カタカナ言葉は伝わらん! | 社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

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経営者やトップアスリートのスピーチコーチ、森裕喜子が日々のプライベートな出来事などを綴ります。(2021年8月よりプライベート版に改定)

先日ショックだったこと。
それは・・・

私の講義が、カタカナ言葉が多くてよくわからない、というご意見でした。

ガーン ( ̄◇ ̄;)

その日の受講者の方々は、とある業界の特殊技術者。
いわゆる一般ビジネスマンとは異なる属性でした。

わかっていた上でお話ししたつもりなのですが、
数名の方がそう感じておられたのです・・・うう・・・。

申し訳ありませんでした。

例えばどんなカタカナを使っていたか。

「プレゼンにはデリバリーとコンテンツがある、とお話ししましたね。
今日はコンテンツについてです。
コンテンツは、ファクト情報だけだと伝わりにくいのです。
他に何が必要か?今日勉強しましょう」

・・・。これだけ書いても、カタカナが6回。

いずれもプレゼンやコミュニケーション上で一般的に使われる固有名詞です。
日本語の意味も加えてお伝えしているのですが、
カタカナが多くて理解しずらいと感じられるのは、ごもっともかもしれません。


外国語習得の際も、同じようなことが起きます。
単語を理解できればなんとかなりますが、
聞きなれない単語で「?」と思考が止まってしまうのです。

同じようなことを自分もやってしまっていた・・・。

伝わるように話さなければ意味がない!
と言っている私が、これではいかんのです!!
猛省しました。


カタカナ言葉に限らず、
専門用語や業界用語は、聞き手には理解不能な「固有名詞」になることがあります。

まずひとつめの対応策は、
固有名詞を平易な言葉で言い換えること。
お客様に商品を売るような場合であれば、これが一番よいですよね。

ですが、勉強など特定の目的がある場合は
聞きなれない固有名詞を覚えてもらう必要もあるでしょう。
そんなときには、もうひとつの対応策。
「固有名詞」と「平易な言い換えの言葉」をセットで伝える方法です。


「コンテンツ、つまり”内容”のことですね」
こんな風に1~2度、セットで話しておけば済みます。


それにしても猛省したその日は、
ちょっと聞きなれないカタカナ固有名詞が確かに多かった。
言い換えの回数を増やすべきでした。


日々、基本を忘れずに・・・。
その思いを新たにした日でした。

森 裕喜子