それは・・・
私の講義が、カタカナ言葉が多くてよくわからない、というご意見でした。
ガーン ( ̄◇ ̄;)
その日の受講者の方々は、とある業界の特殊技術者。
いわゆる一般ビジネスマンとは異なる属性でした。
わかっていた上でお話ししたつもりなのですが、
数名の方がそう感じておられたのです・・・うう・・・。
申し訳ありませんでした。
例えばどんなカタカナを使っていたか。
「プレゼンにはデリバリーとコンテンツがある、とお話ししましたね。
今日はコンテンツについてです。
コンテンツは、ファクト情報だけだと伝わりにくいのです。
他に何が必要か?今日勉強しましょう」
・・・。これだけ書いても、カタカナが6回。
いずれもプレゼンやコミュニケーション上で一般的に使われる固有名詞です。
日本語の意味も加えてお伝えしているのですが、
カタカナが多くて理解しずらいと感じられるのは、ごもっともかもしれません。
外国語習得の際も、同じようなことが起きます。
単語を理解できればなんとかなりますが、
聞きなれない単語で「?」と思考が止まってしまうのです。
同じようなことを自分もやってしまっていた・・・。
伝わるように話さなければ意味がない!
と言っている私が、これではいかんのです!!
猛省しました。
カタカナ言葉に限らず、
専門用語や業界用語は、聞き手には理解不能な「固有名詞」になることがあります。
まずひとつめの対応策は、
固有名詞を平易な言葉で言い換えること。
お客様に商品を売るような場合であれば、これが一番よいですよね。
ですが、勉強など特定の目的がある場合は
聞きなれない固有名詞を覚えてもらう必要もあるでしょう。
そんなときには、もうひとつの対応策。
「固有名詞」と「平易な言い換えの言葉」をセットで伝える方法です。
「コンテンツ、つまり”内容”のことですね」
こんな風に1~2度、セットで話しておけば済みます。
それにしても猛省したその日は、
ちょっと聞きなれないカタカナ固有名詞が確かに多かった。
言い換えの回数を増やすべきでした。
その思いを新たにした日でした。
森 裕喜子