動画解説(49)場づくりを忘れずに | 社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

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経営者やトップアスリートのスピーチコーチ、森裕喜子が日々のプライベートな出来事などを綴ります。(2021年8月よりプライベート版に改定)

今週は雨ばっかり・・・秋をすっ飛ばして、寒〜いですね。
元気出して今回は赤い服で撮りました。

今回は、
気がつけばまだ一度も話したことがなかったテーマ「場づくり」についてです。



場づくり。

なんぞ?

「話す場所に関する事前準備」です。

スピーチプレゼンの本番を行う会場は、基本的にギブンコンディション。
主催側の依頼で講演する場合などは、特にそう。
場所ありき、時間ありき。
全部揃えてあるわけですから
話し手の希望や内容に合わせて場所を変える、なんてことはできません。

でありますから、
話す側の事前準備項目から「場」がスッポリ抜け落ちるのは至極当然。
ですが・・・実は、準備すべきこと、あるのです。


写真や映像撮影するために、プロは「ロケハン」に行きます。
事前に現場で確認してスムーズに仕事するためですね。

社員旅行の現地下見もロケハンの一種かな?
お昼はどこ、休憩はどのくらい、駐車場は混んでない?など、確認して旅程を決めます。

これらと同様に!
スピーチプレゼンでも、場を事前にチェックして本番をシミュレーションしておく。

私はこれを「場づくり」と呼んでいます。
伝わる話し手になる3大事前準備要素のひとつです。

初めての場所で話すとなると、
勝手がわからない、本番を想像できない、など余計な緊張の原因になります。
場が違うと落ち着かない・・・これは、枕が違うの眠れない・・・
と似ているような気がしますが、
とにかく、話しづらさをもたらすことは極力事前に除去したい。

慣れた社内の会議室でも、
プレゼンターとして前に立つのと、座って見ている時の景色は別物。
注意なのです。

また、音は会場の大きさや内装などで聞こえ方が変わります。
声にも場は影響するわけですね。

とは言っても、物理的な下見が無理なことも多いはず。
写真などを見ておくだけでも良いのです。

自分が話す場所はどんなところなのか?
どこに立って話し、聞き手からは自分がどう見えるのか?
イメージしながら準備やトレーニングをすると、結果がちがいます!
特に緊張しがちな方、ぜひやってみてください。

今回は場所そのものについて話しましたが、「場づくり」には様々なものがあります。
またの機会に動画でお話できたらと考えています。