いと判断したのだろう。
ネットで透明文字盤の事は知っていたが、実物を見るのは初めてだった。書かれている文字列をこちらから見つめて、反対側のSTさんの視線と合わせて私が見つめている文字を読み取ってもらう仕組みだが、初めてやってみると意外と視線を固定しておくのが難しいと感じた。文字を見ているつもりが、文字盤の向こうのSTさんの顔や目に視線が行ってしまい、焦点が定まらなかった。短時間だったので、まだ慣れるまでは少し練習が必要そうだ。
透明文字盤も、文字の配列の仕方にはいくつか種類があるようだし、以前紹介したエアフリックのようなやり方もあるので、いろいろなやり方を今のうちに練習しておくのも必要そうだ。
できれば、iPhoneやiPadのアプリを使って、コミュニケーションができるようにしておきたいので、今持っている指伝話文字盤だけではなくて、他の指伝話アプリも導入して練習しておこうかなと思う。