デザイン事務所「Vol.」

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グラフィックデザイナーで2児の母。
CDジャケット、DVDジャケットの
アートワークを中心に雑誌・書籍
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「大人の逸品・和樂の逸品」

小学館の大人の逸品サイト(http://www.pal-shop.jp/)で販売されいてる

江戸切子グラス「北斎BLUE」「北斎RED」と「北斎FUJISANストール」の

デザインをやらせていただきました!

 

 

 


江戸切子グラス「北斎BLUE」「北斎RED」
東京スカイツリーの内装にもたくさん使われている

江戸下町の葛飾にある「清水硝子」さんに何度も足を運び、

完成したこの切り子グラス。

 

 

レーザーカットではなくて仕事でカットするにあたり、

北斎の「凱風快晴」「神奈川沖浪裏」を波の曲線などどのように

絵全体を切り子タッチにデフォルメしていくか、

普段やっているデザインの仕事とはまた全くちがう形での共同作業となりました。

 

創業83年の製造場を支える女将社長と職人さんたちに実際お会いし、

素敵なグラスも沢山見せていただきました。

お酒が格段に美味しいだろうなーーーと欲しくなってしまった切り子のグラスたち。

 

 

とっても好評のようで❤️売れているそうです、ヤッタ!
http://www.pal-shop.jp/products/detail.php?product_id=22588

 

 

 

 

江戸のアート×東京の手仕事です
清水硝子の江戸切子富士山グラス
今、海外でも話題を集めているのが東京の伝統工芸「江戸切子」。江戸発祥の技をもつ職人によって、表面にカット模様を入れたガラス工芸です。そこで、東京都中小企業振興公社の「東京手仕事」ブランドと和樂がコラボレーション。北斎×江戸切子のグラスをつくりました。モチーフにしたのはあの名画。北斎に倣って大胆にデザイン化した自信作です。カットを手がけたのは、葛飾区にある名工房「清水硝子」の職人たち。しぶきを模した水玉や、波のうねりを表す槌目模様、細くたなびく雲まで、ひとつひとつ心を込めてカットしています。

 

 

江戸切子グラス「北斎BLUE」「北斎RED」
和樂×東京手仕事×清水硝子
19,440円


約口径8×高さ8.5cm、210g
ソーダガラス(色被せ技法)
食洗機不可
桐箱付属
日本製
図案デザイン・濱中幸子

 

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「北斎FUJISANストール」
爽やかな『神奈川沖浪裏』とシックな『凱風快晴』ノストールです。
シルク・カシミアを使ったオリジナル糸を使い、京友禅で染めました。
どんな季節でも目を引く差し色を意識し、

ファッションのアクセントにお使い頂けると思います。
 

 

和樂謹製 北斎FUJISANストール
38,000円

 

 

 

富士山の柄を見せる? 水玉模様を見せる?
巻いてかわいい!ひろげて楽しい!
yusamizuの「北斎FUJISANストール」
爽やかな『神奈川沖浪裏』とシックな『凱風快晴』。名作柄のストールができました! どちらも肌を明るく見せる華やかなデザインですが、紺やベージュといったベーシックカラーを取り入れているので、普段の装いにも実は合わせやすい。こちらをつくったのは、国産ストールブランド「yusamizu」。今回は、シルクやカシミアを用いて自社生産したオリジナルの糸を使い、頬ずりしたくなるほどやわらかな生地を織り上げました。また、オリジナルの富士山柄は、京友禅の工場で「捺染」技法によって染められたもの。何版もの型を使い、版画のような伝統技で丁寧に染められています。

雪が溶けて川になってながれていきます、もうすぐ春ですね!

 

 

 

 

ブーケ2ブーケ2ブーケ2ブーケ2ブーケ2ブーケ2ブーケ2ブーケ2ブーケ2ブーケ2ブーケ2ブーケ2ブーケ2ブーケ2ブーケ2

 

和樂4・5月号茶の湯レボリューションの付録、

“和ごころお花見セット”のデザインをさせていただきました。

 

 

日本に住んでいる人が愛してやまない桜の麗しき幻想の美の季節。

名もなき山に咲き、人知れずさっていく吉野の桜、、いつか観れるんでしょうか。

愛しの奈良。

 

 

日本美術史上、あまたの桜が絵に描かれたり、歌に詠まれたりしているのでしょうがその中でも誰でもキャーキャー言ってしまうような可愛らしく心が弾む3つの桜作品が

 

「広重の富士<名所江戸百景 目黒新富士>)のパッケージ」

 

「若冲の桜(若冲画譜 山桜)の懐紙」

 

「北斎の富士(富嶽三十六景)のコースター」

 

 

 

