【人気記事の再々編集です】
「なんだか手の位置に困ります・・・」
スピーチトレーニングで、必ずと言っていいほどいただくご質問です。
トレーニング中、私はバッチリお客様の「手」を観察しています。
よく見かけるのは、手を体の前で組んで話すご様子。
手をどこに置いたら良いか、落ち着かない。だからつい、前で組んでしまうのですが、
この時の手、「黙っている」時の手です。
例えば、ステージに上がって話す順番を待っている時。
手を前で組んで黙って順番を待っていますよね。
となれば、スピーチしよう、想いを伝えよう、の「手」ではないのです。
かといって後ろで手を組むのはさらによくありません。
「何かを隠し持っている」意味になるからです。
では、どうしたら良いか?
集中して話せていれば、まず手のことは気になりません。
つまり、手の位置に困るのは、しっかり話せていない証拠。
まずは、自信を持って話せるようにすることです。
トップリーダーたるもの、それではいけません。
大樹のごとく、根をしっかりと張って、安定して立ちましょう。 立つことが安定すると、話す行為に集中できるようになります。
やがて、手は自然と語り出し、ジェスチャーできるようになります。
*写真は「肚を決めて立つ!」とお伝えしているシーン。
トレーニング中の実際の写真なので、すごい表情ですね・・・失礼いたしました。
肚を決めて立ち、肚を決めて話せば、手は自ずと決まります。
繰り返し、手のことが気にならなくなるまで、練習してみてください。
これぞ、トップリーダーのスピーチです。