Chère Musique
毎年この時期になると、
クリスマス関係の音楽を演奏したりレッスンしたり。
日本人にとっての『クリスマスの音楽』はとっても広義で、何を指しているのかを見定めないと会話が成り立たない。
(;^_^A
いわゆる『クリスマスソング』とみんなが言うものにも、
JPOP、外国のPOPs、童謡、賛美歌、黒人霊歌、歌曲、たくさん混ざってます。
歌以外にも、ピアノやオーケストラなどで奏でるクリスマスに因んだ作品は、クラシックや映画音楽やミュージカルにも結構あります。
そしてさらに毎年、たくさんの作曲家がそれらを自分なりに編曲した楽譜やCDが、いくつも発売されます。
新しくオリジナルのクリスマス作品を出す人もいるし。
こう言われると、
「じゃあ今聴いてる(弾いてる)この曲はその中のどれに当てはまるの?」
と思いますよね(笑)
たぶん知ってた方が楽しいです。
なんでかというと、
「じゃあ、このジャンルの他の曲はどんなのがある?」と世界が広がるし、
ひとつの曲でたくさんのアレンジを聴き比べるのも、すごくおもしろいから。
生徒さんはみんな、レッスン曲を、その膨大な作品から自分の好みで選びます。
でも!
クリスマスに限らず、クラシック以外のピアノ譜は、99%アレンジ譜なので、どの楽譜を使うかも大切な選択ポイント。
生徒さんのクリスマス選曲では、アレンジ難度は、自分の技術レベルだけではなく、もちろん、忙しさと、思い立ってからクリスマスまでの期間を考え合わせてね。
σ(^_^;)
こればかりは、12月26日以降に演奏してると、なんだか気分が乗らないし、周りからも苦笑されてしまう。
それにしても毎年毎年よくまぁ!と感心するほど、クリスマスのピアノ曲集が出版されますが、そんなに需要があるのかしらね。
私もたくさん買いましたが、
どれもアレンジが一長一短。
結局は自分で書き直すことになるので、最近はほとんど買わなくなりました。
でも一応は新刊はひと通り売り場で目を通します。
アレンジのアイディアなど、参考にさせていただけるものもあるかもしれないしね。
最近買うのは、
装丁がキレイで凝ってるものや、
メロディとコードだけだったり賛美歌原本とほとんど同じだったりでアレンジされてないもの、
特定の楽器のためにとても良いアイディアで編曲されているもの
などなど。
装丁が凝っているものには、プレゼントにイイかなと思えるような、見てるだけでもステキな楽譜もありますよ。
Musique, Elle a des ailes.