「宝石の国」23話を読んだので | 本を読んだので。

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読んだ本の感想文を上げてます。
文章がバカっぽかったりふざけてるのはご容赦下さい。



※ネタバレ及び自己考察注意



はい、皆さんこんにちは。というわけで、三巻発売からあまり日が経たずアフタ発売日になりました。また同時並行になってしまいますがこっちの感想も書いていこうかと思います。いつか話数順に直せたらいいなー。

【前回までのあらすじ】

【超絶悲報】ただでさえ女神のダイヤモンドさん不当解雇を受ける

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あの、さ……もうね、いや、いいか…。
本編いきましょう…。




23話「判断」


冒頭はフォスを見下ろすように立つボルツと喫驚した表情のままのフォスのシーンから。「はい?」と呟くフォスに再度告げられるボルツからの言葉は衝撃に満ちていた。「集中!」という言葉と共にフォスの眼前に突きつけられるボルツの指。

「器を切った後 アンタークの破片が入ってなくて落胆したな?」

「あのやり方ではいつか打ち抜かれるぞ」

「僕と組めばその欠点をカバーし 新しくより効率的な戦闘に出来る」

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あのー…ダイヤさんのこと忘れてない?


いつもより饒舌なボルツに圧倒されて何も言えないフォスだったが、何か思う所があるのか思案するような表情を作る。そんなフォスを横目にボルツは更に独自の戦闘理論を語ってゆくのだった。曰く、剣の振り方は「入りは軽く薄く 中は重みで自然に 出は慎重に速く引く」ことがコツだとまるで川越シェフみたいなことを言う。
一方的なボルツの物言いにとうとうフォスは「いま考えてるんだから静かにしろ!」と反論する。その後もボルツとの口論が続く。おお、強くなったなーフォス。
と、思ったらボルツに凄まれて「ウッソー時間下さい!」とか言っちゃうあたりやっぱりフォスはフォスだった。


ボルツの居なくなった会議室でひとり頭を抱えるフォス。いきなり持ち掛けられたコンビ結成の話に中々判断は出来かねているようだ。「こうなったら最後の手段だ」と呟くフォス。な、なんだ…?
次のページでは照明代わりに置かれたクラゲ達にどうするべきか聞くフォスの姿が。フォスの問いに答えるよう、二匹のクラゲが器から跳び上がった。あ、言葉は通じてんのか…。ていうか、フォスよ頼むから脚閉じろ、な?


結局、クラゲの意見は二つに別れた。
フォスの中にはボルツと組むに辺り、面倒臭さしか無いようだ。戦闘以外いかれてるって散々な言いようだな。「新しいやり方」とは言ったが、うまくいく予感のしないボルツとのコンビ。そして、それを行うには現行ペアであるダイヤさんに話をつける必要がある。話をするのは必然的にフォスの役目になってしまうのだ。そう考えて項垂れたフォスは、聞かなかったことにしようと判断を下した。

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偉大な先人の遺した上手い回避方法。

次の瞬間、フォスが腰掛けていたベンチが音を立てた。視線を横に逸らすと闇の彼方へ伸びたベンチの向こうにアンタークの姿が。最早、当たり前のように現れるようになったアンタークの幻影にフォスは話し掛ける。


「面倒を避けないのも勇気だっていうんだろ? アンターク」


まるでその通りだとでも言うようにヒビ割れるアンターク。フォスは観念したように立ち上がるのだった。そういや、ニチアサの某ヒーローが現在進行形で兄の幻影に悩まされてるけど、幻影ブームが来てるのか?



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幻影に悩むヒーロー。ファ⚫︎リーズで早めの対処を!


次のページでは、驚きに表情を染めるダイヤさんの姿が。…ああ、とうとう来ちゃった…もうやめてくれよ…。
「……というわけで ボルツと組もうかなあ」というフォスの発言にダイヤはよろめきベッドに座り込む。そしてそのまま布団を被ってしまった。ああ…あああ…!
その様子を見たフォスは冷や汗を流しつつ、「なーんちゃって」と発し部屋を後にしようとする。しかし、そんなフォスを止めたのは他でもないダイヤの言葉だった。