広重の富士<名所江戸百景 目黒新富士>のこの高台は、今の中目黒・恵比寿?!?目黒川のお花見しながら富士山が見えた!という妄想を持って今年はお花見してみたいと思います。

 

宇宙人しっぽ宇宙人からだ宇宙人からだ宇宙人からだ宇宙人からだ宇宙人からだ宇宙人からだ宇宙人からだ宇宙人からだ宇宙人あたま

 

しかし「和樂」さすがに面白いです。

美と知と心のハイライフを🎵

「茶の湯⭐️レボリューション」4・5月号は開けてびっくり、巻頭の新連載は今回から彬子女王さま。キラキラキラキラキラキラ

 

「神様のお米」と題されたその短い文章は栄養たっぷりのお米のようで、

読んでいて力が湧いてきます。

 

「お米のかたちを手で作ってみると、自然と手を合わせるたかちになります」

こどもに伝えたい日本のこと、という連載タイトル通りのことが

たくさんつまっている、のでぜひご一読を。

 

 

 

小学館「和樂」

http://www.waraku-an.com/

先日ご紹介した「100% Hokusai!」に続き、
北斎のぬりえ本のデザインをさせていただきましたイエローハーツラブラブグリーンハーツブルーハーツラブラブ
 

小学館アートぬりえBOOKシリーズ、
若冲→国芳→北斎とこれで3冊目になります。波
 


富嶽三十六景、北斎漫画、妖怪、諸国滝巡りシリーズ等、
北斎のすごさを体感するにはもってこいの素晴らしい仕上がりになっています。
 

毎回のことですが、ぬりえの質の決め手である
線画を漫画家の白鳥希美さんが命を削って(敬礼!)
描き起こしてくださっています。100点

様々なぬりえ本が出版されていますが、
この手描きの線画の質の素晴らしさがこの本の価値であり、
線画のグレー色にも細かい配慮がされています。
 

そして、これも定番になってきましたが、
手帳の表紙なんかにも貼りたくなってしまう可愛いシールが
巻頭に沢山ついていますし、
切ってポストカードするページや組み立ててポチ袋にするページもあり、
クラフトブックとして楽しめる要素が入っています。
 


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北斎 ぬりえミュージアム
The Hokusai Museum Coloring Book
文/高橋亜弥子
定価    本体1,000円+税

〈 書籍の内容 〉
富士山から妖怪まで! 北斎ぬりえの決定版
世界にその名をとどろかせ、江戸の人々のみならず、現代の私たちをも魅了するスーパースター「葛飾北斎」。
有富嶽三十六景の富士山から、北斎漫画のユーモアあふれる画、そして、百物語りのお化けまで、北斎の名作を集めて30枚のぬりえにしました。
巻頭には、貼って楽しいスペシャルシールと、カラーの作品リスト、そして北斎のすべてが10分でわかる、解説ページも設けています。全文英訳付き。

〈 編集者からのおすすめ情報 〉
この本では、線画のクオリティにこだわりました。線画になると、北斎の絵の素晴らしさがさらにはっきりと際立ちます。北斎の絵のすごさ、美しさ、おもしろさを、ぜひ、ぬりえで体験してみてください。
また、貼って楽しい、見て楽しい、スペシャルシールがたっぷりついています!
全文英訳付きなので、海外の方へのプレゼントにもおすすめです。
 
「すみだ北斎美術館」http://hokusai-museum.jp/ のオープンにあわせて、
「北斎原寸美術館 100% Hokusai!」を装丁させていただきました!!
 

「若冲原寸美術館 100% Jakuchu!」
https://www.shogakukan.co.jp/books/09682220
につづいての100%原寸シリーズ第二弾です。
 

そして、この本を横尾忠則さんが朝日新聞で取り上げてくださいました笑い泣き

今週の日曜日(2/5)の朝日新聞に横尾忠則さんの書評です↓


横尾さんが取り上げる本は、ご本人の判断でありお金を払って書いていただけるものでは当然ありません!なんという名誉なことでしょうか。
これ以上の紹介文はありませんので、こちらを多幸感たっぷりでタイプアップしました。



「スリリングで不思議な肉体感覚の快楽に陶酔」

「例えようのない身体感覚に襲われながら空中浮遊」

「俯瞰的視線に立って風景を空中から眺めるだけでなく、時間も操作し、望む場所への瞬間移動をも可能にした。」

と書いていらっしゃいます。
横尾先生、ありがとうございました!


