英語とプレゼンを同時に強くする | 社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

経営者やトップアスリートのスピーチコーチ、森裕喜子が日々のプライベートな出来事などを綴ります。(2021年8月よりプライベート版に改定)

トランプ大統領が就任100日を迎えた4月29日の演説。

"I could not possibly be more thrilled than to be more than ・・・"

「私は・・・・以上にスリルを感じさせられたことはない」の意味合いだが、
possibleを否定形で表すことで、逆説的に強調している。
う〜ん。英語らしい表現だなあ。

日本語訳は「感無量です」
なるほど!
心が動いた量を「たくさん」ではなく逆に「無」とすることで
英語とは別切り口の逆説的表現!
むう〜、こちらも、通訳者のセンスが光ってるなあ。



スピーチプレゼンもほんの少しの言葉選びで印象が変わる。
普段使う言葉は、知らず知らずのうちに、ある程度決まった範囲から選んでいるものだ。
それがその人らしさとも言えるのだが、一方、変化に乏しくもなるし、
話している自分としても、なんとなくマンネリ感が拭えない。

言葉選びのセンス。
どうやって強化するか?
日本語を一旦飛び出して、英語を使って見てはどうか。

「とても感動しました」とすれば ストレートでありきたりな印象になる。

「感無量です」であれば 豊かに思いが膨らんでいくような感じがする。

あるいは、先ほどの英語の表現をそのままいただいて
「これ以上にドキッとしたことはありません」と否定形を使ってみると、
言葉に動きが出て表現が生き生きしてくる!

言葉選びに困ったら、
英語では何というか?を考え、それを日本語に直訳してみたら面白い。
英語に限らず、イタリア語やフランス語、ドイツ語、あるいは中国語・・・
きっとその言語の個性で表現が豊かになるはず。


外国語習得と同時にスピーチプレゼンに磨きがかかる。
一緒に学んでいけたら一石二鳥!
ぜひ、チャレンジしてください。
 

森 裕喜子