齋藤徹さん(コントラバス)さんと矢萩竜太郎さん(ダンス)
を中心に、即興演奏、パフォーマンスと向き合う場、月1回開かれていた「いずるばオープンリハーサル」一年の集大成としての、2日間のイベントが、12月8日、9日と行われました。
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いずるばフェスティバル2018。
齋藤徹さんの台本を軸に「即興」が展開されました。2日間同じ台本ですが、全く異なるものとなりました。
20人近い参加メンバーは、プロ、アマ関係なく、特に演奏やパフォーマンスの活動をしていない人も同格でステージに立ちます。
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徹さんが、常に言い続けていた「自己主張しない表現」。
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そのまんまでそこに存在するという事
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共演の皆さんの「存在感」が、ひとりひとりホントにとってもステキだったのでした。
でも大人数の集団の中での即興(反応する)と言うのは、まさに人生そのもので、実はとっても難しい。人数が多いほど、入ってくる情報は、多くなり格段に複雑になります。
照明、映像、演奏、歌、ダンス さまざまな要素が、即興で絡み合って時間が流れて行く。齋藤徹さんが伝えようとしているのは、「共生」する原生林の森の植物やいきものようなあり方でしょうか。
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大人数の集団の中での、個の有り方と言うのは、私が子供のころから、どうも苦手としてきたもの。この年になって、意識的に欠落させてきた部分を、もう一度やり直してみているって言う感じです。
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イベントは終わってから、あとから色々ジワジワ来ました。私の人として欠落していた部分も、多分多少はマシになるかもしれません。笑
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人は、人とのつながり、それも20人位の多様な個性の集団(コミュニティー)の中でしか、学べないものがあるのだと言う事に改めて気づきます。同業者ばかり集まる集団や、同じ年代の学校という世界では多分ダメです。
これは、先日受けた演劇のワークショップでも感じた感覚でした。
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あとから、じわじわ。私は、まだまだ鈍い。。。
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竜太郎さんは、ダウン症と言う障害をかかえつつ、プロのダンサーとして、踊り続けています。障害のある無を越えて、その天才的なダンスのセンスと、人とつながる能力、求心力は、だれにも真似が出来ません。彼から学ばせてもらう事は、本当にいっぱいです。今回も一緒に踊れる事が出来て楽しかったなあ。(^^)
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彼は、徹さんと最初に出会った10年前は、彼の集中力は5分も持たなかったそうです。徹さんと共に踊り続けて、今では、集中力を全く切らさず40分以上のステージを2ステージ踊り切ります。
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人の可能性って、計り知れません。「大好きっ」という気持ち「もっと出来るようになりたい」と言う思いは、人との出会いとかかわりの中で、どんどん変化します。どんどん加速します。凄いことです。
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私は、2カ月ほどスケジュールが合わず、しばらくオープンリハーサルに行っていなかった間に、イベントの計画はどんどん進んでいて、気づいた時は、すっかり皆から出遅れてしまっていました。
そんなわけで、参加表明もかなり遅くなってしまい、徹さんのオリジナル曲の譜面も、手元に全部そろったのが、本番10日前。直前のリハーサルでなんとか、全体を把握すると言うバタバタぶり。リディアンで歌詞有のインプロだと思っていた現代曲が、譜面通りと聞いたのが、本番2日前だったりと、なかなか心臓に悪かった。(^^A
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かなりリハーサルに出遅れたものの、参加させていただけて、本当に良かったです。😄
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99.99%の曖昧を抱えて生きる。感謝と共に。
「人」の中で生きているって、おもしろいね。
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