「ボルツをよろしくね」


驚いたようにまじまじとダイヤを見るフォス。意外なことに、フォスへと話し掛けるダイヤの顔は悲壮を感じさせない実に穏やかなものだった。「そうよね」とダイヤは続ける。


「あなたの今の輝きを あのこが見逃すわけない」

「それに フォスに変わってみろと言ったのは僕なのだから 仕方ないわ」

「ちょっと変わってる弟だけど おねがいね」


そう言って、美しく微笑むダイヤモンド。悲哀も憎悪も嫉妬も、全てを凌駕する硬度十の優しい煌めきが読者を魅了する瞬間だ。もしかしたら、内々にダイヤはこうなることを予感していたのかもしれない。ダイヤとフォスが話すこの二ページには、全てのしがらみから解放されたかのようにも見える穏やかながら剣呑とした雰囲気に包まれていた。


しかし、ボルツは本当にダイヤさんのことなどどうでもいいのだろうか?幾ら戦闘狂ったって同属で、しかもずっとペア組んでた相手だぞ?無茶な戦い方をやめさせようとしたのはただ戦闘の効率が下がるのを懸念して?戦わせまいとしたのは単に邪魔だったから?もしかしたら、ボルツなりに考えがあるのか知れない。それはまあ、展開が進んでみないと何とも言い難いことだが。ボルツには間違っても「どうでもいい」とは思ってほしくないなぁ。


「…うん あいつヘンだもん どうせうまくいかないよ」と口走るフォスに「コラ!弟の悪口いわないでよ!そこに座りなさい!」と怒るダイヤさん。俺も叱って下さい!
ていうか、ボルツってダイヤさんの弟だったんだな。でも確かに同じダイヤ属のイエローをお兄様って呼んでたし、同属は兄弟なのか?…ん?ボルツは弟?マジ?ヨッシャ!まだ俺にもワンチャンあるで!!


そして訪れる朝。ボルツが舌打ち混じりに目配せした先にはフォスの姿があった。そして相対する二人。新しい始まり。
風に舞うボルツの髪を危ぶむフォス。そんな二人の姿を見たユーク書記は「くっ!?」と謎の声を発して驚いていた。ユークの走り寄る先にはジェード議長とルチル医師が居た。「…もしかしてボルツとフォスに組む許可を?」と尋ねるユークに二人はあくまでも先生が起きるまでの期間限定だと付け加えた上で許可したという。もっと本気で止めてもええんやで?(悲哀)
ダイヤのことが気掛かりなユークは「…ダイヤはなんて?」と呟く。と、ダイヤから「大丈夫」との返答が。


「ボルツは決して 間違わない」

「あのこの判断はいつも正しくて ほんと」

「いやになるわ」


花を生けながら、殊勝な笑みを見せるダイヤモンド。あぁああ…そんな笑顔やめてくれよ……!笑っていて欲しいとは言ったけど今のダイヤさんの笑顔は何だか不安しか覚えないんだよなぁ。まさか月人に突っ込んでくとは無いよな…!?
ていうか、じゃあ、じゃあさ、むしろ俺がダイヤさんと組めば万事解決じゃね?(暴論)


場面変わって草原の見回りをするフォス&ボルツ組。二人で歩く間もボルツから戦闘についてのアドバイスが。掻い摘んで言うと、

①フォスの弱点は放たれた矢にしか反応しないこと。遅いのはダメ!
②月人全体を一塊りとして見よう!
③矢を取るところから発射まで一連の動作を捉えよう!
④上記を守ると膜の厚さ調節が出来て体力使わないで済むよ!

ってな感じだ。的確な判断にフォスは意外なものを見るような視線を向けた後、ボルツの髪を手で除けながら「ずいぶん僕のこと考えてくれたんだな」と告げた。この考察はダイヤさんには嫌がられた趣味らしい。ボルツは結構、指揮官向きなんだな…。


一拍の間を置いて、フォスが空を見ながらギョッとしたように呟く。


「ついでに 二重の黒点についてどう思う?」


視線の先にはまたニュータイプの月人が。おい、これ…ヤバいやつじゃないの?しかし、ボルツは至って冷静に抜刀。フォスも続け様に抜刀。
ラストは歪に浮かぶ黒点にボルツが「新しいな」と呟くシーンで括られる。新しい月人の能力は?また、フォス&ボルツ組はどうなるのか?ダイヤモンドはどうなってしまうのか?次回、24話でお会いしましょう。