今日は午後、「全日本学生柔道優勝大会」を観に行ってまいりました@武道館。
柔道の試合を生で見るのは、実は初めてであります。
・・・皆さんもそうだと思いますけど、スポーツを観るのは好きでも大抵テレビで、ですよね。
しかし、生だと全然迫力が違う!!!
やはり、何事もナマに限る・・・!!!!
選手が技をかけたり決めたりするたびに、会場中が、ど〜ん!とどよめく。
2階席には大学の名前が書かれた大団旗がたくさん掲げてあり、
客席には熱く見守る保護者の団体やOB、日本代表の選手の方々のお姿もありました。
ああ。小さな女子大出身の私としては、経験してこなかった熱い青春・・・
そして、このような戦いを経て、選手は世界で戦う日本代表となっていかれるのだ・・・
いざ、会場に足を運ぶべし!!!
で、本日、こうしてブログをしておりますのは、柔道観戦して来たから、というだけではありません。
選手の皆さんの「お辞儀」の仕方について、私にとっては大変な発見をしたのです!
礼に始まり礼に終わる、という武道。
畳に上がる時、試合を開始する際、終了後、退場時、全てのタイミングでお辞儀をされます。
注目は、お辞儀して頭を下げる際の「手の位置」です。
今日、実際に当方スマホにて撮影したお写真を添付いたします。
ご覧ください!
本日一番応援していたチーム、日大柔道部の皆さん(白の道着)の準決勝前のお姿でいらっしゃいます。
特に、先頭に立っておられる選手のお辞儀の、その手の位置に、ご注目です!
両方の手が、腿の上にあります。
これ、これなんです!!! ヾ(@°▽°@)ノ きゃー!
何を騒いでおるんだ?森・・・と思われるかもしれませんが・・・・
実はなかなかお目にかかれない美しいお辞儀なのです。涙。
みなさま、実際に自身でお辞儀される時、手はどこに置いておられますか?
大抵のビジネスマン、大抵の日本人のお辞儀で頭を下げる時の手の位置は
手を脇にピタッとつけたままか、あるいは、
手を胃の前に組んで肘を貼り出す(エレベーターガール式と私は言っているが)
あるいは、
お尻を手で隠すようにする。
が、多いのではないでしょうか。
とほほ。
スピーチプレゼンをする際のお辞儀は、
いかに良い話をするか、いかに良い声を出すか?に関わるもの。
ゆえに、お辞儀は「カラダ本来の機能を最大化できるもの」が良いわけです。
となると、頭をさげる際には、この選手の皆様のように、手は腿の前に来る!これがベストです。
この源をたどると、武家礼法の真髄である「弓馬術礼法小笠原流」になります。
武士が体本来の機能を活かした効率的かつ実用的、さらに美しい体の使い方。
それが礼法。
柔道にも、同じお辞儀を発見〜!ヾ(@°▽°@)ノ
全ての選手の皆さんが、このお辞儀だった〜!!!! (感動)
なぜ腿の上に手が来るのか、については、解説すると長くなるので今回は割愛します。
*詳しくはぜひ、
小笠原流三十一世宗家 小笠原清忠先生
小笠原流次期宗家 小笠原清基先生
のご本などをどうぞ・・・・
ああ、今日は改めて、良い発見をさせていただきました。ありがとうございました。
全ての選手、監督、先生方、どうぞ、今日はゆっくり体を休めてくださいませ。
そして、次は、もっともっと、強くなれ!!!!!
応援しております。
森裕喜子