Chère Musique
クリスマスの音楽~種類編 |INClaireの音楽な日々
http://s.ameblo.jp/voix-claire/entry-12101576322.htmlの続き。
そんな中、毎年必ず出る質問。
「讃美歌のタイトルって、なんでこんなに解りづらいの?」
『神の御子は』
『いざ歌え』
『ああ、ベツレヘムよ』
この辺りは解るとして
『諸人こぞりて』
これが子ども達が覚えられない(笑)
「えっと、、もぞりてころびて、、?」とかね。
(^◇^;)
『天(あめ)にはさかえ』
『荒野(あらの)の果てに』
『牧人(まきびと)羊を』
うーむ(~_~;)
『聖し(きよし)この夜』
これだって、小さい子は「こ」と「の」の間で区切ったりしてます(笑)
讃美歌は、クリスマス(=キリスト降誕)に限らず、本当は題名は無く、番号なのです。
なのでどこの国も、
〈歌詞の初めのひと言をタイトルに〉
しています。
そして、他の国はわからないけど、日本語と英語はとても古い言葉。
英語は、讃美歌の単語の中には、辞書で調べても、小さい辞書なら載っていないものもあります。
日本語も、漢字にしてあると少しは意味が解るんだけど、どの漢字を当てはめるかははっきりとしていないので、タイトルごと平仮名にしておくことも多い。
古い漢字で読めない人が多かったりすることも考慮されてるのかな。
日本には正規のキリスト教を取り仕切る協会的なものがあって、そこで何種類かの讃美歌集を出版してて、
同じ曲なのに訳詞者が替わっていて、ひとつの曲でも2~3種類の日本語歌詞がある、というものもあります。
例えば『きよしこの夜』の一番
きよしこの夜 星は光り
救いの御子は 馬槽(まぶね)の中に
眠り給う いとやすく
が有名で、
あとは
きよしこの夜 星は光り
救いの御子は 御母(みはは)の胸に
眠り給う 夢やすく
あともうひとつ、全然有名じゃない(←失礼)のもあります。
ここを確認しないで、
コンサートなどで
「みんなで一緒に歌ってみましょう!
せーの!」
とやってしまうと、
途中でぐちゃぐちゃに(笑)。
私は毎年歌詞をプログラムに印刷しちゃいます。
讃美歌なの?賛美歌なの?
とか
聖歌とどうちがうの?
とか
疑問はいくらでもありそう。
まず、字はどちらでも良いようです。
キリスト教の歌集タイトルは『讃美歌』みたい。
そして讃美歌は聖歌の中のひとつの種類です。
簡単に言うと、
プロテスタントの聖歌を讃美歌といい、聖歌は神について歌った歌ほとんどすべて(宗教問わず)を指します。
んー、でもねぇ、
細かく調べるともっといろんな定義があるみたい。
讃美歌にも色々あって、
時々、キリスト降誕の内容じゃない讃美歌をクリスマスに取り上げてる失敗を見ることがあります。
キリストの復活とか!
これはマズイでしょ!
気をつけて~!
恥ずかしいよ~!
Musique, Elle a des ailes.