(葉 祥明 絵・文 佼成出版社 刊)
1枚の絵。
東京、神奈川で学生生活を過ごした私は、1988年春、
ふるさと福岡へ戻り、博多駅前のビジネススクールに就職しました。
ある日、神奈川の友人から1枚の絵ハガキが届きました。
「鎌倉の葉祥明美術館に行ったので、気に入った絵ハガキを送ります」との事。
絵ハガキは、イルカの絵が描かれていました。
吸い込まれそうな絵を見て、すぐに葉祥明美術館に電話をしました。
絵本になっていることを知り、すぐに書店で1冊購入しました。
何度も、何度も、声に出して読みました。
自分に言い聞かせながら、問いかけながら読みました。
ビジネススクールに勤務し、教務課に配属され、
マスコミ企画編集専攻の授業を担当しているときに出合った1冊です。
人に出会って感動し、本に出合って感動しました。
今、考えてみると、このときの本との出合いが、
人生を大きく変える、きっかけになりました。
ふるさとの言葉を忘れていた、自分に気がつきました。
ふるさとの父や母が教えてくれた、あたたかい心を、
この本に託し読み語ります。
2000年から2025年、80代の父と母は、
大きな手術をしました。
その後、父は、高齢者福祉施設に入居、
母は、今、病院で集中治療を受けるため、入院しています。
生死をさまよう危険なときもありました。
医師から今回の手術は、難しいと言われました。
手術が終わり、生きる母の生命力に
医師は、びっくりしていました。
母は、今、話すことはできません。
私は、今、言葉を発することが
できます。
多くの皆さまに支えられ、
2025年12月を迎えています。
ひとりでも多くの方に
絵本の愛情読みを
伝えたいと思います。
よろしくお願いします。

