※ネタバレ及び自己考察注意
はい、皆さんこんにちは。
とうとう宝石の国も三巻に入りまして、装い新たにまた感想を書いていきたいと思います。月曜25日にはアフタも発売だし、書くこといっぱいで嬉しいですね~。
そんじゃま、気を取り直して14話読んでいこう。
【前回までのあらすじ】
二人でもひとりという、双晶アメシストの元で見回り補佐の仕事を始めることになったフォス。慣れない仕事に戸惑いながらも前進し、その心は何とかシンシャに近付きつつあった。
見回りも3日目に突入した折、そんなフォスの前に月人が襲来する。初の戦闘となる今回。果たしてフォスは無事に月人を退けることが出来るのか。
【新宝石紹介】
アメシスト
エイティー・フォーとサーティ・スリーからなる双子の宝石。性格はおっとりのんびりだが、かなりの剣豪らしい。怒らせたらきっと真っ二つにされることだろう。
14話「初陣」
始まりは空に浮かぶ歪な黒い模様とそれに相対するアメちゃん+フォスの姿から。
立ち上がることも出来ず、体を震わせながら空を見つめるフォスの前で月人が黒点の中からずぶずぶと姿を現した。まるで黒点がワープ装置か何かの役割を果たしてるみたいな登場の仕方だ。俺、てっきり遠目に見たら黒点に見えるだけかと思ってたんだけどそうじゃないんだな。
今回の月人はリーダー格の他に雑が数え切れないほど乗っていて少々気味が悪い。人海戦術か?しかしアメシストたちはこれに動じず、フォスに向けて軽く微笑んだ後で「フォス みてて」と言い残し跳躍した。
ページを捲ると荒々しく美麗に描かれるアメシスト対月人の戦闘シーンが。「二人でもひとり」というアメシストのコンビネーションは抜群で、次々と雑を蹴散らしてゆく。互いに目配せし、残るはリーダー格のみだ。
しかし、此処である違和感に気付いたらしい二人はフォスに先生を呼んで来て欲しいと頼む。上半身が無くなっても尚、霧散しないリーダー格。どうやら、こいつは例のパワーアップ月人だったようだ。
「中に 何か……」そう呟いた次の瞬間、残された月人の下半身からヒトデのような形をした四又ニードルの武器が!アメシスト危なーい!!
叫ぶ間も無く、ニードルに捕獲され損壊するアメシスト。フォスはただただ呆然とその光景を眺めていることしか出来ない。先生!先生呼んでくれー!!
体が粉々になりながらも「フォス 走って」「どうして いや 先生」と促し続けるアメシストの姿が痛ましくて見ていられない。壊れながらもしっかりと互いの手を握っているアメシスト。まさかこのまま攫われちゃうんじゃ…!?
「いやぁ!」という悲痛な叫びを前にしてフォスは完全に戦意喪失状態。出来るのはそろそろと自らの手をアメシスト達に指先を伸ばすことだけだった。だ、誰かー!!
と、思ったら現れた羅刹の如く強さの黒い影により月人ニードルは破砕され、損壊したアメシスト達も無事に駆け付けたダイヤモンド、ジルコンにより回収出来た。サンキューボッル!
フォスが振り返ると其処には金剛先生とイエローニキの姿が。相当の息切れから、どうやらイエローが先生を呼びに行ってくれたっぽい。サンキューニッキ!余談だが、先生に撫で撫でされるボルツが可愛い。
フォスを視認したイエローが慌てて「下がれ!」とフォスを先生から遠ざける。おもむろに手袋を外し始める先生。まさか封印されし鬼の手が…!?(ドラマ化不可避)
ボルツからの強烈な一撃を喰らってもまだ霧散しないタフな月人に先生は一言「哀れな」と呟き指を鳴らした。すると、先生の周りを囲うようにベールが広がり、眼前に六角形の水晶が一つ現れる。何が始まるってんです…?
先生が手を翳した瞬間、月人が勢い良く霧散。つ、強え…!強えぇえ!!
先生の後ろ姿を見つめてぼんやりと座り込むフォスの真横にボルツの刀が刺さる。「何をしていた……!」ボルツ激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームでフォスはガチしょんぼり沈殿丸である。(古い)
さて、すっかり陽は落ち場所は医務室。フォスは「怖くて動けませんでした」と二人に土下座していた。治療中のアメシスト達はそんなフォスをジッと見つめる。フォスは二人からの叱責を待つようにただ頭を下げ続ける。しかし、二人から発せられた言葉はフォスの思いに反して「ごめん」という意外なものだった。
「僕らに油断があった」
「フォスのお手本になろうとして張り切りすぎたよ」
「怖い思いさせたね」
顔を上げ、信じられないものを見るような目で二人を見るフォス。きっと、この時のフォスにとって二人の言葉はある意味、叱られるよりも詰られるよりも残酷なものだ。怒られないのが一番辛いんだよな!
其処へ威勢良く飛び込んで来たのは月人マニアのアレキサンドライトだった。新しい月人出現の情報を聞き付けてやって来たようだ。皆から「アレキさん」と呼ばれるものの本人は「アレキちゃん」と呼んで欲しいらしい。治療を終えたばかりのアメシストに詰め寄り、月人の構造を聞き出すアレキさん。もとい、アレキちゃん。また濃い方がやって来られたもんだ。
アレキちゃん曰く、ニードルの表層はサファイアで出来ていたようだった。あれ?サファイアって確かイエローニキの元相方?相方をあんな使われ方されたら居た堪れないよな…。
あっという間の出来事で構造が分からないアメシスト達だったが、フォスならば分かるのではと視線を向けるが既にフォスの姿はなかった。フォスは一体何処へ…?
一方のフォスは暗闇に包まれた草原をひとり駆けていた。
「いつでも 走れるようにならなくちゃだめだ」
脚を変えて俊足になっても、心まですぐには変われない。初の戦場でフォスが思い知ったのは自身の精神的な無力さであった。走りながら見つけたのは夜の見回りをするシンシャの姿だったが、いまのフォスに話せることは無い。近付き、また遠退いてゆくシンシャとの距離。二人を分かつように降り出した雪が冬の始まりを告げていた。
ラストのシーンは夜と雪、フォスとシンシャがモノクロで描かれた一枚絵で締めくくられる。フォスはシンシャに近づくことが出来るのか。次回、15話でお会いしましょう。
備考
そういえば、医務室でアメシストの治療してた子、初めて見た気がするなー。
これで名前が明らかになっていない子はアシメちゃん、植物ちゃん、三つ編み三つちゃんに加えて四人目か。この子たちの紹介が出来る日は来るのか!今後の展開に乞うご期待!