絵をみるだけでこんな感覚になれるなんて、すごいことですね。
みなさまぜひ、100%(原寸)で北斎をご覧いただき、横尾先生の書いている感覚が自分にも体感としてあるか試してみてください。
 

去年、1度だけ拝むことのできた富士山の写真も載せちゃいます。
この日は雲が厚く、午後のほんの一瞬だけ雲が風に流れて富士山がみえました。
どんどん雲が形を変えていきましたが、
先っちょのぐるぐるヘア雲は一度も晴れず。

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「北斎原寸美術館 100% Hokusai!」小林 忠 <監修>

風景画へ 驚異の発見の旅

この画集をジイッと見つめていると、見えないはずのものが見えてくる。
部分拡大によって視覚の死角化に驚異のVisionを発見か、それとも北斎の発見なのか?
さあ、北斎の驚異の旅へ出かけよう。どの風景でもいい。
手前からなめるように見てもらいたい。
その時、あなたは画面の外に位置するはずの高台の展望台から俯瞰で目前の風景を眺めていることに気づくはずだ。
あるいは、江戸時代であれば大凧に乗って空中から眼下を望むことになるのかもしれない。
その視線は、近景→中景→遠景へと、クレーン車に登場している映画のカメラマンの視点と同化しながら、手前から奥の空間へ、まるでアストラル体(霊体)になったかのように上昇しながら、実にスリリングで不思議な肉体感覚の快楽に陶酔することになるだろう。
北斎の風景は画面内でピタリと静止しているはずだが、中空に浮上するあなたの肉体と共に、俄かに区間をえぐるようにズズズと、例えようのない身体感覚に襲われながら空中浮遊を体験することになる。
そして、かつて経験したことのない作品鑑賞術に酔うに違いない。
北斎の風景画では、視線と身体的移動運動によって初めて北斎を再発見するのだ。
俯瞰的視線に立って風景を空中から眺めることを、絵画に於いて北斎が初めて発明した。
それだけではない。時間も操作し、望む場所への瞬間移動をも可能にした。
さらに、一枚の絵の中に複数の絵がJuxtaposition(並置)されていることに気づかされる。
絵巻物の横に流れる時間とは別に、北斎の時間は縦に伸びるように上昇する近代西洋絵画の時間軸をも先取りする。
と同時に、様式の多様化、主題の複数が同一画面の中で見事に調和する。
それは北斎の絵が、確信犯的に計算された他の画家(特に現代画家)の他者または社会を意識した創造行為とは意を異にした行為から発しているからである。
その行為とは、他者に見せるためではなく、自らの愉しみと歓びのため、それ自体を目的にすることである。
そこが北斎の国際性である。そして遊びの精神。画面の中に配置された●と⬛︎と▲。笠の●、格子の⬛︎、富士の▲。
セザンヌを彷彿とさせる幾何学造形とダイナミックな滝の直線と曲線の抽象形態。
無人の絵でさえ、神というより人間の存在を感じさせる。
北斎は、宇宙の深淵への接触を目前にして命が尽きたが、未完の大悟こそが死を普遍化し、いまだに死からのメッセージが今日まで届け続けられていることを感謝したい。

評・横尾忠則(美術家)

 

雑誌・和樂の目玉付録「北斎和ごころレターセット」をデザインさせていただきました!

 

 

「すみだ北斎美術館」開館に合わせて(11月22日開館)出版される本の装丁やグッズデザインなどさせていただいているのですが、まずは…

 


「大特集:史上空前のブーム到来! スゴイぞ!北斎」
 

雑誌「和樂(2016-17年12・1月号)」の付録「和ごころレターセット」のデザインです。

巻頭の連載「子どもが知りたい日本美術入門」で橋本麻里さんは


北斎が描こうとしていたのは、霊峰・富士の“本質”であり、本当の『目に映ったままの光景』とはどういうことかを突き詰めてた印象派と同時期に世界の西と東で「自分の感覚に従って世界の本当の姿を掴み出す」ことが試みられていた。


というようなことを書いています!!

 

 

数ある北斎の作品の中から、その「ビジュアル・ボキャブラリー」の宝庫であり
「漫画」という言葉を初めて使った(つまり漫画の誕生?!)とされる「北斎漫画」より寄りすぐりのアッパーイラストレーションをセレクトしました。

 

 


金・銀刷りの豪華レターセットは、縦書きのミニ便箋です、4枚の異なる絵柄の便箋でなかなか贅沢です。
※日本語は縦書きにかくために作られている文字だそう一説によると横書きが文字を崩す、ともいわれているとか?!縦書きでお手紙書いてみましょう❤️

 


さらに、そのミニ便箋がちょうど入る封筒が4枚付いています。

 

 

 


そして、大人気「百面相」をポストカードにしました、こちらも笑えます!

 


この和ごころレターセットと、来年の北斎カレンダーが付録についている和樂 2016年 12・1月号を読んでから、芸術の秋の締めくくりに「すみだ北斎美術館」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

小学館 公式ページより(アンドリュー橋本さん著)
http://www.waraku-an.com/new/