和の所作〜狂言師 善竹富太郎 | INClaireの音楽な日々

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内藤郁子INClaireが、音楽について日々思うことや生活の中の音楽の話を書きます
音楽のたくさんのジャンルで、壁を作らず線引きだけして、
どれも体験して、魅力の違いを比べるのがおもしろい
音楽って一曲ずつそれぞれの魅力だと思います


Chère Musique


先日の善竹富太郎さん主催の
『渋谷の夜の狂言会』を観て、

たくさん笑って、たくさん感動しました。
中でも、
きのう書いた時間と空間のことと、
もうひとつ。

“和の所作”

体重、重心の使い方、
エネルギーの緊張弛緩のイメージや方向。


私も、年に一度あるかないかですが、
和服を着て、
琴の前に座ると、また茶室に入ると、
華材華器を手にすると、
姿勢の根本から普段と変わります。


プラスティクアニメも、きっと舞踊も、
西洋音楽を動くのと
邦楽器の音の音楽を動くのとでは、
立ち方、歩き方、
要するに体重と重心の使い方が
真逆になります。


演奏もそう。
音が空間へどんなふうに広がるのかが
全然違うので、
弾く前の呼吸から、弾いた瞬間、
その後の状態まで、全部が逆。

“和”は身の内にグッと入って
音がなる時にエネルギーをとめます。
そうするとそこからぐぅっとじわじわと
表現がにじみ広がります。

太鼓とドラム
三味線とギター

内へ、と、外へ
の違い。





この違いは、両方体験してみると
本当に興味深い。



5月21日公演では、

桃井聖司の、プラスティクアニメのための音楽の代表作である

『粲彩紀(さんさいき)』から
『翠嵐(すいらん)』と
『紅焔(こうえん)』を上演します。

和に切り替えるのが、
若いメンバーたちは大変そう。
耳と心は大丈夫だけど、
カラダの使い方がね。




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そこで近々、
善竹富太郎に和の所作をお稽古していただくことになりました。
正式の弟子でもない私たちに、
特別な計らいです。
(#^.^#)



どんなお稽古になるのか。
自分たちがどう変わるのか。


もう!楽しみ過ぎる〜!
♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪




富さんは、
動画でも楽しい配信がたくさんあります。
お名前で検索するとたくさん出てきますよ。
(^-^)


Musique, Elle a des ailes.